『SHERLOCK』 | 翻訳家の毎日

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録画をするだけして、長らく放置していた英国ドラマ『シャーロック』。


見始めたら止まれなくなり、ご多分に漏れず、ベネディクト・カンバーバッチにフォーリンラブheart01 

やっぱり、シャーロック・ホームズは、クールな長身痩躯のイギリス訛りじゃなくっちゃね!


心なしか、肌につやが出てきたような……(笑)。

そういえば、ママ友が言っていました。「ときめき」は大切だって。


本ドラマは、原作のエッセンスはしっかりと反映しつつ、時代を現代にうつしています。


息もつかせぬスピーディーなプロット、粋な映像、過不足のない音楽。


でも、私が何よりも好きなのは、シャーロックをめぐる人間模様の描き方。


自称"high-functioning sociopath"(高機能社会不適合者)のシャーロックは、確かに空気を読めない(読まない)し、思った事をすぐに口に出すし(わざと?)、おかげで、まわりにうとまれることもしばしば。


でも、ワトソンをはじめ、兄のマイクロフト、検視官のモリー、大家のハドソン夫人、レストレード警部など、数は少なくても、大切な人の心はしっかりとつかんでいるのです。


みんな、なんだかんだいって、それそれの形でシャーロックを愛しているんですね。


イギリスでは、来年2016年にシーズン4放映されるとか。待ちきれません……。


録画は吹替えだったので、いま、DVDを借りてきて、字幕版で見直しているところ。それでも飽き足らず、英語字幕が出せるイギリス版DVDを買っちゃうかも……。


それにしても、いまは便利な世の中になりましたね。


youtubeを開けば、ベネ様のインタビューが好きなだけ見られます。


が、しかしである。


英語が半分くらいしか聞き取れなくてショック。


英語が公用語の国際機関を退職してから、早13年。


Reading力は、仕事である程度鍛えられていますが、ListeningとSpeakingの筋力は、トレーニングを怠ってきたため、見事に衰えてしまった模様。ううう。


ときどき、youtubeで勉強しよう……。


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ところで、コナン・ドイル著の「シャーロック」シリーズ。


そういえば、原作(英語)は読んだことがないな、と気づき、キンドル版をポチッ。


イラスト満載(シドニー・パジェット含む)の全集が、たった300円ですぞ。



sidney_paget


本好きにありがちな電子書籍敬遠派でしたが、慣れれば、辞書機能も使えるし、ハイライトも検索もできるし、非常に便利。


もちろん、紙の感触も捨てがたく、そのときの気分や目的に応じて買い分けていますが。


シャーロックとカンバーバッチで、しばらくは生活に彩りが。ふほほ。