随分と久々の更新になりますが…

MTXと生物製剤(エンブレル)によって寛解状態が続いております。
発症部所のカカト内側の腫れも消え去り、痛みなどは一切なくなりました。
(MTXと生物製剤の開始はリウマチ診断から約2ヶ月後)

MTXと生物製剤の使用開始当初、いちばん恐れていた副作用である"免疫力の低下"などは
今のところ(約1年使用)起こっておらず、
むしろリウマチ発症以前は年に何度も風邪を引いていた自分からすると、
イソジンによるうがいや石鹸での手洗いを気遣っているせいか
風邪をひかなくなった健康的な一年だったと感じています。

さて、今後は生物製剤をやめていく過程になります。
エンブレルを始める当初から「注射をして、落ち着いたら一年でやめる」と医者から言われていたため、
あと数カ月で注射はやめることになります。

薬を一切使わなくなることができる病気なのか?
やはりMTXは一生のみ続けるのか?
僕自身の体で検証していきたいと思います。

同じ病気で悩まれているかたに少しでも情報で足しになればと思います

自分はエンブレルを使用しており他の生物学的製剤については情報がありませんが、
このエンブレルの使用感などについてなるべく想像しやすいように使用法や体感、経費などを書きます。

・エンブレルを使ってくれ、と医者側に伝えたその日から使用開始。
当然最初は病院内で注射。医者ではなく看護師さんが処置室で注射。
取り寄せ式?のようで30分~1時間は待合室で待たされました。
レクチャーを受けながらも看護師主導で注射されます。詳しくは過去の記事にありますので
そちらを参照ください。

・その後毎週病院に通い、
看護師さんによる注射が2,3回あります。
これは患者側が「もう自己注射でOKです!」と判断するタイミングによりますが
だいたい2,3回までは病院側で打ってもらうようです。つまり開始2,3週間はレクチャーのため通院します。

・その後は月1回病院に通い、採血⇒診察⇒(エンブレル)処方。
診察にて採血の結果報告と注射1ヶ月分(4本)を処方されます。
※エンブレルは一回分でおよそ1万円なので、
消炎剤+MTXを合わせて薬局での支払いには5万円弱財布に入れておく必要があります。
保険組合によりますが、多くは戻ってきます。ちなみに僕の場合は毎月2万円を超えた費用は還元されます。

・自宅で自己注射になってからは、
まず冷蔵庫から注射をひとつ取り出します。常温になじませるため30分机の上で放置。
そのうちに体温計で体温を測って、患者手帳に体温と今回注射する部位、日付を記します。
注射部位は腹(へその左右)と左右ふとももの計4箇所から自由に注射箇所を選びます。
あとはレクチャー通りに注射という流れです。
これは自己によりますが、補助器具も使えます。深くまで刺さらないような器具で、自分はこれを使用しています。
刺した部分を採血後のようにエタノールの消毒布でサッと拭いて終わりです。
冷蔵庫から注射を用意して体温計測などを含めてだいたい30分で自己注射は終わりです。

さて、MTXを3ヶ月・生物製剤を2ヶ月使用して
炎症(CRP)とMMP-3がどう変化したかを記します。

ごちゃごちゃと細かい数値と経過を記そうと思いましたが、
ややこしくなるだけなのでやめました。
簡潔に書きます。

CRPはさらに低下して、先月よりさらに改善がみられました。
"0.04ミマン"という、これ以上下は計測できない?ような数値でした。

そしてMMP-3という数値も大幅な改善が見られていました。
「CRPは下がってもMMP-3はなかなか下がらない患者さんが多い」とは医者談。
先月もCRPが大きく改善されましたが、そのときには医者の態度からはこれがどの程度よくなっているのか
まったく読み取れませんでしたが、
今回は若干驚いているような感じをみてとることができました。
「メッチャ下がってる」と、「めっちゃ」という発言に業務的でない面をみたわけです。

というわけで、初期から朝と晩に毎日2回服用していた"セレコックス"という消炎剤は
痛みがなければもう飲まなくていい。といわれました。
ちなみに、
このセレコックスと同じ効果をもっている"ロキソニン"。
ぼくはこちらの薬を飲んでもまったく効果が見られませんでした。
ほぼ同じ効果なので、ロキソニンの効果に疑問をもっておられるかたはセレコックスに変えてみるのもいいかもしれません。