南月たいようの人生旅行記

南月たいようの人生旅行記

「世界一周人生は夢の旅!」


南月たいようです。

2014年にプロレスラーを引退してから世界一周の旅へ。こちらは旅の記録ブログ。

今現在は女子プロレス団体SEAdLINNNGの代表取締役に。

SEAdLINNNGサイト→seadlinnng.com

【南月たいようが語るハイスピードの魅力】

◯そもそもハイスピードとは?(コンセプトは?)

技術や体力が身に付いて自分のものになっているか?自分からの挑戦状です!
ゆっくりやって極められるものが、スピードが出ると粗が出たり威力が軽減してしまったりするので。
そのあたりの改革と、女子プロレスの更なるスピードアップが目標!


◯ハイスピードがスタート(誕生)したきっかけは?
旗揚げ当時、選手が高橋奈七永しかいなったので、ナナエさんに南月プロデュースの試合を1試合と、レフェリーをやらないか?と提案された事がきっかけです。代わりのきく人間がSEAdLINNNGに居ても意味がないと思ったので、南月たいようだからできるレフェリングを考えました。
あとは、女子プロレスにスピードはなくてはならないものだと思っているからです。


◯通常のプロレスとどう違うのですか?
1.倒れている相手にはロープワーク1往復しなければならないので、スタミナ配分、温存、ができない分、より限界のその先が見れる!

2.カウントが速い分、休む暇がないので試合展開が早くなり、面白い!


◯ハイスピードの基本的なルールとは?

★投げ技、打撃などにより倒れている相手、横になっている相手にはロープ1往復してからでないとフォールは認められない。


★その場の丸め込み技、関節技に関してはロープワークなしでもフォール、ギブアップが認められる。


★全てのカウントは高速。




◯ハイスピードの魅力は?
心技体備わっている人しか出せないクオリティー。または足りない部分が露わになるので、選手のいつもと違う必死さが見れるところが魅力的!


◯どの辺が見どころですか?(ハイスピードの楽しみ方)
咄嗟の判断で動くことになるので、その場その場で新しい動きが次々生まれ、選手の通常出さない技や、動きが見れるところ。
選手個人の鉄板ムーヴをハイスピードに持ち込むのは至難の技!


◯どのような選手がハイスピードに適応できるのですか?
見た目の速さがクローズアップされがちですが、判断力の速さだったり、洞察力の速さだったり、そういう思考回路や神経系全て含めハイスピードという分野だと自分は定義していますので、誰が適応できるか?というより、全員適応できなくてはならない分野だと思います。

◯ハイスピードの奥義とは?
自分がずっと言っていたのは近道して速いのは当たり前で、遠回りしても速いのがハイスピード。つまり、闘いにおいて通すべき道理を端折らないという意味です。
更に、ウェイトが軽くて速いのは当たり前、小さくてもパワーがある、軽くても威力がある、という逆説的なスタイルに自分は拘っていました。


◯駿河メイ選手、星月芽依選手。この2人はいかがですか? 能力とか、向いてる向いてないとか。
駿河選手の素晴らしいところはオリジナリティに溢れているところ。
どこかで誰かがやってた、と思うような動きをしないところ。でもまだまだ開けられていない引き出しが沢山あると思うので、ハイスピードでどんどん見つけていってもらいたいです。女子プロ界の宝箱です!

星月選手は成長速度そのものがハイスピード!マーベラスさんの新人はコスチュームにしても皆同じ形の水着、皆同じような技しか持っていない。でも見た目や持ち技で、人との違いを付けるのは簡単なんです。誰もがやるような技(例えばドロップキックや首投げなど)で人との違いを見せられる選手が自分は凄いと思っているので、テクニカルなこの分野で手持ちの技が少ない中、あそこまで魅せられる星月選手は新しいハイスピードを作ってくれそうです!


◯世志琥選手、松本選手はいかがですか?
世志琥の凄いところはデカくても動けて、スピードがあるところ。
世志琥も自分で言っていたんですけど、ハイスピードには十分対応できると思います。何故ならばデビュー前から世志琥の練習を見てきたのは南月たいようだから。現役の頃、川崎葛飾最強伝説というタッグチームで一緒にベルトも巻いていました。自分のフルスロットルの速さにも余裕で付いてきていた世志琥。世志琥が女子プロ界に居る限り、誰もデカイことを言い訳にできませんね!!!

松本選手は皆が5発、10発でぶっ壊せるものを、1発でぶっ壊せるところがハイスピードだなと思います。ハイスピードの概念はそれだけ無限です。あとは、その場の丸め込み技や関節技に関しては、ロープワーク1往復しなくてもいいという、このハイスピードルールを小さい人とは違った形でどう攻略してくるのか?経験も実績もある松本選手の手腕が今こそ試される時だと思います。


◯今後ハイスピードをどのように発展させていきたいですか?(南月の理想のハイスピード像)
最終的な理想は、カウントを通常の速度にしたいです。レフェリーのカウントに煽られなくても皆速い!という。
1試合の中で、もしくは全興行通しても1カウントで肩が上がったという数を数えたら10回もいかないと思うんですよ。
終盤だったりダメージがあったりなら分かるんですけど、スタートからノーダメージで片手で押さえられる位のフォールでも、2まで聞くんですよね。ハイスピードルールで皆の体感速度が上がったら、もっと序盤の1カウント上げが増えて、展開が速くなり、よりスリリングになる。その時にどんな女子プロレスが生まれるか?
今はまだ色々な部分で道をなぞっているところが女子プロレスにはあると自分は思うので、見たこともない景色を見たいです。

その第一歩として10/6タッグのタイトルマッチ、メイメイが勝ったらビヨンドザシーのベルトをハイスピードのベルトにすると公言してくれているので、楽しみに期待しています!




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