2019.4.28~5.1 悪魔の涙
夏川です。2019年4月28日~5月1日まで平成から令和に変わるタイミングで舞台にたたせていただきました。役者として嬉しい限りでした。本当に。なんだか こうやってブログを書いてしまうと本当に終わってしまうような、そんな気持ちになってなかなか手がつけれなかった。そう思えるような素敵な座組に出会えた、そんな舞台でした。3.4.5月と連続で舞台が決まってたのもあって3月はほとんど稽古に参加できなく、4月から本格的に参加したみたいな。個人的にはそんな気持ちです。3月と4月の頭辺りは ほとんど演出がつかず 自分の感じるようにやらせて頂けました。おかげで すごく心に残る、思い出深い付き合い方が出来たように思います。台本を読んでいくうちに私の中での岩田愛美さんは本当に子供みたいな人で。私、全然嫌いになれなかったなあ。パッと読んだ感じだとすごく嫌なお母さんのようなんだけど愛美さんにもたくさんいろんなことがあって。いろんなことを感じて。彼女の本来の性格があって。そうして 今の愛美さんがいて。そこに夏川自身の経験や思い出や考えを乗せて、そうして一緒に生きた岩田愛美さんがいたんだけどもいつまでも舞台上や画面上で生きていたのかちゃんと生きてる人間にみえるのか、ってのはずっと課題だね。舞台も映画も なんであれ、その人が生きてきている過去現在未来を切り取られた中で観せて 共感や反感とかに変わって、観てる方々の何かに引っかかれるように。それが私が思う、私が目指す役者像なんだけど愛美さんは 観ていただけた方の記憶に残ったんだろうか。千秋楽終えたあと 毎回考えてしまう。実は 舞台上にはなかったんですが 夫である良介さんと、愛美さんには別台本があったのです。2人の 出会いや結婚、娘である あみりが産まれ、良介さんが亡くなってしまうまで。ぜひ 観てもらいたかったなあ。残念。パンフレットにも書いたんだけど 私の個人的な考えで人にはひとりひとり自分の正義があって それって間違ってるし正しいものなんだと思うんだけどそれがあるから 人はみんな個性を持って生きて、それがあるから 人はぶつかり合ったり仲間になったりするんじゃないかなって思っててね。私が一緒に生きた愛美さんの正義は良介と、実はあみりもだったんだよね。だけど 大好きな良介との娘である あみりにすらつらく当たってしまうくらい いっぱいいっぱいで。そんな人のように感じました。あー、やっぱ、ブログとかで文章まとめるのとても苦手だ。。笑これから先、彼女が笑って 幸せに生きていってくれると嬉しいなあ。彼女をもっと知りたかった。もっと観てほしかった。後悔がたくさん。実力不足。悔しい。この 悪魔の涙 ってのは出てくる人みんながそれぞれその人を軸に1本書けてしまうくらいの人達ばかりだったなぁ。と思います。いつか 作者の安城さんが描く、みんなの人生を観てみたいな。思い返しても 素敵な時間でした。本当に 来て頂いた方、座組の皆様、スタッフして頂いた方、act「Tokyo」さんをはじめ携わった全ての方々には感謝でいっぱいです。私自身たくさんの課題や思い、いろんなことがまだまだありますがそれを踏まえ また次もその次も、ずっと頑張っていきます。素敵な時間だったな。有難う。夏川未羽