nao's ad and marketing -110ページ目

堀江さんのアクション-インターネットとメディアの融合-

堀江さんが頑張っています。週末は、たくさんの番組に出演されていたそうですね。私はまったく番組を拝見していないのですが、週明けのニュース・ワイドショーを見ると、どうも世間はこの動きに対して否定的に見られている方が多いご様子。残念で仕方ありません。

数年後には、すべての地上派放送が、デジタル放送に切り替わります。すでに首都圏では、デジタル放送が始まっていますね。現行テレビ局の取り組みで、果たしてこのデジタル放送に対して、新しい取り組みができているところがあるのでしょうか?

デジタル放送になれば、いろいろなことができるようになる!と言われています。ドラマに出てくるタレントが着ている服が気に入れば、リモコンを通じてその場で注文できてしまうでしょうし、料理番組を見て、今夜のおかずはこれにしよう!と思えば、近所のスーパーから食材がすぐに届く、なんてお気楽な生活も思い描けます。

現在、地方ローカル局では、毎日夕方の時間ローカル番組を放送するところが増えてきています。そこ番組とタイアップでどこかのスーパーあるいは、食材チェーン店が手を結べば、あっという間にできてしまうサービスですね。

ただ、デジタル放送の可能性は、こんなものではありません。インターネット一本でプロモーションやマーケティングに取り組んできた企業のノウハウすべてが、きっとこのデジタル放送には取り込まれる要素を持っています。現在もインターネット発のサービスが既存のメディアや売り場を脅かすサービスを展開しようとしています。生活者からすればありがたい話ですが、企業からすれば、本当に視野を広げながらビジネスを展開していかないと、生き残れない時代になってきました。

そんな暗中模索といってもいい状況の日本に対して、ご存知のとおり、アメリカは日本よりも3年先を行くインターネット社会です。企業の買収活動も日本の比ではないくらい、活発に行われています。もし、そんな彼らがノウハウを持って鳴り物入りで日本のメディアに乗り込んできたら‥。結果は見えていますね。

残念ながら、キー局を始めとするテレビ局でさえ、インターネットをまったく活用できていません。生活に密着しているテレビ、新聞は、インターネットとの共存を拒否しているかのようにすら見えます。デジタル放送が始まり、コンサルタントの指導を仰ぎつつ、彼らがゼロからサービスやビジネスを作り上げているようでは、堀江さんの話しではないですが、きっと「あっ」という間に外国資本に取り込まれてしまうことでしょう。

いまのビジネスには、「スピード」が要求されています。livedoorは、「買収」「売名」ばかりが先行して取り上げられていますが、彼らがインターネット上で行っているサービスは、日々「トライ&エラー」を繰り返し続けながらどんどん進化していっています。そんな彼らの取り組みが早く従来のメディアと融合して、よりよいサービスを私達に提供してくれることを願ってやみません。