★第40話★入院!陣痛レベル5☆【長男出産レポ②】
2004年12月30日の22時に定期的なお腹の張りと、おしるしでおかかは、里帰り先の産院に入院しました!夜間出入り口から入り、受付を済ませ案内されたのは、出産後赤ちゃんと一緒に5日間過ごす、入院室でした☆この産院は、おかかの地元の町で唯一の個人の産院でホテルの様に綺麗で、ゴージャスな産院でした田舎ゆえに、一つ一つの個室の広さも十分で、洋室と和室が選べましたおかかは、入院説明の時から、迷わず和室を希望していました何故なら和室は、部屋の入り口で靴を脱ぐシステムで、畳のスペースが広くお見舞いに来たマーシーがゆっくりできるしオカンや弟達が来ても、みんな座って、ゆっくり赤ちゃんを見れると思ったからですそして何より、おかかが畳の上でゴロゴロするのが好きだからです産院が用意した、とってもラブリーなおさん着に着替えてベッドにゴロンと寝ころびましたベッドの横には、赤ちゃんを寝かせるためのコットが置かれていましたと、思うと、ニヤニヤが止まりません助産師さんによって、お腹にスポンジみたいな生暖かい装置を、2つ付けられました一つは、おかかのお腹の張りを、計測する機械でもう一つは、赤ちゃんの心拍を診る機械だそうですこの装置をつけたまま、陣痛が強くなるのを待ち子宮口が最大まで開いたら、分娩室に移動するそうです若草色の畳と、淡い黄色と、ピンク色の空間に心が躍りましたと、ルンルンしていたのは最初の一時間・・・・だけでした・・・・―――入院から1時間後の、23:00明らかに、お腹の張りの様子が変わりましたこの瞬間こそが、本当の、長い長い地獄・・・・間違えた長い長いお産の、始まりだったのです!!マーシーは、部屋の隅っこにある座椅子をリクライニングで倒し、腕を組んで完全に寝る体勢になっていましたと、おかかが言ってもと、適当に返してきますと、お腹をさすりながらと、お腹に話しかけていました――――さらに1時間後の、00:00日付は変わり、2004年の大晦日の日になりましたお腹をさすってもさすっても、痛い!!!普通に息をしていられないほど、お腹の痛みは強くなっていましたしかも、今まで経験した事の無い種類の意味不明な痛みにおかかは、恐怖を感じていました赤ちゃーん!頑張ろうねー!・・・なんて呑気な事は、もう言えませんでしたと、マーシーに訴えてもと言いながら、眠そうにするマーシーにイラァァァァァ!と、しつつもと、お腹をさすり続け陣痛が終わるとホッとし次の陣痛が来るまでの間、トイレに行ったりマーシーと話したりしましたしかししかし!更に、1時間後の、01:00もう、おかか一人で耐えられる痛みでは、なくなっていました陣痛が来ると同時に、全身に力が入り、痛みで体が震えます油汗が噴き出し、このまま痛みでショック死するんじゃないか!?という不安に襲われましたおかかの涙の訴えにマーシーはやっと、座椅子から立ち上がりましたマーシーはベッドに腰を下ろしおかかの腰を、ユサユサとゆすりましたしかしそれが下手過ぎて!と、マーシーのさすり方の下手さに、速攻キレるおかかこの痛みを乗り越えるには、優秀なさすり手の協力が不可欠だと思いました痛みが来る度おかかは「もっと!!違う!!下手くそ!!もっと強く!!そこじゃない!!バカ!!早く!!もっと!!」と、マーシーを怒鳴り続けましたと、つぶやくマーシーにイラッ!痛みが来るたび、全力でさするマーシーと全力で耐えるおかかそれを、何度繰り返したでしょうかと、マーシーと考えが一致し入院から4時間後の02:00ナースコールを押しました―――――そしてやって来た、とっても若くて可愛い助産師さんにと言われ、マーシーは部屋から出て行きました助産師さんは、赤ちゃんの心拍と、おかかのお腹の張りを計る機械から、トイレットペーパーの様に出て来る紙を見てと言って、右手にピチっとした手袋を装着しおかかの脚を、グイッと、M字に広げましたそして・・・・ズショッ!と指を突っ込みグリグリと手首を返して、子宮口の開き具合を確認していますと、助産師さんは言いますがこのグリグリがまた痛くて、息を止めずにはいられませんと、首をかしげながら何度もグリグリする、助産師さん入院時の子宮口の開きが【2センチ】だったのでそこから、4時間も経過しているしこんなに痛い陣痛が続いているのだから・・・・もう、子宮口の開き具合は、全開に近いんだろうな・・・・と、おかかは思っていましたが!と言って、おかかのお股から指を抜いた助産師さんは、笑顔でと、言いました・・・そして続けてと、言いましたおかかは、あまりの予想外の言葉に頭が真っ白になりました・・・と言って、部屋を出ていく助産師さんにおかかはと、心の中で絶叫しましたと、そう言われると、思っていたのに・・・・助産師さんの登場は痛みの終了を告げる天使が舞い降りたかのように、思え助産師さんの退室は地獄に一人置き去りにされた様な、気分でした子宮口というものは10センチまで開かないと、赤ちゃんが出て来れないみたいで強い陣痛が来れば来るほどどんどんと、開いていくものなのだそうですこれより痛い陣痛が、本当にあるのか本当にあるとしたら、それって、おかかも、赤ちゃんも、死んでしまうのではないか?これ以上痛いって、何!?こんなに痛いのに、まだ3センチしか子宮口が開いていないという事実におかかは絶望を感じました・・・―――しかし、絶望を感じていても絶えず陣痛は、やって来ますもうヤダ!!無理!!と、泣きながらマーシーに八つ当たりをしまくりながら、陣痛に耐えます何度も、何度も、それを繰り返しそして2時間が経ち入院から6時間後の04:00再び助産師さんが登場しましたズショ!!グリグリ・・・「おかかさん!頑張って!赤ちゃんも頑張ってるからね!」ジー―――――・・・・と、音をたてながら絶え間なく、記録用紙を排出していく機械を見つめ・・・・おかかは心の、底の、底から・・・・・・・・と、思うのでした・・・・●ぼちぼちおかかの日本一出来損ないのおっぱい●🌟第40話🌟入院!陣痛レベル5☆おわり♡動画バージョンも是非♡👇👇👇