株式会社 ランドサーベイ http://www.landsurvey.jp/
第53次南極行動を振り返って(総括)
振り返ると、今年の53次隊行動は、私にとっても急なお話であった。
昨年の5月に行われた、東京大学での52次隊の成果報告の時であった。
この越冬中に、観測史上最高の積雪を観測し、今一度南極での測量を余儀なくされるという非常事態。。。
それも、日本ではあらかじめ準備するものは一切なく、南極昭和基地到着時の状況判断をしながらの測量。
正直不安もあったが、それ以上に楽しみの方が大きかった。
なぜなら、昨年一緒に夏作業を行った越冬隊員に再会できる喜び。
今年は南極到達100周年。そんな記念年に参加できる喜び。
経験者として、少しは余裕をもてるであろう南極生活。
しかし、蓋をあけてみると、18年ぶりの接岸断念・・・
これで、夏作業の予定は大幅に変更を余儀なくされた。世界に誇る砕氷艦「しらせ」を持っても、厳しい環境に
は太刀打ちできない自然の厳しさ。
一筋縄にいかない。。。それが、南極観測であろう。
帰国後も、様々な方から「貴重な体験だね」って言われます。
まさにその通りです。普段、日本では知り合えることのない、様々な分野の方々と知り合えること。
決して日本ではできない体験・経験。
全てにおいて、2年間この観測隊に携われたこと、大変うれしく思います。
このチャンス与えてくださった、当社(株)ランドサーベイには感謝です。
今後はこの恩を、仕事で返していけるよう、かんばって参ります。
最後になりますが、このブログをお読みの方へ。
測量・不動産登記等のご相談は、㈱ランドサーベイまでご一報をいただければと思います。
詳しくは(株)ランドサーベイ ホームページ
をご覧になってください。
南極より近い場所なら、全国どこでも伺います。
BY 南極測量人
「退艦」
2012/3/17
出国手続きも終わり、「退艦式」が行われた。
飛行甲板にて、観測隊長、「しらせ」艦長からの挨拶の後、自衛官に見送らながら観測隊員は「しらせ」を後にした。
そんな矢先、日本でも驚く発表を耳にしたと思う。
砕氷艦「しらせ」舵を破損・・・
我々観測隊には、事前に「しらせ」側より報告はありましたが、ついに発表が・・・。
詳細は以下のホームページに記載。