FIFAクラブワールドカップ総評
今年のFIFAクラブワールドカップは12月11~21日に行われました
クラブ世界一の座は、欧州王者マンチェスター・ユナイテッド
そして、アジア王者ガンバ大阪は世界3位に輝きました
昨年に続き、アジア王者として出場するJリーグチームが世界3位になるのは、とても喜ばしく、すばらしいことです
が、そこからの壁がやはり高い気がします
ただ、Jリーグ自体もチーム数が年々増えてきて、全体の実力の底上げを図っていけば、レベルの高いものになって、近付いていけるのではと期待しています
MVPは3得点で大会得点王のウェイン・ルーニーが獲得
クリスティアーノ・ロナウドはシルバーボール賞受賞
得点こそ1点にとどまったものの、彼のプレーに心躍らされたサッカーファンは数知れずいることだろう
今回のFIFAクラブワールドカップを区切りに、2009年・2010年はアラブ首長国連邦での開催となり、2011年にまた日本に帰って来ます
さらに大会のレベルもアップして、日本に戻ってくるのを楽しみにしています
FIFAクラブワールドカップ準決勝
FIFAクラブワールドカップ
準決勝 第6戦
18日19時30分◇横浜・日本
28′ ネマニャ・ヴィディッチ(マンチェスター・ユナイテッド)
45′ クリスティアーノ・ロナウド(マンチェスター・ユナイテッド)
74′ 山崎雅人(ガンバ大阪)
75′ ウェイン・ルーニー(マンチェスター・ユナイテッド)
78′ ダレン・フレッチャー(マンチェスター・ユナイテッド)
79′ ウェイン・ルーニー(マンチェスター・ユナイテッド)
85′ 遠藤保仁(ガンバ大阪)
90′ 橋本英郎(ガンバ大阪)
FIFAクラブワールドカップ準決勝
ヨーロッパ王者、マンチェスター・ユナイテッドが登場し、アジア王者、ガンバ大阪と戦います
この試合は是が非でもこの目で、生で観たいとチケットを入手
(記事は「世界の舞台への切符」
)
横浜国際総合競技場で観て来ました
結果はご存知の通り、マンチェスターUがガンバ大阪を5-3で下しましたが、点の取り合いのような展開で、すごく内容の濃い見応えのある試合でした
こんな素晴らしい試合を観られてよかったと、満足の行くものでした
今回初めて、カテゴリー1での観戦でしたが、選手に近く、臨場感溢れる感じが身に伝わって来ました
試合前のウォーミングアップで、選手たちがピッチに現れた瞬間、盛り上がるスタジアム
いよいよ世界レベルの試合が今から目の前で観られる、気持ちが高揚してくるのが分かりました
スターティングメンバーも豪華
ベテラン陣とフレッシュな若手との融合
ガンバ大阪には負傷欠場の選手が数名いたのが残念です
試合は…
ガンバ大阪が序盤からパスを繋ぎ、リズムを作ると果敢にアタックを仕掛け、五分五分の展開に見えたが、コーナーキックからヴィディッチが頭で流し込み、先制
その後も膠着状態が続くが、またもコーナーキックからのセットプレーをものにする
クリスティアーノ・ロナウドが高い打点からヘディングで追加点を奪う
前半を終え、0-2で折り返す
後半、29分にマンUがついにウェイン・ルーニーを投入する
すると、すぐにガンバ大阪の山崎が橋本からパスを受け、抜け出して、ゴールへ流し込む
これで、1-2として、次の1点に注目する展開に…
だが、すぐに投入されたばかりのルーニーがトラップから相手の裏をとり、ゴールへ流し込み、すぐさま突き放した
その後も、フレッチャー、ルーニーが点を重ね、1-5としたものの、ガンバ大阪がまだ食らいつく
相手DFのハンドから得たPKをコロコロPKの代名詞で有名な遠藤が確実に決める
さらに、後半終了間際にも橋本がボールをゴールに突き刺し、粘りを見せた
マンチェスター・ユナイテッドも攻勢に出ていたものの、ガンバ大阪がアジア王者としての底力を見せ、今季初の3失点を浴びせたという結果はすばらしいと思う
ただ、やはり欧州王者
伝統と歴史あるクラブは名ばかりではなく、実力も光るものがあった
チームとしてのコンビネーションももちろん、個で突破したり、点を決めたりと、個の力もすばらしかった
そして決定力、チャンスを必ずものにする力と、攻守の切り換えのスピードの速さは驚かされた
バロンドールを受賞し、名実ともに世界最高のプレーヤーとなったクリスティアーノ・ロナウドは、魅せるプレーをしてくれた
軽やかなステップ、加速していくスピード、深い切り返しのフェイント、正確なタッチ、高いジャンプ力、無回転FK、強烈なインパクトのシュート…
彼がボールを持つことを誰もが期待し、スタジアム全体が彼のプレー一つ一つに酔いしれていた
スタジアムの空気がそれを示していた
この日、67618もの観客の歓声と、拍手が彼のプレーの度に、沸き起こった
最後に…
本当にこの試合は贅沢なものだったと思う
期待していたクリスティアーノ・ロナウドの得点、遠藤のコロコロPK、ルーニーの得点、その他数々の得点、プレー…
観たかったもの全てが凝縮された内容の濃い90分でした
もっと観ていたい、終わらないでほしいと願った試合でした
FIFAクラブワールドカップ2008準々決勝
FIFAクラブワールドカップ
準々決勝 第3戦
14日19時30分◇豊田・日本
23′ 遠藤保仁(ガンバ大阪)
アデレードとはACL決勝での2戦、そしてこれで3回目の対戦となる
3度目の正直となるか、2度あることは3度あるで、ガンバ大阪がAFC優勝チームとしての実力を再び示せるか
アデレードが雪辱を果たそうと、攻撃的に来る中、ガンバは負傷退場者を出しながらも、播戸が競って頭で落としたボールを走り込んで来た遠藤が華麗に相手GKの股間を通し、ゴールへと流し込んだ1ゴールを守って、勝利した
これでガンバ大阪は勝ち上がり、次戦、ヨーロッパ王者マンチェスター・ユナイテッドとの準決勝戦が実現することとなった
一方、クラブワールドカップ参戦のために来日する前の最後のプレミアリーグの試合となるトットナム戦
前の試合での相手との接触による腰の具合が心配されたクリスティアーノ・ロナウドでしたが、フル出場しました
やや精彩を欠くような場面もあったものの、とりあえずプレーできるということで、安心
クラブワールドカップで会えることを、ガンバ大阪との熱い試合を
心待ちにしています
FIFAクラブワールドカップ2008開幕
12月11日、FIFAクラブワールドカップ開幕しました
今大会は…
アジア代表 ガンバ大阪(日本)
アフリカ代表 アルアハリ(エジプト)
北中米カリブ海代表 パチューカ(メキシコ)
南米代表 リガ・デ・キト(エクアドル)
オセアニア代表 ワイタケレ・ユナイテッド(ニュージーランド)
ヨーロッパ代表 マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)
開催国枠 ※アジア準優勝 アデレード(オーストラリア)
※Jリーグクラブのガンバ大阪がAFCチャンピオンズリーグで優勝し、本大会出場を決めたため、同大会準優勝のアデレードが出場
前大会はアジア代表として浦和レッズが出場し、世界3位という成績
そして、今大会もアジア代表として、Jリーグから、ガンバ大阪が出場を決めた
今大会注目は…
もちろん、ヨーロッパ代表のマンチェスター・ユナイテッド
先日バロンドールを受賞した世界最高レベルのクリスティアーノ・ロナウドを筆頭に、各国代表級の選手が所属するスーパースター集団
ただ前述のクリスティアーノ・ロナウドだが…先日のサンダーランド戦で負傷した腰の具合が心配される
昨年の浦和レッズとACミランの試合のように、出来れば、ガンバ大阪とマンチェスターUとの試合を観てみたい