オレ、レオ -2ページ目

明石の人材育成(その5)議会モニター制度

明石市議会は議会基本条例という条例で「開かれた議会」を謳っています。

 

とはいえ、動画のネット配信をしても、議会報告会を開いても、そんなに興味を持ってもらえません。

市民の意見と言ってもヘビーユーザーからの厳しい意見が多く、そんな集まりが苦手な議員は報告会に消極的。

 

さて、どうやって開かれた議会を作るか。

中西レオは、色々アイデアを実行したいと思っています。

たとえば、

①大相撲やプロ野球のダイジェストのような「議会ダイジェスト」

・・・各議員の質問を短く編集、専門家の解説を付けて議論を分かりやすく。

 

②議会だよりの自力作成

・・・現在は議会職員による作文なので、議員が伝えたい内容が十分書けないことも多い。質問した議員がそれぞれ文字制限内で工夫して作文しましょう。議員ごとのニュアンスや要点、熱意が伝わる議会だよりに。

 

③議会モニター制度

・・・無作為抽出で市民の中からモニターさんを指名。1年間、謝礼を出しながら議会をモニターしてもらう。「誰かやってくれませんか」となると手を挙げない人も、「当たりましたので、お願いします」となると熱意持ってやってくださる人が多い。他市でも事例あり。もちろん、無作為抽出で当たった場合も無理な人は断れます。

 

この③議会モニター制度は、市政に関心を持つ人を育てるきっかけにもなります。

「明石市政に興味を持っているけれど、詳しい情報がない」という方はたくさんいらっしゃいます。

情報はあっても噛み砕かれておらず、専門用語も多い。これを苦労して理解しようとするほどの動機はない。

という場合にも、モニター制度をきっかけに関心を高めて、職員のお手伝いでハードル(専門用語など)を下げることができます。

 

「政治は今のままじゃ良くない!」という思いを持っている方が、市政の現状を知ることで政治の担い手になることもあるでしょう。もちろん、立候補だけが政治ではありません。市民として市政を動かす、正すこともできます。

 

奥に引っ込んでいる議会から、市民に見える議会へ。

どんどん取り組みたいです。

 

 

対立から対話へ

市政の王道、再び。

 

中西レオ

 

 

 

 

 

明石の人材育成(その4)学校図書館司書

 

 

明石市は「子供を核とした街づくり」と「本の街」を掲げています。

(”子供”は漢字で書きたい。”まち”は街と書きたいのでお許しを)

 

どちらも良い方針なのですが、現在は中身が伴っていません。

 

子供が本と出会う身近な場所は学校図書室ではないでしょうか。

ところが明石の図書室は頼りないという指摘をされています。

①蔵書が古い

②図書室が古い(ハード的なもの)

③図書室開いてない

 

近年は市外からの転入者が多く、図書室の充実した地域から越してきた方の視点は厳しいものがあります。

明石市では「ブックママ」というボランティアさんで図書室をステキな空間にしていただいている地域も多数あります。

とはいえ、地域差も大きく、属人的(熱意あるボラさんが卒業したら困る)な取り組みに甘えていては明石市として良くありません。

 

そこで図書室を充実させるために尽力されるのが今回の主役『学校司書(学校図書館司書)』です。

これまで図書室の管理は司書教諭という教員が担ってきました。(今も司書教諭は存在します)

しかし、教員は授業も担任もあって忙しく、他の校務を減らしたところで大変だということで2014年の法改正で学校司書の配置が努力義務となりました。(もともと配置していた学校もある)

 

【学校司書のこと】

・国家資格の司書がなくても学校司書になれるケースが多いです。(明石市も必須ではない)

・自治体の用意する研修を受けると働けるケースも多くあります。(明石市も)

・学校司書を重視する自治体では人材の育成や獲得が課題になっています。

・ほとんどの司書、学校司書はすばらしい熱意をお持ちです。(本が好き、本の魅力を伝えたいと思っている)

・司書の業務は図書室の管理運営に加え、図書や図書室を活用した授業のサポートもあります。(後述)

 

 

中西レオは現職議員のとき、この学校司書の手厚い配置を求めてきました。

子供たちには本を読んでもらいたいし、本好きになってもらいたいと思っています。

人生を変える一冊に出会ってもらいたいし、広い価値観やしなやかに強い心をはぐくんでもらいたい。

 

ところが、明石市は本の街を謳いながら、学校司書の配置が手薄です。(以前に比べると良くなっています。本の担当職員の頑張りの成果でしょう)

とはいえ、雇用する条件も悪く、せっかく明石市で働きたいと願っている人材が市外に流出しています。

 

給与:神戸市(1,310円/時間、期末手当あり)

   明石市(1,208円/時間、期末手当なし)

 

雇用期間:神戸市(最長5年、1年契約)

     明石市(最長3年、1年契約)

 

勤務地:神戸市(1校、小規模校は2校)

    明石市(2校)

※明石市は以前、4校を1人で担当でした。これは無茶苦茶。

 

 

ある自治体の現職教員に「学校司書さんに授業のことで依頼しますか?どんな存在ですか?」と聞いてみたところ、

「お願いした書籍や資料をすぐに用意してくれて大変助かっている。とっても優秀!」と返ってきました。

 

授業の支援をするためには、職員室(教員)とのコミュニケーションも重要です。

単なる図書の整理係ではなく、授業のパートナーと思える関係が築けるように、1人で1校を基本としましょう。

 

 

 

人は城、人は石垣、人は堀

子供を核とした街を目指すなら、子供に関わる人材の育成が必ず必要です。

人を大切にしない組織に未来はありません。

 

対立から対話へ

明日への政策

 

中西レオ

 

 

 

 

 

 

明石の人材育成(その3)主権者教育~行政を動かす~

街頭演説をしていると、中学生男子2人組が30分以上聞いてくれました。


明石市には学校にも公園にもバスケットゴールが少ないこと、スケボーする場所が少ないことも共感してくれました。

 

【バスケットゴール】
・学校の校庭にバスケットゴールが一つもない学校が珍しくありません。

・公園や広場では大久保にある「わんぱく広場」に1期あるだけ、しかも床はダート(土)です。

・これまでにも市民からの要望で上がっていますが、「ドリブル音がうるさい」といった理由でお断り。

 

【スケートボード場】

・二見の人口島に小さな練習場があります。

・屋内は民間のものがあるようです。

・以下のリンクのようにスケートボード場を作ろう!と動いている方もいらっしゃいます。

 

 

自分たちの取り組みで行政を動かしてほしい。

政治家がネックになっている課題なら政治家を動かすのもアリです。

 

バスケットゴールやスケートボード場でしたら、課題は近隣住民からの苦情や治安だと思われます。

そこで、当事者としてルール作りや管理について関わってほしい。

そんな体験をした若者は「行政は動かせる」と考えるでしょう。

 

対立から対話へ
街の課題と解決策を伝える

 

中西レオ

明石の人材育成(その2)学校教員

全国で学校の先生(以下、教員)不足です。

明石市でも教員が足りない。

4月の段階では揃っていても、年度途中で産休・病休・退職等で教員が抜けた穴を補充できなくなっています。

2022年度の3学期末では小中学校で18クラスもの担任教員の不在クラスが出たそうです。

 

担任不在だと、

・フォローに入る教員(他のクラス、他の学年、専科、教頭など)の負担が増えます。

・児童生徒が落ち着きません。

・特に小学校では通知表・あゆみを作る主体が不在ですので、子供の日頃の様子や頑張りを評価しづらい。

担任が居ないなど、異常事態ではないでしょうか。

 

教員不足は、そもそも国の政策が誤ってるのですが、それを言ってても解消しないので明石でできることをやりましょう。
 

【短期的な取り組み】

・4月からの手厚い配置(欠員出る前から多めに雇う)。

・年度途中の病休等が出るまでは、キャリアの浅い教員のフォローとしての役割を期待。

・明石市の単独予算が必要になると思われますが、これは必要なコスト。


【長期的な取り組み】

・「明石なら教員やりたい!」環境づくり。

・全国で教員になりたいけど過酷な労働環境で諦める人が増加していますが、「なりたいけどやれない」を「明石ならやれる」にする。

・教員の仕事に専念してもらう
(補導対応や給食費の督促・徴収は教員以外の事務担当職員が担う)
・明石市として職員を雇うコストが必要になりますが、これは必要なコスト。

・「短期的な取り組み」によって若い教員でもフォローが付く。

・手厚い配置を実現するために複数担任制(例:3クラスで担任5人など)により個々の負担を軽減。

 

【目指す姿】

・全国から教員志望者が明石に集まって来る。

・明石(兵庫)では採用の倍率が高くなって良い人材を選ぶことができる。

・明石で教育を受けさせたいと考える人が移り住んでくる。(サービスの質向上による人気アップ)

・明石モデルが全国に広がる。

 

 

対立から対話へ

街の課題と解決策を伝える

 

中西レオ

 

 

 

 

 

 

こどもフリマ

 三男の豪(ごう・小3)が言いました。
「とーちゃん、つった魚を家の前で売れないの?」
なるほど、今こそマネー教育のチャンスですな。ということで、こどもだけのフリーマーケットを企画・開催しました。売るのも買うのも、建物に入れるのも中学生以下のこどもだけ!主な運営は妻!
 地域の皆様の協力もいただき、賑やかに開催されました。その中で、豪だけ会場の外で出店です。出店品目は、①うなぎニュルニュル体験(前日にうなぎを釣りました)、②モクズガニすくい(前日までにカニを捕まえました。針金ハンガーを曲げた網でカニをゲットします)の2本立て。父の教えとしては、イベントはお客さんも楽しいけど、運営する方も凄く楽しい、ということ。
 ちなみに、次男の龍(りゅう・小6)は会場内でフリマ出店。長男の蓮(れん・中2)を「売上の3割」という約束で雇うしっかり者。豪はというと、「無料で父を使い倒し!」うーん、末っ子おそるべし。