
今日は待ちに待った「ハイスクールD×D」22巻の発売日。
一通り読み終えて、早速感想を書く。
「邪龍戦役」と名付けられたトライヘキサとの戦いで一時の平和を取り戻した「D×D」。
しかし、その代償もまた大きかった。
そんな中で、遂に一誠は上級悪魔に昇格。眷属を持つ身分となった。
上級悪魔昇格の式典に立った一誠は、リアスと共に歩んだ一年間を回想する。
数え切れない命懸けのバトル。
ヴァーリ・サイラオーグ・曹操・ライザー等、愛する女の為に只管(ひたすら)前に出て挑んだ。
しかし、1年間の中で、転生当初と大きく目標が変わっていた。
当初はハーレムを築くという漠然としたものだったが、戦いの果てに得たものと失ったものを味わったことで、ハーレムだけでなく、平穏を望むようにもなった。
一誠の心の中には新たに、好戦的な一面が垣間見えるようになった。
リアス達3年生の卒業式の日。
一誠は遂に、部員全員の前でリアスにプロポーズする。リアスもそれに応え、晴れて両思いとなった。
新たに眷属を持てるようになった一誠。
リアスとの間でアーシアとゼノヴィアのトレード、フェニックス夫人との間でレイヴェルのトレードを行う。さらに、もう一人、ロスヴァイセも一誠眷属に加入することになった。
つまり、一誠加入後のメンバー(アーシア・ゼノヴィア・ロスヴァイセ)がそのまま一誠眷属に移籍することになった。
進級した一誠達。オカルト研究部の新入部員はルフェイとベンニーア(シトリー眷属「騎士」)で、補助部員として中等部に編入したトスカ、初等部に編入した九重を含め、11名となった。因みにロスヴァイセがアザゼルに代わり顧問となった。
また、九重は兵藤家に下宿することになった。
そしていよいよ始まるレーティングゲーム国際大会。
様々な種族が集う中、一誠やリアスだけでなく、ヴァーリやサイラオーグ、曹操、デュリオ等も参戦していた。
赤龍帝チーム
「王」:兵藤一誠
「女王」:ビナー・レスザン(新)
「僧侶」:アーシア・アルジェント
「僧侶」:レイヴェル・フェニックス
「騎士」:ゼノヴィア・クァルタ
「騎士」:紫藤イリナ
「戦車」:ロスヴァイセ
「戦車」未登録
「兵士」:ボーヴァ・タンニーン(新)
ボーヴァはタンニーンの実の息子であるドラゴン。一誠を尊敬している。
リアスチーム
「王」:リアス・グレモリー
「女王」:姫島朱乃
「僧侶」:ギャスパー・ヴラディ
「僧侶」:ヴァレリー・ツェペシュ
「騎士」:木場祐斗
「騎士」:リント・セルゼン(新)
「戦車」:塔城小猫
「戦車」未登録
「兵士」:ミスター・ブラック(?)
ゼノヴィアの代わりにメンバー入りしたリント・セルゼンは、あのフリードの縁者。
外見はフリードを女体化したようで、口調は下品ではないが非常に軽い。
レイヴェルは参謀格(ブレーン)として、不可欠な存在。
フェニックス夫人曰く、レイヴェルの本質は「覇道」。武力と知力で制するタイプ。人徳で惹き付ける一誠とは正反対という。
最終章ではレイヴェルも大活躍だ。
数試合試消化した一誠チーム。
次の相手はバラキエルが率いる堕天使のチーム「雷光(ライトニング)」。
バラキエルは年頃の娘を持つ父親として、一誠に問う。
「娘の愛した兵藤一誠よッ!キミは娘をどうしたいのだッ!?」
そして、一誠が出した答えは…
「俺は……朱乃さんを!姫島朱乃を一生大切にしますッッ!
リアスと同じぐらいに俺が幸せにしてみせますッ!
俺の夢はハーレム王なんだからッ!
好きな女は、愛する女は、全員幸せにしてみせますッッ!」
サイラオーグ戦では生中継でリアスに告白した一誠。今度は朱乃に告白した。
「彼女の幸せを保証しますッ!
―俺が姫島朱乃を生涯大事にしてやるッ!
朱乃さんは俺のもんだッ!
朱乃、大好きだぁぁぁああああああああああああっ!」
朱乃への愛を乗せた拳はバラキエルを正面から殴り飛ばす。
一誠チームは勝利を収めた。
その数日後、一誠は魔王アジュカに呼ばれた。
なんと、サーゼクスやアザゼルと通信出来るようになったのだ。
その中で新たな構想が出た。秘密情報局の設立である。名前は「EXE(エグゼ)」。
「D×D」の次という意味も入っている。
この案は保留となった。
一誠チームの次の相手は、デュリオ率いる天界チームに決まった。
と、そこにカーミラの吸血鬼、エルメンヒルデ・カルンスタインがやって来た。
「兵藤一誠さま、私をあなたのチームに入れていただけませんか?」
まさかの売り込みに驚く一同。この場面で22巻は終わった。
後書きによると、次はDX第3巻の予定だという。
ゼノヴィアとイリナのファーストコンタクトを描いた「クロス・クライシス」が収録される予定である。
一誠達の活躍はまだまだ終わりそうにはない。