更新が大変遅くなり申し訳ございません;;
だいぶ月日が開いてしまいましたが、中身は昨日のことの様に、HOTにお伝えしていきます☆★☆
今回は昨年12月23日に開催しました、【第11回ナデシコの会】の模様をお伝え致します。
そしてそして…今回のナデシコはなんと……!!!!
★☆お茶会☆★
の開催です!!
ちゃんとした形式でお抹茶を頂く機会は、多くの方が初めてではないでしょうか?!
参加者は本田課長チームの菅野さん、都築主任チームの富澤さん、川端さんチームの岩田さん、相坂さんのお友達の外村さんを含めた、14名での開催となりました。(大盛況!)
お茶会初心者が大半を占め、ドキドキワクワク♪期待を膨らませながら会場に到着…!
さて、では「なぜお茶会なのか…?」と申しますと、目的はしっかりございます!
【目的その①】
『茶道から日本人としての精神を学ぶ』
…茶道は、"人と人との間に通う人間的なぬくもりの精神を培う"ものとして、古代から浸透する生活文化です。
茶道の世界で使われる言葉に、【和敬静寂】という言葉があります。
意味は、"人を慎み深く敬う"とされており、相手を尊敬し思いやる心を養うことができたのも、この茶道であったと言えるでしょう。
これを学ぶことによって、日本人としてあるべき精神を培おう!という目的があります。
【目的その②】
『お茶会にいつでも参加できるマナーを身につけよう』
…想像してください。
自分の立場が上になったとき、ある日取引先の社長さんにこう言われました。
「○○さん。今週末、知り合いに招待されたお茶会があるんだけど、一緒にどう?」
ここであなたはどう選択しますか?
もし「お茶会なんて行ったことないし、マナーもわからないよ」と言ってお誘いをお断りしたら…。社長との縁は変わらずですよね。
しかし!「是非ご一緒させて頂きます」と言えるあなただったら?しかもマナーも心得も完璧なあなただったら?
「○○さん、気に入った!この案件よろしく頼むよ!」
なーんてことも有り得るのではないでしょうか。
自分の立場が上がった時のことを想定して、今のうちに上級の楽しみ方を知っておくと縁も広がっていく可能性大!です。
【目的その③】
『一期一会』
…一期一会という言葉、実は茶道から生まれた言葉なのです。
今日この席に集まった人と楽しむお茶、あるいは目の前の相手に立てるお茶は、世界で一杯のみです。相手に対し、最善を尽くしながらお茶を立てる。ここからその言葉は生まれました。
今日この場に集まった人々とも、出会ったことに感謝して交流しよう!という目的も含まれています。
以上③点の目的を踏まえた上で、ナデシコの会~お茶会の巻~は始まりました。
講師陣は畠澤チームの美人女性メンバー4名(田口さん、松本さん、三ツ谷さん、藤本さん)です!
皆さん茶道経験者ということで、佇まいが"凛"としていました。
まずは各講師から、【お茶の歴史】や【道具】についてレクチャーして頂きました。

↑歴史や現在の茶道について説明をする藤本さん
なんと、お茶は海外でも楽しまれている様です!すごい!
日本の茶室が異国の全く雰囲気の違う風景の中にあるのは、なんとも不思議な感じがしました。
三ツ谷さんからはお茶会の道具や頂き方についてレクチャー!
(道具については長くなるので割愛させて頂きます。以下のサイトを参考にご覧下さい。↓
http://sadou.hannnari.com/)
お茶の前に、まずはお菓子を頂きます。
このお菓子にもしっかり頂き方があります。
【お菓子の頂きかた】
①懐紙(半紙の様な材質で、皿の役割を果たす)を膝前に置き、左手を器に添える。
②手を添えたまま、箸で手前の菓子をはさみ、懐紙の上に取る。
③菓子を取ったら、懐紙の右上角を折って、箸の先を拭う。
④菓子を懐紙ごと両手で持ち、左手に受け、右手に持った楊枝で切っていただく。
※細かい部分は上記HPをご覧下さい。
次に、お茶の頂きかたを紹介して頂きました。
【お茶の頂き方】
①前に茶碗が運ばれたら、右手で茶碗を畳のヘリ内の上座の客との間に置き、「お相伴致します」と挨拶する。
②下座の客との間に置いて、「お先に頂戴致します」と挨拶。
③茶碗を膝前に置き、亭主に「お点前頂戴致します」と挨拶。
④右手で茶碗をとり、左手の平に受けて頂く。茶碗の右側を手前に来るように回す。
※この時、3口半程で飲み、最後はズズッと吸いきる。
⑤飲み終わったら、右手の指の先で、飲み口を左から右へと拭う。右手の指は懐紙で清める。
⑥茶碗の正面をもとに戻して茶碗を置き、両手をついて全体の形を見た後、手にとって模様を拝見する。
※茶碗は底が見えない様(割れたら大変ですし、失礼なこととされる)、高い位置には持ち上げず、自分の姿勢を低くして拝見する。
……こんなにも沢山の決まりごとがあるのですね!本当に一つ一つの動作に礼儀が重んじられています。
「箸を懐紙で拭く」「主催者や下座の方に挨拶をする」「飲み口を拭う」等、次に使う相手のこと、お茶を立てて下さった相手のことを思いやっていなければできないことです。
一つ一つの動作に意味が込められている茶道は、とても奥が深いと実感します…!
だからこそ、日本精神を養う生活文化として、古代から現在まで楽しまれてきたのでしょうね。
一通りの説明が終わったところで、藤本さんに手本としてお茶を立てて頂き、順番に頂きました。

↑会場は静まり、「シャカシャカ」とお茶を立てる音のみが響きます…。
上座から順にお茶を頂きます。
慣れない手つきで器を回し、深い抹茶を味わいながら、3口半で飲み干します。
この3口半が難しい!最後の泡を綺麗にズズッと飲み干すのに苦労しました。

↑田口さんにお作法の確認をとり…

↑一期一会のお茶を頂きます
一通りお茶を頂いたところで、【田口さん】からお茶会の奥深さを感じるアドバイスがありました!
『お茶会においての上座は、特別なんです。上座である床の間に最も近い席に座った人は【お正客】といって、位が高いのは勿論ですが、主催者と口をきけるのはお正客だけです。つまり、お正客の役割…それは、【下座の皆が主催者に何を聞きたいのかを"察して"質問すること】なのです!』
…まさに「空間把握力」が必要ですね…!!
そのお茶会の空間を善くするも悪くするも上座にかかっているのです。最初にお菓子やお茶を頂いて基準をつくるのも上座ですしね。
やはり上座は重要な役割なので、あまり座りたがる方はいないそうです。
しかし、田口さんは【利休百首】にある詩を用いてこうおっしゃっていました。
『その道に 入らむと思ふ 心こそ 我が身ながらの 師匠なりけれ』
(意味は…「やってみたいという気持ちを大切に!」)
上座に座るチャンスがあれば、恐れず是非やってみて欲しい、というお話でした。
確かに、末席に座ることは簡単ですが、上座に座るからこそ味わえる景色、奥深さがあるはずですよね!皆さんチャンスがあれば是非挑戦しましょう☆
最後は三人一組になって、実際にお茶を立てました!泡状にするにはなかなか難しく、人によって味が変わりました。そういうところも茶道の面白いところですね♪

↑一人一人挑戦しました!
全員がお茶を立て終わり、会は終了となります。
参加者の感想の中で多かったものは、「奥が深い」「また一つ日本文化を知るきっかけとなった」「またお茶会を開催したい」という言葉でした。
私自身も、動作一つ一つに相手に対する尊敬の念や感謝の気持ちが込められている茶道が、本当に素晴らしい文化だと感じました。
そして同時に、次の世代に引き継がなくてはならない大切な文化であるとも感じます。
昔の人々は茶の湯を楽しむことによってコミュニケーションを取り、その中で相手を尊重することを学んできました。そういう学びがあったからこそ、続いてきた文化でもあると思います。
では現代に生きる私たちはどうでしょうか。茶の湯の様に、語らずとも相手を尊重するコミュニケーションを取る場が少なくなり、苦手になってきているのではないでしょうか。
だからこそ、茶道に限らず、日本の精神を培ってきた伝統文化を学ぶ必要があるのだと感じます。
今回講師を務めて頂いた皆様、そしてご参加頂いた皆様、ありがとうございました。お茶会で得た気付きを、是非周りにも伝えていきましょう!
そして参加できなかった方も、是非機会があれば茶道に挑戦して下さい!
長くなりましたが、最後までお読み頂き、ありがとうございました。
※参加された方は、是非感想コメントよろしくお願い致します☆
と感じた今日この頃でした。男性の皆さん、ナデシコの会で料理デビューしてはいかがですか(笑)?






















次回も是非、ご協力お願いします。
