あけましておめでとうございます!!
「手を伸ばす先」2011_C:HONDA SOUFU
年があけましたね。
皆様、昨年も大変お世話になりました。
私、本田蒼風にとっては、転機(リスタート)と呼ぶにふさわしいとしになりました。
そんな年の終わりと、あたらしい年の始まりは、
やっぱり私を育ててくれた大きな大地=地元・北海道で大切な家族と過ごしたいと想い、
昨年の21日から北海道入りしました。今回は2週間程北海道のほぼ中心部にある旭川にいます。
家族との何気ない会話をして、
天気が良かったので、近所を散歩。
私が22歳まで育ててくれた旭川の街は、
新しいビルやマンション、大きな商業施設ができたり、
昔あったお店が様変わりしたりと、少しずつ形を変えつつも、
やっぱり実家の裏にある山や、近所の川や橋は変わらず、
美しさと凛とした強さをもって私を包んでくれるようで…
何度帰ってきても、いつも良さを心から感じさせてくれる大切な大切な場所です。
祖母が面白い本をすすめてくれたので、寝る前の寝室でゆっくり本を読んでいます。
「いろは歌」の話。
もしも、私が何気なく生きているように感じているこの毎日は、
実は大きな大きな自然の一部のほんの一点としてあるとしたら、
「いろは歌」の一説のように、
「色はにほへど、散りぬるを、我がよ誰そ、常ならむ」
同じ景色を見せる自然の景色がないように、
常に私も変わり続けるのが当たり前の姿。
でも、私の故郷のこの景色が、
いつ帰ってきても私を同じように感動させ、包んでくれるような感覚は変わらないのだとすると、
芯になる部分は変わらずにあるべきなのかな…
と。
昨年末は、まさに、変わり続けた自分を一つずつ確認していたような、そんな感覚で、
今年からは、不変&普遍となる部分を探すスタートになるようなそんな感じです。
書道家として生きることを決めてから、
過ごしてきた今までの日々で一つだけ見つけた「確信」=ひょっとしたらこれがこれから探すものの一つ目?みたいなもの。
それは、
行きたい点を見つけたら、自分から手を伸ばすこと、そこから目を離さぬこと。
これだけはいつ、どんな時でも必要なのだと感じている。
リスタートの今年の目標を今年は年賀状にしました。
「夢」という漢字です。
大きな目で、目標の点を見つめて、ぐっと手を伸ばす姿からできた「夢」の漢字は、
今の私に一番必要な漢字だと思っています。
だから、いつもお世話になっている皆さんへ宣言しちゃいましょう…ということで。
「夢」を贈ります。
今年も本田蒼風は、
「夢」にぐぐぐっと手を伸ばして、
ちょっとずつでも目標に近づけるように進みます。
どうぞ、よろしくお願いします。
2011年1月1日 本田蒼風 29歳