『明治維新はこの八紘一宇の肇国の精神にはじまるのである。この精神をけがらわしいもののごとく考えるようでは、日本は真実崩壊することになる。・・・』
(『秘録 東京裁判』東條英機の弁護をした清瀬一郎著)
そもそも八紘一宇とは全世界を一つの家にすること。
人類みな兄弟という意味である。
初代の天皇である神武天皇が橿原(かしわら)で
即位した時の勅語の一節…
「八紘を掩(おお)いて宇(いえ)となさむこと、またよからずや」
と言ったという「日本書紀」の記録に基づく言葉で、
「先住の人種たちも含めて一つの家族になろう」
という建国の理想からきている。
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これは大東亜共栄圏のスローガンの一つとして
掲げられたものだが、日本はこれを実行した。
アジアの白人支配、ナチスのユダヤ人差別と迫害は
日本の根本方針に反するというのであった。
世界平和を願ったものなのだが、
日本を占領したGHQは神道指令で
この語の使用を禁止した。
GHQは、八紘一宇を
「日本を侵略戦争にかりたてた世界征服思想」
と決めつけた。
戦後この八紘一宇と言う言葉は左翼により侵略戦争、
陰謀脳により世界統一政府、日本の世界支配などと
わけのわからない言葉にすり替えられている。
八紘一宇の提唱者の田中智学は、
その当時から戦争を批判し死刑廃止も訴えているのである。
例えば共産党は、日中戦争、太平洋戦争で
アジアへの侵略をすすめるために
日本の天皇制政府が使ったスローガンで、
侵略戦争を美化する異常なものだと言っている。
戦後歴史を消された日本人の多くが、
共産党と同じく思考停止している。
大辞泉という辞書には
「第二次大戦期、日本が海外侵略を正当化する標語として用いた」
などと馬鹿らしい説明が平気で加えられている。
左翼も、陰謀脳もGHQに洗脳されたままである。
なべちゃりん