先週、映画「ビリー・エリオット ミュージカルライブ」を観に行きました。以前から、このブログで「ビリー・エリオット」が観たい、観たい…と書いていた私の夢が叶いました♪
「ビリー・エリオット」は映画「リトル・ダンサー」のミュージカル版で、楽曲を手掛けたのがエルトン・ジョンです。2009年に開催された第63回トニー賞で、ミュージカル作品賞など最多10部門で受賞した作品です。今回の映画は、ロンドン公演の模様が収録された映像です。

映画「ビリー・エリオット ミュージカルライブ」予告編

ストライキに揺れるイギリスの炭鉱の町が舞台となっていて、炭鉱夫の父と兄、軽度の認知症の祖母と暮らす少年ビリー。そんな哀しみや怒り…ストライキという悲惨な状況の中でも、ダンサーになりたいという夢を諦めず、懸命に生きるビリーの姿が描かれていました。

ビリー役のエリオット・ハンナ君のダンスシーンに感動しました♪言葉ではうまく表せないくらいの素晴らしさ♪ダンスに怒りや哀しみ…言いようのない気持ちが表現されていて、感動して泣きました。

お父さん役の俳優さんの演技にも感動♪
劇場だと、座った席によって、ステージから離れていたり、ステージから近くても角度的に細かい表情まで観れない時があったりするのですが…。今回は映画なので、顔の表情をハッキリと観ることができて、お父さん役の俳優さんの泣いている姿にもらい泣きしました。
決して裕福とはいえない家庭で、しかもストライキ中ということもあり、ビリーの父親は苦しむのですが、ビリーの夢を叶えさせたいと、息子を想い、なんとかしてあげたいという気持ちが強く伝わってきて、その気持ちに共感しました。

背景にあるストライキや、ビリーのお母さんが亡くなっていることもあり、切ないシーンがたくさんあったのですが、ユーモア溢れるシーンも多く、暗いイメージはなく、楽しいミュージカルとなっていました♪

ビリーのお婆ちゃん役の女優さんがめちゃくちゃチャーミングで、お兄ちゃんも少し乱暴なところはあるけれど、お茶目な人柄でした♪
ビリーにダンスの素晴らしさを教えてくれたバレエの先生役も、すごく素敵な女優さんだったな~♪
パンフレットが売られていなかったので、ビリー役の子役の男の子の名前しかわからなかったのが残念でした。

最後に、今までビリー役を演じてきた27名がステージでダンスを踊るシーンに圧巻となりました。27名の中に、本物のバレエダンサーさんとなった方がいらっしゃるそうです♪すっかり大人となったビリーもいたわけですが、大人になった今もあれだけ踊れるということは、皆さん、俳優さんといった…今でも舞台関係のお仕事をされているのかな~?と思いました。

公演が行われたロンドンのヴィクトリア・パレス劇場の会場や観客の雰囲気も伝わってきて、大感動しました。

映画だけれど、いつもミュージカルを観ている時のように拍手をして終わりました。(私の周りの方達も拍手をされていました♪)

困難を乗り越えて頑張ろうという、生きる希望や勇気をいただけるような素晴らしいミュージカルでした。想像していた以上に大感動しました。観ることができて、感謝です。

私が観た六本木のTOHOシネマズでは上映が終了してしまったようですが、都内では、まだ上映している映画館があるようです。迷っている方がいたら、お勧めします。私も、もう一度観に行きたいくらい♪

お・ま・け№1♪
ビリーを演じた子役の方達のダンスレッスンの様子♪ピルエットの軸が真っ直ぐ!ブレない凄さ♪ブラボー!

お・ま・け№2♪
六本木のTOHOシネマズのロビーに置かれたスヌーピーのクリスマスツリー♪