携帯からブログをアップしましたが・・・。

今日、広尾にあるJICA地球ひろばで開催されている『国境なき子どもたち写真展「悲しみのアチェ」 』を観てきました。


写真展の主催は、特定非営利活動法人国境なき子どもたち(KnK)

国境なき子どもたち(KnK)は、開発途上にある国々のストリートチルドレンや人身売買の被害に遭った子ども、大規模自然災害の被災児など、恵まれない青少年を支援するNGOです。


2004年12月26日に、スマトラ島沖で発生した大地震とそれに伴う巨大津波は、インド洋沿岸の広範な地域で未曾有の大災害となり、死者・行方不明者は30万人を超えてしまいました。


スマトラ島ではつい先日も大規模な地震が発生し、KnKをはじめ、現在も多くの国際機関やNGOが支援にあたっています。(以前、国境なき医師団の事を書きましたが・・・。その時のブログは、こちら 。国境なき医師団も支援をされていました。)


今回の写真展では、2004年の津波発生直後に現地入りし取材・撮影にあたったフォトジャーナリスト、渋谷敦志氏のインドネシア・アチェの写真を中心に・・・。KnKが現在インドで続けている津波被災児支援の様子なども併せて展示されていました。津波から5年間が過ぎた今の様子がわかる写真も展示され、5年間を振り返るような内容になっていました。


私は、今年、世界報道写真展、横浜フォトフェスティバルにも行って、普段メディアではなかなか見ることの出来ない現状を、写真を通じて目にすることができましたが・・・。

大規模な自然災害の発生直後や、戦争や紛争が起きている間は、メディアを通し、現地の色んな情報を得ることが出来ますが・・・。半年、1年も経つと・・・。人々から忘れ去られがちになっている現状があります。

現在の写真で、新しく道路が造られたり、建物も建ったりしてきていましたが・・・。

別の写真で、この地震で孤児となったり、片親を亡くしたお子さんが沢山いらっしゃることを知りました。

これから何年、月日が過ぎても、亡くなった人は戻ってこないし、元通りの暮らしは絶対出来ない人たちが居るんですよね・・・。

「心の傷跡・・・」という新聞の記事もありました。なかなか、乗り越えていくことは困難なんだろうな・・・と感じました。

このような写真展等によって、現状を世の中に知ってもらう機会が、もっともっと必要なのではないか?と思います。


私も、こういう写真展に行っても、すぐに忘れそうになって・・・。自分だけの事しか考えられなくなります。情けないことです。

好きなことが出来て・・・。それが当たり前のように思ってしまいがちですが・・・。

学校にさえ行けない、子供でも働かなければならない・・・。毎日、食べる物にも苦労している・・・。

夢とか考えられないくらい、毎日、生きていくことが精一杯の暮らしをしている人達が居ることを絶対に忘れてはいけないと思います。同じ地球に暮らしていて、同じ人間なのに・・・。

色んなことを考えさせられました。


Going my way ~どこまでも続く道~-JICA

↑写真は、JICAで頂いてきた資料等・・・。世界で抱えている問題は多いんだな~と実感・・・。自分は本当に恵まれているんだな・・・と思いました。


国境なき子どもたち写真展「悲しみのアチェ」 ~あの津波から5年~は、12月20日(日曜)までです。

「JICA地球ひろばのサイト」は、こちらです。

http://www.jica.go.jp/hiroba/index.html