『微笑みの降る星』 長倉洋海写真展~ぼくが出会った子どもたち~を観に行ってきました。Going my way ~どこまでも続く道~-微笑みの降る星

晴れた大空に 

君の笑顔がぽっかりと

雲のように浮かんでは流れていく

澄みきった夜空に

出会った人たちの微笑みが

星のように

きらめいている

今回の写真展「Smile 笑顔」のコーナーに飾られていた、この言葉・・・。

素敵な言葉のまわりには、笑顔が溢れる、沢山の子どもたちの写真が飾られていました。

→写真は、写真展で購入したポストカードです。


世界40カ国以上を取材されてきた、写真家・長倉洋海さん。

長倉洋海さんが初めて訪れた国で感じた緊張感を解いてくれたのは、子どもたちの姿だったそうです。


写真家を志していた当初、戦闘場面や劇的な瞬間を撮る事を目指していたそうですが、次第に紛争地で日常生活を送る子どもたちの写真が増していったそうです。

長倉さんの写真には、それぞれ与えられた生を懸命に生き、貧しさの中で人の痛みを知り、同じような境遇の人を労わる気持ちをもった子どもたちの姿が映し出されていました。


今回の写真展は、「紛争地の子どもたち」「アフガニスタン・山の学校」「子どもたちの大地」「ザビットー家 家を建てる」の4つの章で構成されていました。そして、映像コーナーには、「ETV8 わが心のエル・サルバドル」 フリーカメラマンが見た内戦(1990年)、「課外授業 ようこそ先輩 世界に広がれ笑顔の力」(2004年)、過去NHKで放送された2本の番組が流されていました。


「アフガニスタン・山の学校」のコーナーには、黒板を真剣に見つめる子供の写真・・・。休み時間、とびっきりの笑顔で縄跳びをして遊んでいる女の子の写真が展示されていました。


アフガニスタンの北東部の険しい山並に挟まれた地区に、山の学校はあるそうです。

標高2780メートルの場所に建つ石造りの学校は、戦争中は閉鎖されていたそうですが、今は約150人の子供が通っているそうです。雪山の中を、遠い場所から通ってきていました。


教室には、窓ガラスも扉もないそうです。

暑い日には、葉っぱを頭にかぶっているそうです。その姿が、また、とっても、かわいかった~♪


朝5時、牛や羊を放牧に連れて行き、8時に家族と羊の番を交代してから、学校に通う生活・・・。

学校が終わってからも、放牧は続き、家畜を家に入れて、日没前やっと一日の仕事が終わるそうです。

休み時間、キラキラの笑顔で遊んでいる写真が沢山あったのは、仕事をして過酷な状況にあるからなんでしょうね。

子供たちの夢は、お医者さん、エンジニア、先生、大統領、パイロット・・・。

夢を叶えるためにも、この学校は、子どもたちにとって、とっても大切な場所であるんでしょうね。


子どもたちの純粋で、曇りのない瞳は、キラキラと輝いていました。

子どもたち、ひとり、ひとりの夢が叶いますように・・・。

この笑顔がずっと続きますように・・・。

心の温まる素敵な写真展でした♪


※2010年度のJVC(日本ボランティアセンター)のカレンダーが、長倉さんのお写真で構成されています♪

カレンダーを購入される際、「長倉洋海さんのホームページで見ました!」と言えば、料金の一部が「アフガニスタン 山の学校支援の会」の方に届くようになっているそうです。

長倉洋海さんのHPは、こちら

http://www.h-nagakura.net/


『微笑みの降る星』 長倉洋海写真展は、日本橋三越本店(7階)で、12日(祝)まで。

http://www.mitsukoshi.co.jp/store/1010/nagakura/