またレトロなカップ&ソーサーのご紹介です。
今回はニッコーのダブルフェニックス 山水です。
人気の高いウィローパターン。
最近のものではなく、レトロな昭和30年代~40年代の裏印ものです。
経年の貫入があり、ソーサーに小傷がありますが、金彩の色もきれい。
繊細な金彩はすべて手描きなのも素敵です。
ちなみにこの山水のパターンは1915年(大正4年)から作られていました。
貫入も経年の良き味わいのひとつ。
素地と釉薬の伸縮率の差で釉薬にひびが入る状態です。
割れたり欠けたりしたときに出来るひびとは全く違います。
焼成後に冷えていくときに入るものもありますが、
温度や湿度の変化などによっても入るので、
未使用でも入っているものもありますし、使用によっても入っていきます。
現在の洋食器に多い磁器は作りが違うため貫入は入りません。
陶器だからこその貫入ですね。
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この山水の絵柄はウィローパターンと呼ばれます。
1870年代にイギリスで生まれたウィローパターンは中国の富豪の娘と使用人の悲恋の物語をもとに描いたもので、ヨーロッパで大流行しました。
日本に入ってきたのは江戸時代。
その後、日本でも洋食器が作られるようになるとこのウィローパターンも沢山作られ海外に輸出もされました。
ところで現在のニッコー株式会社は1908年(明治41年)日本硬質陶器として金沢市で創業。
1950年(昭和25年)に日硬陶器株式会社を設立。
1958年(昭和33年)商号を日本硬質陶器株式会社に変更。
1961年(昭和36年)現在の本社がある石川県白山市に陶磁器の工場を建設。
1983年(昭和58年)商号を現在のニッコー株式会社へ変更。
陶磁器だけでなく繊維強化プラスチック(FRP)やセラミックなども製造・販売する会社となっています。
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