1歳過ぎて10回以上授乳しているママへ
確かに病院の助産師さんは、泣いたら飲ませてあげてね~と言います。
それは産後2-3か月まで、頻回授乳が分泌の促進になるからです。
みひかるでは、6か月くらいから、口封じ的におっぱいを使わず、
「飽きちゃったの?」
「さみしくなっちゃったの?」など何か話しかけて様子を見よう
本当におっぱいか気分を変えてみよう・・・と教えています。
これはスムーズな断乳のためでもあるけど、
育児という、新しい人を育成していくために必要な作業だと思いませんか?
おしゃぶりも同様です。
泣いたらすぐに抱っこひもに IN!しちゃうママも同様。
こういう日々の会話なくして、
コミュニケーションの練習はできません。
サインだけ習いに来てもサイン出ません!
だいたいそういうママは、
胸元のだらーんと空いた服を着ている(笑)
そして、
1歳過ぎたら、離乳食食べないと相談にきます。
ちょこちょこ間食したらお腹空きません。
そして、夜はやっぱりお腹空いたといってちょこちょこ起きる・・ひどいと夜泣き。
1歳過ぎたら、
「おっぱいは、飲みたいだけ飲んでもいいけど、
ご飯の後、と、ねんねの前だけよ」と何度も教えてください。
1歳の赤ちゃんは、ママとわんわん位しかしゃべれなくても、よく理解しています。
一日10回以上あげていた人がいきなり5回にするのは難しいけど、
お子さんと話し合いながら、5-6回に減らしたら断乳もうまくいくでしょう。
この作業をせずに、
夜の頻回がつらいから、といきなり止めちゃうママもいて、
「今日マッサージしてほしい」と電話が来ます。
私が空いてて、マッサージはできたとしても、
夜泣きがひどくなった、
だっこだっことぐずりがひどく、まだおっぱいあったほうがよかった、とメールが来ます。
そりゃ、ママさん、
急に心のよりどころを無くした辛さを想像してください。
おっぱいは母子2人のものです。
ママだけが暴走しないで、お子さんとよく話し合っ
て、ママがやや強い立場にたって導いてあげてください。
ちなみに・・・・
うちの下の息子。
寝る前だけのおっぱいは4歳近くまで続けました。
(1歳ころに3~5回くらいになっていると、楽すぎてやめる気が起きません)
やめると決めた夜・・・
一生懸命ゴロゴロしながら、なかなか眠れず、
「どーやって寝ていいかわからない・・・」とポツリ。
あっ、そうかって笑っちゃいました。
出生0日から、添い乳しかしてなかったもんね。
でもね、
「大丈夫、ママがそばにいるから」って触っていたら寝れました。
4歳まで飲ませても、もっとあげたかったと思うくらい素敵な授乳・・・・
大事にしてください。
池田なおみ
初めての方へ~自由が丘のみひかる助産院より~
自由が丘の1室をかりて7年。みひかるサロンでマタニティーの時からお付き合いして、ベビーサイン講座で卒業という母子の全体ケアをしてきました。必要な方には母乳ケアをしてまいりましたが、最近ではおっぱいだけをマッサージしているだけではよくならない方も多いためく、またベビーの姿勢の悪さが目につくために、とうとう整体の勉強を始めてしまいました・・・42歳からの勉強・・・大変です^^
母乳で育ったかどうかは、大きくなればわからないことですが、姿勢を正しく育ててもらったか?ということは、見たらわかってしまいます。妊婦さんから骨盤ケア、その後につづく、まんまる育児やスリングを使うことは、そういった姿勢の問題を解決するばかりでなく、
「育てやすいベビーと、愛着形成が順調にできている=自信をもったママ」に導くのに最良の手段です。
赤ちゃんは、なんと肩が凝っていて、その姿勢に疲れたよ~という理由でも泣くのです!
自由が丘が遠くて来れない方は、近くでみてくれる整体、ボディーケアを学んだ方を探してください。重症ではない方は、産後ヨガなどで体を動かすことも治療になります。
そして、ベビーとの気持ちがつなげられるように、ベビーサインを育児に取り入れてみてください。便利とか魔法のコミュニケーションとか言われていますが、魔法でもなんでもなく一生懸命に目を見て会話することに起因する自尊心や愛着形成がうまくいくところにツールとして効果があります。ちょっと目が合わない様子で愛着形成が出遅れてると思われる親子も1歳からならば取り戻せます。
また、完全母乳でなくてもいいのですが、母乳が出づらい方は、母親失格とか嘆く前に、母乳が出づらかった体質を顧みて、体全体をほぐすとか、疲れても昼寝しないで頑張っちゃう生活を見直してください。
母乳が出るように過ごすことは、ママの健康を全体的に底上げするために大事なことです。
ここまで書きまして申し訳ないのですが、現在、母乳ケアもベビーサイン教室、スリング講座も,
ハイハイ講座・・・どれも満席なんです・・・・産後はそのくらい育児に困り、ハイハイが傾いているベビーが多いということですよね・・・
ぜひ妊婦さんからのご準備(骨盤ケア教室、マタニティーヨガ、母乳準備講座など・・・)をおすすめいたします。
また、卒乳に関しては現在発売中の アエラベビー10月号に出ております。手に取ってみてくださいね~その辺の知識を付けてから最寄りの助産師さんに相談してください。
(みひかるの母乳ケアは会員限定とさせていただいてます)
2015年9月16日
池田なおみ
貧血とフォローアップミルクについて
私が助産師になって20年くらいは、
母乳が見直され、完全母乳が増え、
「フォローアップミルク不要論」が、全盛でした。
だいいち、母乳っ子は、
哺乳瓶のゴムがいやだ~
ミルクの味もいやだ~となって飲めないし。
結果、ママ大好き!な気持ちが簡単に育ちます。
それはそれで大切な利点ですが、
なんとここ数年、、、、、
貧血気味な1-2歳児が増えてしまったそうです。
風邪でかかった小児科に、
「それよりこの子、目の下が真っ白だね~」と指摘されて発覚するという。
じゃあ、どうするか?
・・・・全員にフォローアップ!!というのも、害もあります。
ママのおっぱいが貧血傾向でしたら、
その子も貧血。
もっと前、貧血のおなかにいたベビーは貧血だそうです。
なので、昨今とってる栄養よりも、
造血機能がしっかりしているかの、もともとの体質という原因が多いのが貧血です。
ご自分が貧血だったママは、食生活を気を付ける、
栄養補助食品的にフォローアップミルクを使うのはいいと思います。
ミルクとして飲まない場合は、料理に使うとか。
ミルクもそうなんですが、
フォローアップミルクも添加物がたくさんです。
できるだけ母乳を~というのはこのためです。
はい、牛乳も、安いものは飲まないほうがいいくらい
添加物、ホルモン剤、たっぷりです。
もーう、悩みますよね。
(でも、安いサプリも添加物で出来上がっています。)
バランスよい食事、
足りなそうなときは、栄養補助。
そんなバランスでいかがでしょうか??
うちの子の場合、
牛乳と卵は全員に不要ですという保育園に入ったために、
こういう情報を知ることができました。
カツオでだしを取ったお味噌汁
ほうれんそう、ひじき、こうやどうふ、厚揚げ、
たたみいわし、煮干しそのままがオヤツ
お誕生会のケーキは、サツマイモ蒸しパン・・・・・
ザ、和食な献立でした。
女子栄養大学の貧血の食事について、 も、参考になります。
深い知識、社会の裏側を知りたい方は、
みひかるサロンの「無添加勉強会」にいらしてください。
ナオミ先生より
断乳時の飲み物について
今年の春の断乳ケアは比較的空いてましたが、
この夏前が込み合っています。
そもそも、真夏は断乳のお勧め時期ではありません。
汗などでも、水分を欲するため、断乳中の水分管理が難しいからです。
7月いっぱいくらいなら、梅雨空も残るので断乳を受けております。
(今年は、ほぼ予約で埋まっています、すいません)
また、水分管理に気を付ければ、
お盆で里帰りした時に、おばあちゃんたちにたくさん遊んでもらって
気分をリフレッシュしたいるうちに忘れちゃう~って感じに断乳するのも、
意外とお勧めです。
さて、断乳を控えたママからご質問です。
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Q, 断乳中の水分以外に、フォローアップミルクを飲ませたほうがいいですか?
飲ませたら、くせになりますか??
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これまでも、飲んでいたならあげてもいいですが、
完全母乳のわが子たちは、ミルクも、フォローアップも、牛乳もまったく受け付けませんでした。
水分というより、ものすごく食べるようになりますので、
まずは食べ物を勧めてみるといいと思います。
明け方に起きてしまい、水分だけじゃ足りなそうなら、
枕元にパンとかおにぎりとか置いておくと、
ママは起き上がらずに”早朝ごはん”みたいに食べて、もう少しウトウトできるかもしれません。
1歳半以内のお子さんで、
どーしてもミルクが飲みたいようでしたらあげてもいいです。
たしかに、哺乳瓶をやめていく脱ミルクもしなきゃいけませんが、
ママの象徴であるおっぱいを離すより
哺乳瓶はいつか、簡単に離れますよ~
最終的には、ママの判断にお任せします♪
フォローアップミルクについて、は、こちら
ナオミ先生より
嬉しい出産報告
元マタニティのNです。大分予定日を超過しましたが日赤医療センターにて、2966gの女の子の赤ちゃんを無事に出産しました☆名前は○○と、命名しました。さっそくオッパイ合宿がスタートしています笑。今は、そこまで頻繁に泣いておっぱい…っていう感じはなくてむしろ寝てばっかりな印象なのですが、これからが勝負なのでしょうか。。
今後も講座等でお世話になると思いますので、どうかまたよろしくお願いします^ ^
直母困難で、お話が通じる2か月ちゃんが来院
先日のご相談。
出産後すぐは、直母できなく、搾乳で乗り切っていて、
2か月たって飲めるようにはなったが、
すぐに赤ちゃんが吸わなくなってしまう・・・・
といことでご来院。
直接飲んでくれないことがあるって、想像つきますか?
意外にあるのですが・・・
ママは直母練習+搾乳+哺乳瓶で飲ませると、
倍の労力を必要とします。
愛育病院で出産されたそうで、
適切な指導を受けていたので、おっぱいは枯れずに分泌は良好。
こちらでは乳房マッサージ、深い飲ませ方などご指導すると
上手に、おいしそうに、途中で辞めずに飲んでくれました
直母してる姿はママも感動!
私も、何人のベビーを見ても感動をいただきます。
このベビー
2か月にしては良く笑い、話が通じてるなと思い、
妊娠中、お話かけていましたか?
とママに聞いたら、
「はい。一人っきりだとさみしいから
ご飯食べながらも話しかけていました。」
そうなんです、このくらい話しかけてると出産後話が通じる、
結局、ぎゃん泣きは減り、育てやすくなります。
直母がうまくいったときは褒めると、
調子に乗ってくれたり(笑)
げっぷの姿勢をおしえてあげて、
この顔かわいいから写真撮っていい?と、
ママに話しかけたつもりが、
ベビーちゃんがニヤッとしてくれました。
写真撮るって言葉も通じてるようで
びっくりしました。
私はね、こっぱずかしくてお腹に話しかけれないタイプでしたが、
そういう人もね、自分らしくないと思っても・・・
話しかけてみてね。
妊婦さん、
お腹の中から子育てしてください。
助産師
ナオミ先生より
母乳不足と思う時期
子供は生後3ヶ月半で、2ヶ月半頃までは夕方から1、2回ミルクを足す混合で育てていたのですが、最近、ミルクを全く飲まなくなってしまいました。
なので、現在母乳のみなのですが、母乳の分泌があまり多くない(1日450~600グラムくらいです)ため、体重増加も減ってきてしまいました。
夏なので、外に出るときなども脱水にならないか心配で、悩んでいます。
***
まず思ったのが、母乳足りてるはず。赤ちゃんは要らないから飲まないだけ。
でも、なんで母乳の量を詳しく把握できてるの?と、思いながら初診を迎えました。
やはり分泌よく、でも夕方は枯れることもある、左右差がある、哺乳瓶慣れのせいで浅飲みになってる、など、幾つかご指導いたしました。
一方、ベビーちゃんの情緒発達はすばらしく、あやすとキャッキャッ‼
ママは「こんなに笑ったの初めて見た」
そーなんです、
新生児と違い、2.3か月は遊んでくれ!と泣いたり、要求もステップUP!泣く時はよく泣きます。
そして胸の張りも落ち着くこの時期、母乳不足に感じる人が多いです。
ママと一緒に笑っちゃったのが、
素晴らしく細かい記録!
「毎回、哺乳量測定して、メモメモしてたの?」
はい…
そんなことより
遊んであげればいいんですね。
はい、ステキな事に気がつきました。
聞けば、ご実家も遠く、
必死に一人で育てたそうです。
おばあちゃん達は古い知識でチャチャをいれて来ることもありますが(失礼!)
扱い上手は学ぶべき。
ちょっとした育児スキルを伝えてくれます。
残念ながらご実家が遠い人は
みひかるで習ってください。
みなさんは、おばあちゃんではないけど、おばあちゃんちに来たみたいに落ち着く~と、よく言われます。
19日の2.3か月の子育て教室は
まさにそんな内容です。
他のヨガなども、
スタッフは
優しい保育士さん、
育児経験者ばかりです。
みなさん
行き詰まる前に遊びに来てください。
ナオミ先生より
直母困難な事例
今日は直母困難な母子のケア、2回目でした。
母乳準備講座を受けてくれていた彼女は
退院してすぐ、
「母乳が吸えない、毎回嫌がるのでつらい気分になる。
このまま枯れちゃうのも不安だ~」
と連絡をくれました。
病院では、
哺乳瓶のゴム乳首をおっぱいの先につけて、という指導。
そんなのは赤ちゃん嫌がります。
彼女に合うタイプの哺乳瓶、保護器、搾乳機をアドヴァイスして
自宅でも永続可能な作戦を立てました。
直母ばかりにとらわれなくても、
搾乳機でおっぱいを枯れないようにしておけば
いつしか赤ちゃんはすえます。
胸元で泣き叫ばれるほど
悲しく思うことはありません。
でも、途中で片方の直母ができるようになり
今日、マッサージでほぐれた後
もう片方も増えるようになりました!!
吸綴(きゅうてつ)と言いますが
赤ちゃんが必死に吸う姿って
何回見てもうっとりします。
2回の来院で、
1か月健診以内にうまくいくなんて~
と、喜んでいただけて、私もうれしいです。
私は忙しいので
とりあえずは卒業、
また困ったら来院してね~ってことにしました。
*吸わせる迄に時間がかかる。
*吸ったと思ったらはずれやすい。
*げっぷや吐き戻しが多い。というかた。
一度ご相談くださいね。
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みひかる助産院 池田なおみ
(みひかる ハイフン J @アイドット ソフトバンク JPです)
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新生児訪問の様子はみひかるブログ へ。