8月23日発売号
第596話 詳細バレ
表題:"SPECTRUM"
扉絵:ルフィ&エース&サボ
■■■内容■■■
━━小さな空島 ウェザリア━━
住民「この泥棒娘は許しておけん!身包み剥いで今すぐ国外へ追放じゃ! 」
ナミ「ごめんなさい…反省してます……反省の印に今から私…海へ飛び込みます…来世ではどうか私を許してください…」
住民「ウオー!泣かしてしもうた!早まっちゃいかん!娘さん!そこまで責めてるわけではないんじゃ!そんな若い身空で死を選ぶ様なマネをしちゃいかんぞ!こちらも言い過ぎた!」
ナミ「わかった許してあげる!じゃ私はしばらくここで天候の勉強をさせてもらうから!」
住民「は!?」
ナミ「あ、私はナミ!気軽にナミさんって呼んでね!あと住む家が一軒欲しいな!よろしくね!空のおじいちゃん達!」
住民「はあああ!?なぜ我々が許された!?腑に落ちん!!」
場面変わり、ハレダスの家で本を読んでいるナミ…。
ハレダス「この"ウェザリア"は風の趣くまま世界中の空を漂い…時に青海に下りては物質と共に情報を頂き旅を続けている」
ナミ「情報?」
ハレダス「まあ記録じゃな世界中の天候の記録…偉大なる航路を中心に、まだまだ耳を疑う様な未知の天候や現象が溢れておる…世界は広いのじゃ!」
ナミ「"雷が降る"ですって!?ウソでしょ!? 」
本には594話でウルージが向かった島の事が書いてあるらしい…。
ハレダス「それは新世界にある島じゃ…あの海を航海するなら、今まで以上に常識に囚われてはいかんぞ」
ナミ「教えて!ハレダスさん!新世界の天候!分かるだけ全部!!」
ハレダス「……必死じゃのー…」
ナミ「そりゃそうでしょ!!仲間全員分の命がかかってるのよ!私は航海士!!海上にいる間は責任重大よ!!船長の望む場所へくらいどこへでもちゃんと連れてってあげられなくちゃ!ルフィは海賊王になるって言うんだから私だって並大抵の航海士じゃいられないのよ!!」
ハレダス「幸せな船長じゃのォ…船員にそう思って貰えるとは!!」
ナミ「仕方ないのよ…」
ハレダス「仕方ないのか…」
ナミ「そ!だってあいつ大っきな事ばっか言うくせに海のこと何も知らないんだから!危機感が足りないのよね!」
ココヤシ村でルフィに泣きながら助けを求めた時の事を思い出すナミ…。
ナミ「……やることはいつもメチャクチャだし……放っておいたら死んじゃうんだから!バカだし世話がやけるのよ!」
ハレダス「ほっほっほ…そりゃ大変な船長じゃ」
ナミ「だから助けてあげるの!ねー天候ボールのこと教えてよ!」
ハレダス「簡単に言うな!コレは我がウェザリアの大発明なのじゃ!悪用すれば極論、世界を混乱させる程のな!」
ナミ「もしかして…武器になる?」
ハレダス「コラコラ!危ないことを言うな!ダメじゃ!」
━━偉大なる航路 剣山島 "テーナ・ゲーナ王国"━━
ブルックが檻の中で座っている…。
手長1「よってらっしゃい見てらっしゃい!!この姿!まるでガイコツそのもの!そして1つしかない腕の関節!これ以上の珍生物がこの世に存在するのでしょうか!」
手長2「おい!インチキすんじゃねぇよ!全く動かねぇじゃねぇか!!ただの人形だろそんなモン!!」
ブルック(ルフィさんが決断をした…ならば私も何かしなければ…)
手長1「おいガイコツ!ふざけんな!動け!これじゃ見世物にならないだろ!」
ブルック「じっとしてなんか…いられない…何かお役に立つ方法は…」
手長1「動いてくれれば十分だ!動いてみせろ!!」
ブルック(この私の姿を見ても何ら恐れる事なく…あなたは私を仲間に誘ってくれましたね……50年…暗い海を漂うだけの私にとってどれ程の喜びだったか…)
ルフィに仲間に誘われた時の事を思い出すブルック…。
ブルック(どれほどあなたが輝いて見えたか…奇跡を待つ事しかできなかった50年の時間が報われたのですから)
ブルック「フフ…40度!あ!難しい!!」
手長2「動いた!ホントに喋って動いてるぞ!気持ち悪い!何この生物!」
ブルック「45度から角度を落とすと…やはり滑りますね…しかしこれを克服できたとき!!私ももっとルフィさんのお役に立てるのでは……!いえ…やっぱり別の方法で」
手長「ギターを持ったぞ!!何をする気だ!!」
ブルック「見世物結構…何とでも言いなさい…私の辞書に、もう"孤独"という文字はない!!それより皆さん見てるだけなんて退屈でしょう?」「聴いてください!私のNEWシングル!!"骨 to be wild!!」
━━東の海 巨大な橋━━
革命軍「一体どういう心境の変化で?」「我々としてはありがたい…ドラゴンさんはずっとあなたに会いたがっていましたので」
ロビンは革命軍の船に乗り、バルディゴへ向かうことに…。
ロビン「そんな奇特な人たちがいたのなら、もっと早く会いに来て欲しかった」
革命軍「も…申し訳ない!クロコダイルと手を組んでいたという情報を掴めず…」
ロビン「フフフ…冗談よ…からかっただけ」「悪いけど私にとってはこうなってよかった…」
━━ロビン 回想シーン━━
「あの子を殺せ!生きてちゃいけねぇ人間だ!オハラの悪魔達の生き残りなんだ!」
「やーい妖怪!!」
「あのガキの首にいくら懸かってると思う?」
------------------
ロビン「どうして助けに来たりするの!?私はもう……死にたいのよ!!」
スパンダム「正気か貴様ら!全世界を敵に回して生きてられると思うなよ!!」
ルフィ「望むところだあああああ!!!」
━━回想終わり━━
ロビン「…………」
革命軍「ロビンさん、どうぞ中へ!外は冷えますので!」
ロビン「ここでいいわ…私は海賊…あなた達は革命軍……簡単に心は許せない…招かれるまま逃げ場のない船室へは入れない」
革命軍「そんな!別に我々はあなたに敵意など!!」
ロビン「そうさせて…1人の時はずっとこうやって生きてきたの…」
革命軍「……あ…!失礼…わかりました」「おい!毛布をいっぱい持ってて来い!温かい飲み物と食事をここへ!」
ロビン(ルフィ…あなたのお父さんの下で世界の流れに身を投じれば……少し強くなれるかしら……誰かの為に強くなりたいなんて考えた事もなかった…)
━━偉大なる航路 からくり島 未来国バルジモア━━
海兵「何か知っている事は?」
住民「研究所にゴリラのような侵入者が入ったと聞いて間もなくあの爆発で」
海兵「この島にやって来るにはある程度大きな砕氷船がなければ着港は不可能だ…まずそれを見た者がいない…」
「駐屯の海兵達が言うには侵入者はあの話題の麦わらの一味の船員"鉄人フランキー"だと言うが…この島にはサイボーグゴリラも数頭いて見間違いの線も強い…当人は1ヶ月未満の内にシャボンティ諸島で目撃されており、バルジモアへの到達経路と手段が不明だ…」
海兵「ゴリラ大佐!雪山への探索隊出発します!」
ゴリラ大佐「わかった…私も行くウホ」
老人「あの爆発で入り口が露わになったんだ」
「驚いた…わしらも知らなんだ……もう1つの研究所があったなんて…」
フランキー「ここは作業用"改造動物"を造りだした場所のようだな…吹き飛んだ方の研究所にあったのは文化的にブッ飛んだ発明だったが…俺が知りたかったのは寧ろこっちの"兵器的発明"だ」
「コリャ凄ェ…戦艦から人間の細胞の研究まで……コイツの頭は一体どうなってんだ…」
「おし!決めたぞ!ここに住もう!」
老人「え!?住む?」
フランキー「時々コーラを貰いに山を降りるからお前らの家に蓄えを頼む!お前らさえ黙ってればここに住むんだから迷惑は…」
老人「ぎゃあああああ!!こっち見んな!コワイ顔が!コワイ!!」
フランキー「顔見ただけで騒ぐな!」
「…どうだ?トラの敷物」
トラの敷物を被るフランキー…。
子供「ああそれなら」
フランキー「寒いな…暖炉がある火をいれよう」
老人「なぜズボンを履かん…」
━━フランキー 回想シーン━━
フランキー「お前ら俺の造ったその船に乗ってってくれねぇか?」
ルフィ「このパンツ返して欲しけりゃ俺たちの仲間になれ!!」
アイスバーグ「…もうてめェの夢に生きていいだろ…?」
フランキー「海の果てへ到達した時!それを夢の船と呼ぶんだ!」
━━回想終わり━━
フランキー(おいルフィ……サニー号はまだまだ本気を出しちゃいねェぞ!!サニー号を夢の船にできる船長はお前だ……今以上にどんなに激しい冒険にも耐えられる技術を俺は身に付ける!だからルフィ……)
老人「おい!虎が燃えてるぞ!!」
フランキー「え?」
「ぎゃああああああああああああああああああ」
ゴリラ大佐「何だ!?怪獣か!?」
フランキー「ぎゃああああああああああ」
海軍「ぎゃああああああああ!!!出たああああ!!!!」
フランキー「ぐああああああああ!!!!」
海軍「ぎゃあああああああああ!!!!」
フランキー(だからルフィ……乗り越えて行こうぜ…新世界の荒波も!)
【これが、後に偉大なる航路で語り継がれる「バルジモアの燃える霊獣伝説」である】
━━偉大なる航路 ボーイン列島━━
ヘラクレス「今度は何だと言うのかん!!ウソップン!!」
ウソップ「まず痩せる!筋力も付ける!」
ヘラクレス「ああ…それはその方がいい!」
ウソップ「そして強くなる!」
ヘラクレス「ああ!そうしなければ島からは出られないん!」
「突然奮起して…一体あの新聞に何が書いてあったのだん!!」
ウソップ「俺たちの船長からのメッセージを受けた!」
ヘラクレス「メッセージ?」
━━ウソップ 回想シーン━━
ルフィ「早く乗れよ!俺たちもう仲間だろ」
ウソップ「あいつが勝ったんだ!!」
ウソップ「お前何やってんだ!!起きろ!ルフィ!!
ルフィ「このケンカ!俺たちの勝ちだ!!!」
━━回想終わり━━
ウソップ「俺は……心のどこかで……ルフィって奴は見てるだけで勝手に海賊王になっちまう奴なんだと思ってたんだ………でも違うな……あいつだって敵わねぇ敵がたくさんいる………ルフィだって敗けるんだ……無理してんだ……悲鳴上げてんだ………だから…………あいつには俺様の力が必要なんだ!!!!」
「ヘラクレス!俺は強くなりてェ!!なぁヘラクレス先生!ずっとおめェの武器が気になってた…」
ヘラクレス「え!?…せ…先生ん!?」
ウソップ「ああ…こんな危険な島で暮らすスゴ腕のあんたに習いたい事がたくさんある!」
ヘラクレス「スゴ腕!?私は…スゴ腕先生かん!?」
ウソップ「ああスゴ腕先生さ!」
ヘラクレス「そして私の名前はヘラクレスン!!」
ウソップ「かっこいい名前だなー」
ヘラクレス「いいか我が生徒ウソップン!この森には"ポップグリーン"と呼ばれる攻撃的かつ瞬発的な成長を遂げる植物が数多く存在する!これはその種だん!」
ウソップ「…ポップグリーン!?」
ウソップ(待ってろよルフィ……お前が海賊王になる為に…俺は本物の狙撃の王様になってみせる!!)
ヘラクレス「走れ!!この森がお前を強くするのだん!!! 」
終わり
第596話 詳細バレ
表題:"SPECTRUM"
扉絵:ルフィ&エース&サボ
■■■内容■■■
━━小さな空島 ウェザリア━━
住民「この泥棒娘は許しておけん!身包み剥いで今すぐ国外へ追放じゃ! 」
ナミ「ごめんなさい…反省してます……反省の印に今から私…海へ飛び込みます…来世ではどうか私を許してください…」
住民「ウオー!泣かしてしもうた!早まっちゃいかん!娘さん!そこまで責めてるわけではないんじゃ!そんな若い身空で死を選ぶ様なマネをしちゃいかんぞ!こちらも言い過ぎた!」
ナミ「わかった許してあげる!じゃ私はしばらくここで天候の勉強をさせてもらうから!」
住民「は!?」
ナミ「あ、私はナミ!気軽にナミさんって呼んでね!あと住む家が一軒欲しいな!よろしくね!空のおじいちゃん達!」
住民「はあああ!?なぜ我々が許された!?腑に落ちん!!」
場面変わり、ハレダスの家で本を読んでいるナミ…。
ハレダス「この"ウェザリア"は風の趣くまま世界中の空を漂い…時に青海に下りては物質と共に情報を頂き旅を続けている」
ナミ「情報?」
ハレダス「まあ記録じゃな世界中の天候の記録…偉大なる航路を中心に、まだまだ耳を疑う様な未知の天候や現象が溢れておる…世界は広いのじゃ!」
ナミ「"雷が降る"ですって!?ウソでしょ!? 」
本には594話でウルージが向かった島の事が書いてあるらしい…。
ハレダス「それは新世界にある島じゃ…あの海を航海するなら、今まで以上に常識に囚われてはいかんぞ」
ナミ「教えて!ハレダスさん!新世界の天候!分かるだけ全部!!」
ハレダス「……必死じゃのー…」
ナミ「そりゃそうでしょ!!仲間全員分の命がかかってるのよ!私は航海士!!海上にいる間は責任重大よ!!船長の望む場所へくらいどこへでもちゃんと連れてってあげられなくちゃ!ルフィは海賊王になるって言うんだから私だって並大抵の航海士じゃいられないのよ!!」
ハレダス「幸せな船長じゃのォ…船員にそう思って貰えるとは!!」
ナミ「仕方ないのよ…」
ハレダス「仕方ないのか…」
ナミ「そ!だってあいつ大っきな事ばっか言うくせに海のこと何も知らないんだから!危機感が足りないのよね!」
ココヤシ村でルフィに泣きながら助けを求めた時の事を思い出すナミ…。
ナミ「……やることはいつもメチャクチャだし……放っておいたら死んじゃうんだから!バカだし世話がやけるのよ!」
ハレダス「ほっほっほ…そりゃ大変な船長じゃ」
ナミ「だから助けてあげるの!ねー天候ボールのこと教えてよ!」
ハレダス「簡単に言うな!コレは我がウェザリアの大発明なのじゃ!悪用すれば極論、世界を混乱させる程のな!」
ナミ「もしかして…武器になる?」
ハレダス「コラコラ!危ないことを言うな!ダメじゃ!」
━━偉大なる航路 剣山島 "テーナ・ゲーナ王国"━━
ブルックが檻の中で座っている…。
手長1「よってらっしゃい見てらっしゃい!!この姿!まるでガイコツそのもの!そして1つしかない腕の関節!これ以上の珍生物がこの世に存在するのでしょうか!」
手長2「おい!インチキすんじゃねぇよ!全く動かねぇじゃねぇか!!ただの人形だろそんなモン!!」
ブルック(ルフィさんが決断をした…ならば私も何かしなければ…)
手長1「おいガイコツ!ふざけんな!動け!これじゃ見世物にならないだろ!」
ブルック「じっとしてなんか…いられない…何かお役に立つ方法は…」
手長1「動いてくれれば十分だ!動いてみせろ!!」
ブルック(この私の姿を見ても何ら恐れる事なく…あなたは私を仲間に誘ってくれましたね……50年…暗い海を漂うだけの私にとってどれ程の喜びだったか…)
ルフィに仲間に誘われた時の事を思い出すブルック…。
ブルック(どれほどあなたが輝いて見えたか…奇跡を待つ事しかできなかった50年の時間が報われたのですから)
ブルック「フフ…40度!あ!難しい!!」
手長2「動いた!ホントに喋って動いてるぞ!気持ち悪い!何この生物!」
ブルック「45度から角度を落とすと…やはり滑りますね…しかしこれを克服できたとき!!私ももっとルフィさんのお役に立てるのでは……!いえ…やっぱり別の方法で」
手長「ギターを持ったぞ!!何をする気だ!!」
ブルック「見世物結構…何とでも言いなさい…私の辞書に、もう"孤独"という文字はない!!それより皆さん見てるだけなんて退屈でしょう?」「聴いてください!私のNEWシングル!!"骨 to be wild!!」
━━東の海 巨大な橋━━
革命軍「一体どういう心境の変化で?」「我々としてはありがたい…ドラゴンさんはずっとあなたに会いたがっていましたので」
ロビンは革命軍の船に乗り、バルディゴへ向かうことに…。
ロビン「そんな奇特な人たちがいたのなら、もっと早く会いに来て欲しかった」
革命軍「も…申し訳ない!クロコダイルと手を組んでいたという情報を掴めず…」
ロビン「フフフ…冗談よ…からかっただけ」「悪いけど私にとってはこうなってよかった…」
━━ロビン 回想シーン━━
「あの子を殺せ!生きてちゃいけねぇ人間だ!オハラの悪魔達の生き残りなんだ!」
「やーい妖怪!!」
「あのガキの首にいくら懸かってると思う?」
------------------
ロビン「どうして助けに来たりするの!?私はもう……死にたいのよ!!」
スパンダム「正気か貴様ら!全世界を敵に回して生きてられると思うなよ!!」
ルフィ「望むところだあああああ!!!」
━━回想終わり━━
ロビン「…………」
革命軍「ロビンさん、どうぞ中へ!外は冷えますので!」
ロビン「ここでいいわ…私は海賊…あなた達は革命軍……簡単に心は許せない…招かれるまま逃げ場のない船室へは入れない」
革命軍「そんな!別に我々はあなたに敵意など!!」
ロビン「そうさせて…1人の時はずっとこうやって生きてきたの…」
革命軍「……あ…!失礼…わかりました」「おい!毛布をいっぱい持ってて来い!温かい飲み物と食事をここへ!」
ロビン(ルフィ…あなたのお父さんの下で世界の流れに身を投じれば……少し強くなれるかしら……誰かの為に強くなりたいなんて考えた事もなかった…)
━━偉大なる航路 からくり島 未来国バルジモア━━
海兵「何か知っている事は?」
住民「研究所にゴリラのような侵入者が入ったと聞いて間もなくあの爆発で」
海兵「この島にやって来るにはある程度大きな砕氷船がなければ着港は不可能だ…まずそれを見た者がいない…」
「駐屯の海兵達が言うには侵入者はあの話題の麦わらの一味の船員"鉄人フランキー"だと言うが…この島にはサイボーグゴリラも数頭いて見間違いの線も強い…当人は1ヶ月未満の内にシャボンティ諸島で目撃されており、バルジモアへの到達経路と手段が不明だ…」
海兵「ゴリラ大佐!雪山への探索隊出発します!」
ゴリラ大佐「わかった…私も行くウホ」
老人「あの爆発で入り口が露わになったんだ」
「驚いた…わしらも知らなんだ……もう1つの研究所があったなんて…」
フランキー「ここは作業用"改造動物"を造りだした場所のようだな…吹き飛んだ方の研究所にあったのは文化的にブッ飛んだ発明だったが…俺が知りたかったのは寧ろこっちの"兵器的発明"だ」
「コリャ凄ェ…戦艦から人間の細胞の研究まで……コイツの頭は一体どうなってんだ…」
「おし!決めたぞ!ここに住もう!」
老人「え!?住む?」
フランキー「時々コーラを貰いに山を降りるからお前らの家に蓄えを頼む!お前らさえ黙ってればここに住むんだから迷惑は…」
老人「ぎゃあああああ!!こっち見んな!コワイ顔が!コワイ!!」
フランキー「顔見ただけで騒ぐな!」
「…どうだ?トラの敷物」
トラの敷物を被るフランキー…。
子供「ああそれなら」
フランキー「寒いな…暖炉がある火をいれよう」
老人「なぜズボンを履かん…」
━━フランキー 回想シーン━━
フランキー「お前ら俺の造ったその船に乗ってってくれねぇか?」
ルフィ「このパンツ返して欲しけりゃ俺たちの仲間になれ!!」
アイスバーグ「…もうてめェの夢に生きていいだろ…?」
フランキー「海の果てへ到達した時!それを夢の船と呼ぶんだ!」
━━回想終わり━━
フランキー(おいルフィ……サニー号はまだまだ本気を出しちゃいねェぞ!!サニー号を夢の船にできる船長はお前だ……今以上にどんなに激しい冒険にも耐えられる技術を俺は身に付ける!だからルフィ……)
老人「おい!虎が燃えてるぞ!!」
フランキー「え?」
「ぎゃああああああああああああああああああ」
ゴリラ大佐「何だ!?怪獣か!?」
フランキー「ぎゃああああああああああ」
海軍「ぎゃああああああああ!!!出たああああ!!!!」
フランキー「ぐああああああああ!!!!」
海軍「ぎゃあああああああああ!!!!」
フランキー(だからルフィ……乗り越えて行こうぜ…新世界の荒波も!)
【これが、後に偉大なる航路で語り継がれる「バルジモアの燃える霊獣伝説」である】
━━偉大なる航路 ボーイン列島━━
ヘラクレス「今度は何だと言うのかん!!ウソップン!!」
ウソップ「まず痩せる!筋力も付ける!」
ヘラクレス「ああ…それはその方がいい!」
ウソップ「そして強くなる!」
ヘラクレス「ああ!そうしなければ島からは出られないん!」
「突然奮起して…一体あの新聞に何が書いてあったのだん!!」
ウソップ「俺たちの船長からのメッセージを受けた!」
ヘラクレス「メッセージ?」
━━ウソップ 回想シーン━━
ルフィ「早く乗れよ!俺たちもう仲間だろ」
ウソップ「あいつが勝ったんだ!!」
ウソップ「お前何やってんだ!!起きろ!ルフィ!!
ルフィ「このケンカ!俺たちの勝ちだ!!!」
━━回想終わり━━
ウソップ「俺は……心のどこかで……ルフィって奴は見てるだけで勝手に海賊王になっちまう奴なんだと思ってたんだ………でも違うな……あいつだって敵わねぇ敵がたくさんいる………ルフィだって敗けるんだ……無理してんだ……悲鳴上げてんだ………だから…………あいつには俺様の力が必要なんだ!!!!」
「ヘラクレス!俺は強くなりてェ!!なぁヘラクレス先生!ずっとおめェの武器が気になってた…」
ヘラクレス「え!?…せ…先生ん!?」
ウソップ「ああ…こんな危険な島で暮らすスゴ腕のあんたに習いたい事がたくさんある!」
ヘラクレス「スゴ腕!?私は…スゴ腕先生かん!?」
ウソップ「ああスゴ腕先生さ!」
ヘラクレス「そして私の名前はヘラクレスン!!」
ウソップ「かっこいい名前だなー」
ヘラクレス「いいか我が生徒ウソップン!この森には"ポップグリーン"と呼ばれる攻撃的かつ瞬発的な成長を遂げる植物が数多く存在する!これはその種だん!」
ウソップ「…ポップグリーン!?」
ウソップ(待ってろよルフィ……お前が海賊王になる為に…俺は本物の狙撃の王様になってみせる!!)
ヘラクレス「走れ!!この森がお前を強くするのだん!!! 」
終わり