昨日16時から帯広で、JICA(国際協力機構)帯広研修センターの設立20周年記念式典が行われた。

 平成3年、私が外務政務次官時代に決めた事業であった。あの時、外務省もJICA(当時、国際協力事業団)も札幌に設置を考えていた。ところが私が外務政務次官になり、札幌ではなく、帯広にと流れを変えた。

 北海道知事は横路孝弘氏(現民進党代議士)で知事室長の荒井聰氏(現民進党代議士)を使って、私にアプローチしてきた。ホテルニューオータニで横路知事から札幌でと陳情を受けた。

 私は最終的に帯広、札幌の2か所に設置を決め、大蔵省にお願いした。1000万円の調査費をつけてもらい、5年後の完成となったのである。

 あれから20年、早いものである。中川昭一さんと切磋琢磨した時代が懐かしい。

 25年前の経緯(いきさつ)を踏まえ、JICA(独立行政法人国際協力機構)越川副理事長が記念式典の案内と挨拶の機会を設けてくれた事に感謝したい。

 政治家は、正当に評価してもらう事が一番嬉しいものである。越川副理事長も外務省の官房長までしただけあって、バランス感覚は抜群だと感じた次第である。

 国際化の時代、この帯広研修センターから世界中に多くの人材が輩出される事を願ってやまない。

 

※11月19日(土)10:00~10:55BS朝日「激論!クロスファイア」に生出演します。ぜひご覧ください。

 

道東・十勝・帯広国際拠点設立20周年記念式典