皆さんは、初めてコーヒーを飲んだ瞬間なんて
覚えていらっしゃらないでしょうね。
私はね、小学校の5年生のときでした。
その頃の私は、男女各3人くらいのグループでよく遊んでいまして
誰かの家で遊んでいるうちにお腹が減ってくると
喫茶「レモン」 (いかにも昭和臭い名前でしょ)の子供であるT君に電話をし
タマゴサンドとハムサンドを出前してもらって
それを持ってきたT君はそのまま合流して遊ぶというような
生意気臭いような子供達でした。
あるとき、誰かのピアノの発表会を観に行こうということになり
(このあたりは子供臭い)
発表会がどうだったなんてことはまるで覚えておりませんが
その後、みんなで喫茶店に入ったのです。
そのとき、一番大人びていたK君がごく普通にコーヒーを注文しました。
(ええ~、K君コーヒーなんて飲むんだぁ~)
その頃の私は、家で飲む温かい飲み物と言えばココアで
コーヒーなんて飲んだことがありません。
わぁ~、私って子供なんだ。
みんなコーヒーなんて飲んでるんだ。
なんだかみんなが大人っぽく思えて
自分だけが「置いてけぼり」のような気がして
「あっ、私もコーヒー」
喫茶店ではコーヒーでしょ。みたいな感じで^^
運ばれてきたコーヒーにシュガーポット (昭和^^)から
お砂糖を2杯ほど入れ、一口飲んだ瞬間
(苦ぁ~~~!! なんじゃこれ!!)
もちろん、顔には出しませんよ。
でも、この後また2杯ほど砂糖を入れている私は
友達から見たら、変なやつでしょうね^^
これに懲りて、暫くコーヒーは飲まなかったのと
中高生のときはコーラ中毒でしたので
結局、コーヒーを飲むようになったのは大人になってからでした。
今でも、コーヒーよりは紅茶が好きなのは
このときのトラウマなのかなぁ。