しましまのブログ

しましまのブログ

乳がん治療中。
落ち着いたらネットショップを再開する予定です。
2012年、骨その他に転移。
抗がん剤治療に疑問を感じ、ハイパーサーミアを受けはじめました。

Amebaでブログを始めよう!

しましまの夫です。
妻は 10月25日、午前9:54 永眠いたしました。

乳がんの初発からは8年、骨転移がわかってから5年、
辛く苦しかった闘病生活でしたが、ものづくりをはじめ

自分の好きなものに打ち込み、完成した作品を

公開して気に入って買ってくれたひとと交流したり、

デザフェスのようなリアルのマーケットに参加・出品もしたり、

友だちと会える機会が合えばできるだけ出かけて話をしたり、

あちこち旅に出かけたり、ただ辛いだけの毎日とは

違う日常に変える努力を続け、よく頑張ってくれました。


応援してくださった皆様に心から感謝いたします。
ありがとうございました。
 

緩和ケア、というともう打つすべがないのか?

なんて思う方もまだ多いかもしれませんが、

 

緩和ケア外来は、普段の生活でつらいこと、しんどいことを

おくすりやせいかつで改善していくのが目的で(たぶん)

 

私の場合は

痛み止めの副作用で主治医の経験上あまりないことが起き、
そういうことまで主治医(本来は乳腺外科)におんぶにだっこではたいへんかなぁ、と

思ったのがきっかけでした。

 

病状が進むにつれ、対応も様々。

転移の場所によっては専門を大きく外れる。
脳転移、放射線、

 

これから目だって耳だって
あまりおこらないといわれるひざ下、肘下だって

長くわずらえばもしかしたら。
腰とか。車いすとか。寝たきりとか。

 

すべてすべて、ではやっぱりむずかしいのかと。

 

行ってみて、緩和ケア外来のゆっくりしていることに驚きました。
最初だけなのかもしれませんが、、、

1時間以上お話を聞いてもらえてたくさんの質問をさせていただきました。

 

あ、今になって
もし今後積極的な治療をうけなければどれくらい生きられるのか
ちょっと聞いてみたかったな。

 

頑張ればもっともっと行ける。そう思います。

でも、さすがにもう8年。
結婚して10年のうち8年が闘病です。

 

それまでの2年間だって、不妊治療でずいぶん過ごしてしまった。

 

もう夫婦2人の目標というか向いている方向もほぼ同じ、

ただ、やっぱりふっと疲れることもあります。

ずいぶん長い間、このブログ放置してます。

 

症状や副作用について夫がすごく調べるので

参考に読んだら私のブログだった、なんてことになりそうで・・・

まあそれはそれで良いんだけども、

 

闘病ブログって誰かの役に立つかも?って思って始める人多いと思うけれど、

病状が進行するにつれて、自分の状況と同じような人は減っていくし、

記事を書いても誰かが「そう、この情報が欲しかったのよ!」なんてことも減っていくだろうし。

 

その後、脳に転移して、

トモセラピー(放射線治療のひとつ)を受けました。

 

皮膚にも転移してて、

今はそれが時々痛みます。

 

骨の転移も広がって時々痛くなりますが、

ずっと同じ痛み止め(麻薬ではない)でコントロール出来ています。

 

臓器にも少しずつ転移がありますが、
今のところあまり自覚症状はありません。

 

ハイパーサーミアを受けられない部分の転移がひどくなりがちで、

脳はその典型ですね。

 

脳転移、治療中は相当しんどくてペッタンコに痩せたけれど、

もうずいぶん前なので、喉元過ぎて熱さを忘れてます。

 

 

必要な情報は、自分で取りに行かないといけない。

 

まるで前後左右、

時には背後をぴゅーんと飛んでいくぎんなんを

ハッシと捕まえて楊枝に刺して行く競技(なんだそれ)のようです。

 

例えば脳の放射線治療、トモセラピーが早く受けられたのは

偶然何年ぶりかで連絡を取った友人からの情報のおかげでした。

 

頭皮の転移では、

自分でもどこに傷やしこりがあるか把握しきれず、

美容師さんも困るだろうし、どうしよう?とか

 

あと、自宅でもシャンプーはどんなのが良いのかとか。

 

検索しても、抗がん剤による脱毛期のケアばかりで、

頭皮に転移した場合のケアはなかなか見つからない。

 

そうか、こうなってくるんだ。。。

逆に言えばあれこれ乗り越えて長生き出来てるわけで有難いっちゃ有難いのか。

 

普段は結構元気で、

まだ見た目も元気そうで、

このギャップにはずっと悩まされてきましたが、

 

そろそろ見た目も変わり始めるかもしれない。

頭皮の転移がひとつ大きくなってきて、そこは髪が抜けてます。

 

10円ハゲというか500円ハゲ状態で

いつ破けて膿がでてくるか分からない。

 

そうなると放射線治療を受けることになって髪は大いに抜ける。

多分把握している以上に転移はあるので、全部治療したら

 

・・・まだらハゲ・・・

 

「ねばって生きていれば新しい治療が出てくると思うよ」

と夫は言うけれど、

 

こうしてどんどん病状が進んで、

でもなんとか治療して、を繰り返していくと

見た目とか、運動機能とか、歯とか、

ひどくなっても生きていて

 

なんだかなー、と。

 

「新しい治療が出てくると思う」

よりは

「新しい治療が出てくるといいね」

っていう方がいいよ

と夫には言っておいたけれど、

 

なんだかなーと思ってるのは微妙にそこじゃない。

 

 

 

 

 

 

とても久しぶりの更新です。

私の体調はとても良い。のかな???
基準がおかしくなってるかも。

一部の状態は少し良くなったけれど
新しく転移らしきものがあります。
腫瘍マーカーは3種類のうちNCC-ST-439だけ、
抗がん剤を休むとグイっと上がります。

この数値を取って見てるから抗がん剤しましょうか、
という話になるのですが、
このマーカー採って見てない病院だってある。

それってどうなんやろ?
そんな必死に抑えなアカンの?
抗がん剤せんなんの?

でも上がり方が結構すごいんで放置することも不安。

抗がん剤はハーセプチン。
時々ハラヴェン。

ハーセプチンだけなら、
倦怠感が主で、
あとは変なとこにニキビができる。
鼻の中に出来るのがすっごく困る。。。

ハラヴェンを加えると倦怠感がズッシリと重くなり、
粘膜、特にお尻の具合が悪くなって
これがかなり精神的につらいんですが
まあ時々なので頑張ってます。

連続して「タテになって」る時間が
調子の良い時は8時間くらい。
調子の悪い時は4時間くらい。

すぐにヨコになって休める環境なので
しんどい時は寝ているし
つまり起きている時はそこそこ元気という状態。

更年期で寝起きとかには関節がちょっとつらい人・・・くらいに動けて、

たまーにちょっとだけ受けるハラヴェンの直後は味覚がおかしいけど
普段は美味しいものを美味しく食べられて、

大好きなモノづくりをして楽しく過ごし、
時々それを気に入って買ってくれる人もいて。

しんどい時でも買い物だって色々工夫すれば
ほとんど配達してもらえる。

ところで。

今の私を見ればかなりのおばちゃんだけど、
最初に乳がんが見つかった時はまだ「若年性」と言って良い年齢でした。
そして「初期」と言っても良い状態でした。

例えば若年性の認知症と聞けば、
それはいかにも大変そうだ、と重く受け止める人が多いだろうけど、

お年寄りで認知症と聞けばちょっと違うんじゃないか。
まあ結構あるよね、という意識がどこかにあるんじゃないか。

でもそのお年寄りはもしかしたら
とても若い頃から認知症と闘ってきたのかもしれないんですよ。
そしてこれからも体は健康で、超~長生きすることもある。

どっちにしろ大変なことは大変。
周りでつらい思いをしている人もいる。それは同じ。

夫や妻が、がんになったことで
転勤や出張を断り、有給休暇をフルで使う、というような時。

同僚さん、上司さんも最初は快く融通をきかせてくれるでしょう。

でも、そのがん患者が長生きすると?

それはとても良かったね、と思う反面、
がんって言うからしばらくの間のことかと思っていた・・・
この人はこれからもずっとこういうスタイルで働くことになり、
自分はそのフォローをし続けるのか。
そんな風に考えることだってあるんじゃないかな?


私は、抗がん剤を受ける間隔と量、
自分の希望をほぼ通してます。

先生が提案してくれるペースで出来ない理由は

「前回の抗がん剤の副作用はどうだったか」
「で、今回はどれくらい受けられそうか」

ではなく

「それを死ぬまで続けることを考えて、続けられるしんどさかどうか」
という基準だから。

そしてそれ以外の理由、

夫が出来るだけ同伴で、というスタイルなので、
前述の「休みを取る問題」、
もうひとつ大きいのは費用のこと。

「がん治療の費用に困ったら」という情報は一応あるけれど
高額療養費、
限度額認定、
医療費控除、
いろいろと手段がありますよ、と、そのあたりまで。

治療も、アレとコレとソレと・・・
この状態を維持するために必要な治療や薬で
医療費は本当につらい。

高額療養費は保険適用の治療にしか該当しない。

というか仮に限度額だけで良くっても毎月毎月は結構つらい。。。

治療に効果があって調子が良いとなれば、
今度はどの治療も止めるのは怖い。

死ぬまで治療は続く。
結構長く生きそうなのは有難いけれど、

・・・どうしよう・・・

高額療養費の申請だって、
こんなに長くたくさん続けて・・・心が痛みます。
そのための保険だけど!そうなんだけど!!!

自分たちの緊張感、切羽詰まり感は変わらないのに、
周りと自分たちの間で温度差がどんどん広がっていく感じです。

こんな、治らない、死ぬまで治療を続けなければならないけど長生きしている
がん患者ってこれからどんどん増えると思うんです。

それはがんになる人が増えるのとは少し違う。
やっぱり医療がどんどん進歩して、
昔なら見つからなかったがんが見つかり、
そして治らずとも死ななくなってきている。

それって良いことのはずじゃないのか???

妊婦さんや子育て家庭を支援しなくてはと考えるように、
高齢者や買い物難民のためのサービスが増えていくように、

長生きがん患者も長生きしやすい社会にしなければと
自然にそう変化していったらいいな。

そういうことをたくさんたくさん考えています。


久しぶりの更新です。

抗がん剤、タキソールの効きが血液検査の数値にあまり出ず、
少し前に抗がん剤を変えました。

今、それが効いて腫瘍マーカーがハッキリと下がってきています。

いつも私の状態を見て相談に乗ってくれる夫とI先生に感謝です。

すごく迷います。
数値だけ見ていればどんどん上がっていって
薬を変えるべきなのかと思うのですが

どの治療が奏効するのかが分かるように、
血液検査のタイミングにあわせて薬の種類や量を変えたい。

でも本来の目的はそこじゃなくて、

体調的にハッキリと深刻な状態だったら
それを改善するのが第一目的になるので
データ的なものはどうでも良くなる。

その境目が難しいです。

とりあえず、今は調子が良いです。
いつまでもは続かないとは思いますが
少しずつ長く続けられる治療を、と思っています。

結果的にそこそこ長生きしてたやないか~
ということになるかもしれない。

ところで、
ブログを更新しないでいると、
広告的な書き込みが増えるんですね。

私はそういうのは好きではないので削除させていただいています。
判断基準は私の感覚です。ご了承ください。

「かなり深刻な病気のブログが更新が止まっている状態」に
そういう書き込みをするなんて
なかなかすごい度胸だなと思います。

人が手動でやってるんじゃなくて、
ロボットやプログラムが勝手にやっているんだったら
まだ救われるんですが
どうなんでしょうね。。。


タキソールを再開しました。

CA15-3はまだ基準値以下、
CEAはちょっと超えたくらいなのですが
NCC-ST-439は調べ始めた時から基準値超えで、どんどん上がっています。

まあ、NCC-ST-439をどれだけ重視するか、まだ判断しきれないようだし、
そもそも腫瘍マーカーばかり見てるのも片手落ち。

何より、自分の体感では
背中や腰に感じる不安というか違和感が強くなり、
足の付け根やお尻が痛むことも増えてきてました。

で、PET-CTを撮ってもらうと、また集積がちょいちょい見えてきてました。
去年にはキレイに見えなくなっていたのですが、
無くなったわけじゃないので
良くここまで維持できたよなぁ、という感じです。

ここで飲む抗がん剤を始めましたが、

MRIを撮ってもらうと
骨転移で骨が弱っているところは予想以上に増えていました。

で、タキソール開始。
タキソールは量を減らしてもらっています。
術後の再発予防のときの半分くらいかな。

通っているクリニックは抗がん剤の種類や量についても柔軟だし、
脱毛予防に頭皮を冷やすキャップもあるし、
何より私のペースや感覚で、気兼ねなく相談できる先生がいます。


素人考えですが、

常にがん細胞は増えていて、
常に骨が少しずつやられているんだけど、

毎月ゾメタでがん細胞が活躍する場所をなくしつつ、
毎週ハイパーサーミアでがん細胞をやっつけ続けている状態で、

これをPET-CTで撮ると、がん細胞はあまり見えない。
でも、少しずつやられ続けた痕跡と、
積み重なってきている症状はある。

こんな感じでしょうか。

腫瘍マーカーだけ、PET-CTだけ、MRIだけ、
ではいかんのやな、と思いました。

腫瘍マーカーだって、NCC-ST-439の数値を取っていなかったら
もっとのんびり構えていたと思います。


ところで、
こうして進行するにつれて、インターネットのブログなど、
似た状況の患者さんやその家族から発信された情報が少なくなります。

もちろん、実際に人数が少なくなるし、
出ている情報が自分に合致する可能性も低くなる。

再発してないけど再発するかもしれない、という不安とともに
何年間の治療、という目安があり頑張っている最中と
再発してからとではずいぶん違うし、
ブログなどを書く原動力って前者の方があるのかもしれないなぁ、と思います。

症状も治療もどんどん個別になっていき、
自分のこと書いても参考にならないんじゃないか、
そうなるとあんまりくどくど書いてもなぁ、となってきたり。

私はそういうのに加えて、
「たくさん好きなことをしていて楽しくて超忙しい」ので
このブログがなかなか書けなくなっています。

ところで先日から
脊椎がグシャっと潰れたりして、動けなくなった時に
家をどうしようかと考えて色々調べていました。

バリアフリーのリフォームをした賃貸とかあるのかな、
治療費用のこともあるし公営住宅はどうだろう、
公営住宅でバリアフリーとかあるのかな、

障害を持っていて公営住宅に入ったら、
障害者本人が死んだ時残った家族は出て行かなきゃいけないのかな?とか

そういう体験を書いたブログ・・・なんてなかなか無いよなぁ。

そもそもどんな状態になるか分からないので
バリアフリーって言っても色々あるだろうし、
引っ越してもすぐ入院かもしれないし。

結局は、どうなるか分からないんで悩んでもしょうがない。ということに。


また何か機会があれば書きますね。
私は2009年の秋に乳がんの治療を始めたので、
今年の秋で5年。

5年生存率って、5年経っても再発・転移しないで生きてる割合ではなくて

再発・転移してしんどい治療を受けながらグッタリして過ごしている人も、
5年と1日で亡くなった人も含まれる。

さらにもし、5年、再発も転移もしなかったならば、
それは「治った」こととして勘定されちゃう。

まあ色々な都合もあるとは思うけど、
当事者としてはそれじゃあまりに大雑把というか、腑に落ちないというか。

5年と1日で再発・転移が見つかった人だったら
どれくらい前からそれが進んできたのか。

私も今後、悪化してもしなくても、
とにかくギリギリでも、
死なずに5年経ったら、
自動的に「5年生存率」に加担することになるのかと思うと

うーん、
ややこしい気持ちになります。

早期発見なら治るというのは
さすがに最近ではあまり声高に言われなくなったような気がするけど、

一時期、そういう大きな流れがあったので
なんとなくイメージでそう思っている人も多そうで、

「治る」たぁ、随分と大きく出たもんだ、
5年生存率、10年生存率からしてこの程度だぜぇ?

となぜか口調が変わってますが、
言いたくなったりします。

久しぶりのブログですが、
私は元気です。

以前、「がんは生活習慣病か」という記事を書きましたが、

今までイメージで捉えてたこと、
本当のところ
ホントにホントなのか?

と見直すようになっています。

乳がんが見つかって、あせって色々調べた時、
「乳がんの原因に牛乳」 的な話にぶち当たり、

牛乳大好きでたくさん飲む夫に
「あんまり飲まない方がいい」と言っていた時期もありましたが、

調べてみるとすぐに、
牛乳は体に悪いという説はあまり信憑性が無いように
思うようになりました。

そうそう、乳がんの手術で入院してた時の病院食だって
牛乳やヨーグルトが良く出てきました。

まあ、だからと言って
軽々しく人にコレが正しいとは言えないし、
調べるって言ってもインターネットだし、
絶対正しいわけでもない。

・・・ので詳しくは書きません。

気になったら調べてみてくださいね。


色々探した中でも、
とらねこ日誌 さんは
牛乳のこと以外の記事もとても興味深いです。
(理解できたとは言えないけど)


こうして
「アレってコレって本当のところどうなんだ?」と
調べていると色んな疑問が次々出てきます。


牛乳より豆乳のほうが健康的なイメージがあるけれど
大豆のイソフラボン摂り過ぎは心配じゃないのか?

ノンシリコンシャンプー、って良く聞くようになったけど、
シリコンって悪いものなのか?

界面活性剤が良くない、というのも見かけるけど、
天然の界面活性剤も良くないのか?

そういえば石鹸ってそんなに良いのか?

日本食って本当にヘルシーで理想的なのか?

食の欧米化ってそんなに悪なのか?

日本人の腸が長いって本当なのか?

・・・イメージや思い込みが大きくなってないか???


ところで、

「がんになる人が増えた」 というのも良く聞きます。
実際に、私自身もそう感じています。

ただ、

●がんになる人が増えた
●がんと診断される人が増えた
●がんになるまで長生きする人が増えた
●がんになっても長生きする人が増えた

このほかにも、
色んな要素が重なって増えたと感じているのだと思います。

「世の中に色んな悪い要素が溜まったから増えたんだ」
というように不安を煽るのはあまり良くないと思います。

一方で、

長生きするとがんだけでなく、病気になる確率が増えること、
歳を取って衰えていき、そして必ず死ぬこと

は意識しておきたいです。

しばらく更新してませんでしたが、
経過はとても良いほうだと思います。

がんの積極的な治療は
ホルモン治療とハイパーサーミアだけです。

9月のPET検査では転移らしいものがポツポツと増え、
12月にまたPET検査を受けました。

1箇所、転移が増えていましたが
全体は薄くなって
黄色や赤だったところが薄緑に変わっていました。

腫瘍マーカー、
CEAは基準値以下をキープ。

新しく取り始めた

NCC-ST-439

え?何それ?聞いたこと無いけど・・・
数値を取り始めたらいきなり基準値オーバーで焦りましたが
それも徐々に下がってきています。


今は、転移している腰のあたり、
多分痛みの前兆だと思うのですが
夜に「イーッ###」ってなります。

焦燥感というのが近いかなぁ。
腰の骨がイライライライラするような感じです。

たまにパニックとうつの症状が少し出ますが、
前回のうつの経験から
絶対にひどいうつになりたくない!
うつうつと過ごす時間もったいない!!!
と色々先手を打って悪化しないように気をつけています。


最近はとにかくやりたいことを充分やって楽しく明るく過ごしていました。

11月にはデザインフェスタというイベントに初出店し、
手作りのアクセサリーを販売しました。

初だったので舞い上がって並べ過ぎたせいか、
あんまり売れませんでした。20点くらい。

夫は少しでも売れたことに驚いていましたが(笑)


12月にはPerfumeの京セラドームライブ!!!

ヨーロッパツアーを映画館でリアルタイムでみる
「ライブビューイング」は行ったことがあるのですが、
生のPerfumeライブは初めてでした。

まだ数日後に東京ドームがあるので内容は書けませんが

・・・素晴らしかった・・・


この2つのイベントが大きな目標だったので、
今は少し燃え尽き気味です。

楽しく活き活きと過ごしていると、
本当に悪化しなくって
逆に良くなってきて

本当にありがたいんですが

こんなに元気に生き続けられるとは
予想していなかったので

そういういろんな活動の費用が
そろそろ厳しい感じではあります。

まあ、なんとかなるさー







もしお医者さんに
「がんは生活習慣が原因ですか?」と聞いたら、
明確な答えは返ってこないでしょう。

「がん・生活習慣病」という字面というか
2つセットで表現されることが多いので
同じ部類のようなイメージが定着してしまって
実際にがん患者になった自分が聞くと違和感があります。

「私は清廉潔白です!
生まれてから今まで悪い生活習慣なんて
これっぽっちもありませんでした!」

と言える人は少ないと思います。
私もそうです。

しかし、やはり現実に我が事として見ると
何かおかしいぞ、と感じます。


面倒なことには・・・本当に困っちゃうのですが、
多分、「がんになる要素のひとつに生活習慣は有る」んだと思います。

「誰でも、がん細胞は毎日作られているけれど、
免疫力で排除されている」

って聞いたことあると思います。

私の考えですが、がんになるということは、

がん細胞が増えるスピードに、
自分の免疫力が
1度~それ以上、負けたことがある。

一旦負け続けるサイクルが始まると
がん細胞はとても早く増えるので
免疫力がそれを上回ることが難しくなる。

ということではないかと思っています。

私自身、そんな状況、
免疫力が下がり、そのまま続くような時期は
・・・確かに多かったと思います。

で、

免疫力が下がるような生活習慣は
がんだけじゃなく他の病気の原因になる。

じゃあ、その、他の病気も生活習慣病であると言うのか?


糖尿病って、まさに生活習慣病!というイメージがありますが、
これも生活習慣が原因ではない場合もありますよね。


その原因がなかったら病気にならないわけではない。

その原因が無くなれば治るわけではない。

その原因があるからと言って必ず病気になるわけではない。


そして、実際に病気にならなければ
本気で調べることもなかなか無いので認識は適当。

でも病気は怖いんで、
「生活習慣」なら少しの努力を続けるだけで効果がありそうなイメージもあって、
簡単に入ってくる情報だけ見て、
手軽な対策に興味持ったりして・・・コレって大きな市場ですよね。

がんを生活習慣と関連付けると
例えば雑誌なら売り上げが上がったり、
テレビなら視聴率が上がったり、
商品が売れたり
便利なイメージなんだろうなとも思います。


なぜこういうことを考え、書いているかというと、


「アナタがんになったから、
アナタの夫や子供も危ないんじゃない?」

なんて簡単に言う人が結構居そうだなと思うんです。


さらには
「がんは遺伝」「がん家系」なんて、これまた大雑把なイメージもあります。

いや、その情報良く見てよ!
「遺伝」じゃなくて「遺伝子の・・・」って、先があるでしょ!

でも印象に残るのは「がんは遺伝」だけだったりして、


例えば
「子供の配偶者ががんになった=孫ががんのリスクを負った」
なんて思うお祖父さんお祖母さんもいそうです。

特に夫や子供がいる女性のがん患者って
そういう意味で、よりストレスがかかるんじゃないかなと。
うーん、女性って限定出来ないかな?

私は子供がいないので子供への遺伝を心配する必要も無いし、
義父母は「嫁の生活習慣のせいで息子もがんになるかも???大丈夫???」
なんてことは言いません。

しかし、「イヤな菌ね、がんは」と言われて
あー、菌じゃないんだけどなーとビックリしたことがあって。

「菌=うつる」とまでは考えていないと思いますが、

そういえばうつらないと思っていたけど絶対にどのがんもうつらないのかな???
なんて心配になって調べたりすると、

これまた面倒なことには、
うつるウィルスが原因になるがんもあるということで
キレイにズバッと否定で終了してなかったり。

それってそのがんがうつるんじゃないと思うんだけど、
印象としては「うつるがんもある」で終わってしまいそうじゃない?


こういうのを見ていて、
自分自身や大切な人が実際にがんになって、
必死で読んでる人でなければ、

「がんは生活習慣が悪かったからなるんだ」
「がんは遺伝なんだ」

という認識になってもおかしくない。

いや、微妙に違うし、
その微妙な違いが非常に違うし困るんやけど・・・


お医者さんも、
がんって本当に色々あるみたいなので
説明しづらいだろうなと思ったりします。


「生活習慣」という、
努力でなんとかなりそうなイメージの、
誰しも少なからず罪悪感やうしろめたさを感じるような、
大雑把であいまいな言葉。

これがいけないんじゃない?

怪しい商売の温床にもなりやすいと思います。


もしがんが生活習慣病だとハッキリ書いてあるサイトがあったら、
そのサイトは信用ならんと思って見ています。
そして実際、そういうサイトの何割かはアフィリエイトサイトです。

アフィリエイトが悪というわけではありませんが、
本当に詳しい人が書いてくれているものかどうか、
気をつけて見ていかないとな、と思います。

ちょっと長くなりましたが、
ずっと考えていることを一旦文章にしてみました。
あくまでも素人、ただのがん患者の個人的な考えです。