何かあった時じゃないと書かないよね。

いざここに向かうと言葉が出ない。
誰に向けてかも分からない。
公開日記、でも公開しないとなると書く気が起こらない。

一体何を目的にして今までここに向かってきたのだろう?

本当はもっと強くいられてると思っていたよ。
でもそうじゃないらしいと言うか、ズバッと自分の欠点を自分以外の人に指摘されたらここまで「ぐぅ」となるのかと思ったよ。

別に平気さ、今後も。
多分普通に何とかやっていくと思う。
そう思ってやらないと自分が可哀想じゃない。

私は、やっぱり続けるために自分で自分を支え続けなきゃならないと思っているよ。
誰かに必要とされていたい、っていうのが本当の気持ちだよ。
でも私は自分を大切にするあまり、大事な人を大事に出来ていなかったんだよな。

残念ながらそういうことって今すぐに解決出来なくて、今も私は大事な人に向けての罪悪感がここにあるままで、しんどい時間を過ごしている。

これからこうすればいい、こうなるためにはこうしなくちゃ!
うん、考えられる、きっと自然と今まで通りできるはずだ。
そうやって今までも、きっと私が思う「いいなぁ」と思う人たちも繰り返し同じことを考えたはずだ。

うん…そうだよね。

現実さぁ、私を苦しめる、私の大好きな空間を損なう、病原体って永遠に無くならないの。
誰かが描く漫画にも、絵画にも、そんな病原体について描かれることはあっても、それをどうにかするには力不足すぎて、結構なエネルギーとか才能とか、センスとか、気力が必要で。

きっとどうにかしてやりたい、って思うはずなのよ、みな。

…あー、逃避。
本当にそれって逃避っていうのかなぁ?
言うんだろうな、だって私は私のことに自信を持てないんだから。
より良いものが何なのか、考えれば分かるのだもの。

お願いだから排除しないでよ、この気持ちも。
あってもいいものだと、言って欲しいよ。

見ていて欲しいんだけれど、愛することが出来ない者には、愛される資格がないって、こんな私でも本気で思うよ。


頑張る、とかもう言いたくない。
普通にやっていけるようになりたいよ。

大丈夫だよな、多分。
大丈夫だって。




2016年 2月 大学4回生 タイトル 『・ ・』 180×180 日本画
2016年 2月 京都市立芸術大学の作品展に出品 卒業制作


大学4年間の集大成です。
やはり好きな色、青で描こうと自然に決まりました。

私は絵を描くその時々に一番描きたいものが何かと自分に問いかけ、忠実にその欲求に応えるようにしてきました。
今回もそのスタンスを変えたつもりはありませんが、今までとはちょっと違う感覚で描き、完成した絵になりました。

何が違うのかと言えば、誰かに向けてという気持ちが、少し弱かったかもしれません。
私はずっと、誰かに自分の日記の中身を少しずつ見せている感覚で絵を描いてきました。

というのもイチ人間として、私自身明確に提示できる自分と言う名の例を挙げ、人との共通する何か、共感したいのに言葉に出来ないもどかしさなんかを、形にし、誰かの「ほっ」となる、もしくは「どきっ」となるきっかけになればいい、あわよくば求める人の心に触れたいと言うような欲求がありました。


しかしそう言った気持ちも自然と変わってきたりだとか、環境の変化で全然違う考え方をしてみたりだとか、多分普通に毎日を送っていると結果としてそうなってしまった節があります。

今はと言うと正直自分でも何を一番表現したいか分かっていない状況です。
だからここにはっきりと自分の気持ちを向けることは出来ません。

もう少し、環境が落ち着いて、ゆっくり考える時間を作ることに慣れてきたら、また色々書きたいと思います。


今は私に大切な人が前よりも増えて、気持ちの良い毎日を送る事だけを考えているだけです。
そのためにとりあえずは顔晴りたいところです、ね。




2015年 12月 大学4回生 タイトル 『me me』 91×72.7 日本画


大切な人に渡すために描きました。
タイトルはその人がつけてくれました。

二人の顔が横向きになって向かい合い、少し重なり合っています。
目はお互い3つ持っていて、それぞれがどこかを見ています。

大切な人は、今も自室に飾ってくれています。
絵はそこで生きて、ずっと彼を見守っています。




2015年 10月 大学4回生 タイトル 『ゆめ』 95×182 日本画


ゆめの中でしか感じられない、地面と、目の前に広がる空間。
ただそれだけ。
そんな世界を望んで、求めて、探すのに、どこにも無い。

きっと絵の中、きっとゆめの中にしか、現れてくれないのだろう。




2015年 6月 大学4回生 タイトル 『いるんだか、いないんだか』 95×182 日本画
2015年 7月 グループ展『○○展』に出品


触れられるくらい近くにいたとしても、それが本当のことなのか。
あなたのことなんか、何もかも分からない、確かめようが無い。

そういう絵です。