はい、そんな訳で
NEX-6のレビューを書いておこうと思います。

先ず特徴的なのは、そのレンズ。
なんと沈胴式です。

20121202

20121202


最近のミラーレス一眼の
流行りみたいですね、これ。

確かニコンのミラーレスも
同じように沈胴式を採用していた気がします。

ただニコンと違ってこちらの沈胴式は展開が電動で行われる点が特徴です。
これには賛否両論ありそうで、
メリットとしてはカメラ本体の電源を入れると自動的に
「ム~ン」
という動作音とともにせり出してくれるので手間いらず。
展開忘れがありません。

デメリットも、やはり電動であること。
カメラ本体の電源を入れてから、撮影可能な状態になるまでに結構タイムラグあります。
大体2~3秒ってところでしょうか。

決定的瞬間を狙う意味では致命傷ですね。
まぁ自分は元々反射神経が鈍いので
レスポンスの良い撮影なんて出来ませんが。



電子ビューファインダーが内蔵されたことで
NEX-5に搭載されていた電子ビューファインダー専用のコネクタは無くなり
代わりにアクセサリーシューと互換性のある、ソニー仕様を盛り込んだ拡張シューを実装。

20121202


一般的なアクセサリーシューの奥の方に、ソニー独自の端子が見えます。

使う当ては無いですが、
前機種の様な独自規格のシューに比べて安心感があります。

というか、ソニーって会社は本当に独自規格が好きですね!
9割以上の確率で独自規格はコケてるのに。
懲りずにどんどんリリースしていくその姿は
昨今の守り一辺倒な日本企業の経営戦略とは一線を画しています。



20121202


側面のフタを開けます。
画像を出力できるmini HDMIと、データ出力とDC入力を兼ねたMicro USB端子があります。

この NEX-6 には WiFi でスマートフォンに画像を転送する機能があり、
充電端子にMicro USBを採用する辺りは流石によく考えられています。
これなら充電器をスマートフォンと共用できるというわけ。

ただ、弱点としてはUSB規格の範囲内でしか電力の供給を受けられないために
充電にえらい時間がかかります。
急速充電の為には別途専用の充電器を買う必要があり、
この辺りは現時点での技術的な限界といったところなのでしょうか。


20121202


こちらは、標準的なデジタル一眼レフと同じ操作系。

トグルは2段構成になっていて、
上の段はシーン切り替え用で
下の段はシャッター速度や絞りの制御用。

無駄のないシンプルな構成です。

ただ、これ以外にも液晶画面の右側にNEXシリーズで共通の操作系があり、
そちらもトグル操作なために
慣れないとどちらのトグルで操作すれば良いのか迷いがちに。

操作系の分かり易さよりも企業の独自色を取ってしまった、
ソニーらしい欠陥と言わざるをえない。