伊坂幸太郎×中村義洋×斉藤和義の作品となれば
これは、もう、期待が高まる上に
堺雅人×竹内結子×香川照之とくれば
もう、観るしかないでしょう?!
って作品な訳です
そして、伊坂作品には欠かせない「濱田岳」ちゃん!!
今回もさすがの良い味です!
疾走感と繋がる瞬間の心地よさは本当に
ハラショーヽ(゚∀゚)ノ
なキモチ良さです
でもって、この作品は評価が大きく分かれるみたいです。
サスペンス作品として見ると、たくさんの割り切れない感が残ります。
謎が謎のままで終わりますし。
時代設定とか細かいところを突き詰めていくと
矛盾するところも出てきます。
でも、ある意味ファンタジー作品として見ると
すごく奥の深い作品だなぁと思うのです。
逃げて、逃げて、逃げて。
決して、生きることをあきらめない。
名前も顔もそれまでの人生も
なんだか訳のわからないものに奪われて
それでも
「自分自身」を
「生きる」ということを
手放さない、あきらめない。
そして
どんな状況に陥っても
「信じる」という単純で、でも難しいことを
手放さない、あきらめない。
それこそが、この作品のテーマで
一番伝えたかったことではないでしょうか。
謎は謎なのです。
主人公も、ワタシタチにもわからない。
その方が、ある意味、よりリアルな気がします。