前回の「準備編」の続きです。
準備編の記事はこちら。
準備編に書きましたが、銀行に1〜7の資料・情報を持っていきました。
1、劳动合同
2、収入証明
3、完税证明
4、外国人工作许可证
5、护照
6、银行卡
7、受け取る側の銀行口座の情報
まず窓口ですることは、送金したい金額分の人民元を日本円に両替することです。
この時点で1〜6の資料を要求されました。
(手続きが両替だけの場合、金額によりますが、
もし少額ならこんなにたくさんの資料はいらないはずです。)
が、ここで問題発生。
パスポートの名前がローマ字表記なのに、
他の資料の名前が漢字表記だったりとまちまちで、
「これらが同一人物の資料だと証明できないから手続きができないわよ〜」と
窓口のお姉さんが騒ぎだしました。
一瞬(どうしよう・・・)とひるみました。
たしかに、資料によって、
ローマ字、日本の漢字、简体字とまちまち・・・
しかも私のパスポートのサインは、漢字でもローマ字でもなく、
さらさらっと崩したかんじのやつ。。
(ここはゴリ押ししないで出直したほうが無難かな〜)と諦めかけましたが、
ちょうど持っていた会社の名刺に、漢字とローマ字表記が併記してあったので、
とりあえずそれを見せて、「どちらも私の名前ですよ〜」と言ってみました。
窓口のお姉さんは上司を呼び、
私の資料をあーでもないこーでもないといいながら、
10分くらいふたりで見ていましたが、
特になんの言葉もなく、徐に電卓を叩きはじめ、
「で、いくら換金したいんですか?」と・・・
どうやら大丈夫だったみたいです。
名刺が決め手になった感じではなかったですが、
おそらく、これは想像ですが、
ひとつの資料に、
ローマ字+サイン
日本の漢字+サイン
などダブルで記載しているものがあったので、
これらを統合して同一人物と判断してもらえたようです。
この問題、
パスポートのサインが漢字の方は、おそらく大丈夫なんだと思います。
そしてそのあとは資料の問題が生じることはなく、
両替が終わった後、すぐに送金の手続きに入りました。
ここでやることは、受け取る側の銀行口座の情報を伝えることです。
私は三菱UFJ銀行だったので、この情報を準備していきました。
支店名のローマ字表記などもちゃんと確認していった方がよいです。
またこれ以外に、
中国の住所と電話、それと日本の住所も伝えました。
日本の住所は実家の住所を英語で書きました。
(他の方のブログでは、日本の銀行の住所を書いたという方も)
窓口のお姉さんがこれらの情報をもとに、
海外送金申請書を作成し、内容チェックしてくださいと言われました。
が、、、これがちょいミスが多い。
受け取り銀行が支店なのに本店と打たれていたり、
日本の住所の打ち間違い、
中国の住所の区の間違いなど、、、
3箇所も間違いがありました。
これ、よく確認したほうが良いです。
ここで少しでも間違いがあると、また出直すことになるかもしれません。
お姉さんはすぐに3カ所修正してくれました。
再度よく確認して、サインをして提出しました。
ここまでで送金手続きが完了です。
両替〜送金手続きの所要時間は1時間くらいかかったでしょうか。
中信银行はいつも空いているので、これでも早いほうかもしれません。
そしてその次の日、友人に申請書を見せながらこのことについて話ていたら、
なんと友人が大きな間違いを発見しました。
「あれ、これ、、、印字がカスレてるだけかなあ。。。
なんかJがTに見えるよ、、、、」
なんと日本の住所のところ、“JAPAN”が“TAPAN”と打ち間違いされている。。。
印字のカスレではなく、明らかにTAPAN。。。
もう泣きたくなりました。
このタパンが原因で送金の受け取りエラーがでたら、
また出直しか。。。
でも日本の住所は銀行とはあまり関係ない部分だし、
TAPANという国は存在しないし、祈る気持ちでとりあえず待ちました。
送金手続きから3日後、三菱UFJ銀行のappにて、
無事に入金されたことを確認しました。
ほんとうによかった。。。
この申請書、よーーーーく確認することをおすすめします。
お姉さんが手打ちするので、特に慣れない日本語のローマ字表記など、
間違える可能性高しです!!
ちなみに中国側の手数料が合計300元くらい。
日本側の手数料は2000円くらいでした。
両替レートの関係で、だいぶ減った感はありますが。。
仕方ないですね。
ここまで、中信銀行⇨三菱UFJ銀行の海外送金体験記でした。
中国は政策がよく変わるので、タイミングによって提出資料変わる可能性もあります。
また送金する側の銀行と、受けとる側の銀行によっても変わるかもしれません。
出直しはかなり面倒なので、事前に銀行で確認することをお勧めします。
以上、どなたかの参考になれば幸いです。