4そして、手術日。

『ジェジュン、ピアス外して。』

『もう、俺の旦那様は甘えん坊さんだな。』

『これも、外さなきゃな。なにも持っていけないから。』って、ユノは指輪を外した。

『ジェジュン…俺が手術中暇だと思うからこれ見てて。』ってお土産のお菓子が入るくらいの箱を渡された。

『暇じゃない!手術室の前でずっと待ってるし。ところで、なに入ってるんだ?』俺が聞いたけど『色々恥ずかしいもの。だから、一人でみて。』って言われた。

手術直前、俺はユノに『死んだらぶっ殺す!』って告げたら『ジェジュンが怖くて絶対に死ねないな。』って笑って返してくれた。

そして、俺は今ユノの病室で箱を開けたとこだ。
そこには、遺書が入っていた。

拝啓 ジェジュン様

遺書を書くか書かないかすごく迷ったけどもし死んでしまったら『あー、書いておけば良かった。』って後悔するといけないから書きました。

本当は、ビデオとかいいかな?って思ったんだけど、実はジュンスに頼んで撮影したんだけど、なんか俺全然ダメで、だからやっぱり手紙にしました。遺影は、同封の写真を使用してください。

できれば、葬式は明るく湿っぽくないほうがいいな。

ジェジュンも、泣かないで。
俺、だって幸せだったから。
後悔しないように精一杯生きたから。

でも、もし俺が助かったらやりたいことがあります。

1年遅れでもいいからジェジュンと同じ大学に行きたい。

そして、二十歳になったら同性婚が認められる国で本当の結婚式をあげよう。

みんなに、お祝いされて…出来ればジェジュンのウエディングドレス姿もみてみたい(笑)ダメかな?
すっごい、似合ってると思う。
そして、いつか養子をもらってふたりで育てよう。
その子たちには、俺らからたくさんの愛情をたっぷりあげよう。

俺、お父さんになりたいです。
ジェジュンは、お母さん。
ジェジュンは、絶対に怖いお母さんになるから、俺がその分いっぱい子供たちを甘やかします。
それが、俺の夢です。
でも、もし俺が死んでしまったらお願いです。
ジェジュンがこの夢を叶えてください。


【そして、また必ず他の人と恋におちてください。】


ここだけ、何度も何度も消しゴムで消されたあとがあって、涙のあともあった。

ユノ、お前が死んでしまっても生涯でたった一人の愛する人だよ。

俺の半身。

昔も、今もこれから先の未来も来世でさえも変わらない。

変えなれない真実の愛だから…。

ユノ、愛してる。


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【おまけ】
手紙といえば、ジェジュンからユノへの手紙を思い出します!画像、お借りしました☆