ユンジェ小説『僕が死ぬその日まで５０』

ジェジュンside

俺は、その後ユノが移植する以外で生きる方法がないか寝る前も惜しんで調べてひとつの方法を見つけて急いで家に帰った！

【バタバタバタバタ ガチャ】

『父さん、聞きたいことがあるんだ！！』

『なんだ、ジェジュン騒がしい！』

『…バチスタ手術は？』

『ジェジュン、どこからその話を聞いたんだ。』

『なんか難しい手術なんだろ？父さんが無理なら、どこでもいい。出来る医者のとこに連れていってくれよ！！』俺は、父さんにしがみついた。

『はっ、ははは。お前は、ユノくんを殺す気なのかい？』

！！！！！

？？？？？

『バチスタ手術は応急処置であって、心臓病は治らない。現に７５％以上の患者が、手術しても３年以内になくなっている。アメリカでは、もう何年も前から禁止されているんだよ。』

『…じゃあ、やっぱり心臓移植以外無理なの…。』



『…でも、方法はある。心臓移植以外で心臓病の患者を救う方法が論文で発表された。』

『心臓移植以外に助かる方法が見つかった…？』

『ips細胞をつかった…』

『ユノは、ユノは助かるんだね！！ユノ…生きられるんだね？』

『ジェジュン…そんなに簡単な問題じゃない。』

『え…？』

『これは、新しい手術方法だ。成功した症例はまだ１件。副作用や生存率…まだまだわからないことがたくさんある。』

『…どういうこと？』

『…乱暴な言い方をすれば、まだ人体実験の域を超えてないってことだ。この研究が進めば心臓移植やバチスタ手術は過去の遺物となる。間違いなくこの方法は未来の心臓医療の主流になるだろう。けれど、まだ不確定要素が多過ぎる…。』

『…父さんの言ってることがよくわからないんだけど。』

『ジェジュン、お前はユノくんに作りかけのボートに乗れって言ってるようなものなんだよ。運がよければ岸にたどり着けるかもしれない。でも、漕ぎ出してすぐ沈むかもしれない。そんな危険なボートにお前は乗れるか？完璧に出来たと職人が保証してくれるボートに乗りたくないか？』
そう聞かれて俺は言葉を失うしかなかった。

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【おまけ】
なんとなくお話にあわせた雰囲気のユンジェにしました。
画像お借りしました☆