ユノside

ずっと、ジェジュンの家に逃げたとしてもなんの解決にもならない。
でも、もしかしたらチャミ様の心臓を俺がもらうかもしれない…。
それだけは、嫌だ!チャンミン先輩とずっと一緒にいたいから。
ジェジュンを俺と同じくらいに大切に思ってくた人だから。



そして、目覚めることを信じてるから。

病院には、俺ひとりで戻る。って、言ったけどジェジュンは着いていく!って、いうことを聞かなくてふたりで怒られるのを覚悟で病院に戻ったけど、怒りではなくそこには悲しみがあった。

俺の病室には当然、母さんも父さんもいて『ユノ、おかえり。なにが、食べたい?』って聞いてくる。
不安で、ジェジュンの手を握っていた力も強くなるとジェジュンも同じみたいで…

『母さん、父さん…俺』って言ったら、父さんが『ユノが帰ってきたこと先生に伝えなきゃな。』って、出ていってしまった。

母さんには、伝えなきゃ。
『ごめんなさい…母さん、怒ってるだろ?』って聞いた。

『どうして怒るの?怒ってるわけないじゃない。…ただ、悲しいだけよ。』って言って、母さんは病室を出ていった。

泣き虫の母がなかないこと、そして決して泣かない父親が多分今頃隠れて泣いていることを思うと俺は打ちのめされた。
俺はなんのために生まれたきたんだろう?

どうして、俺はみんなを悲しませることしかできないんだろう?

ひとりになりたくて、ジェジュンの手をはなした。
そのジェジュンは、母のいる屋上に行った。

~屋上~

『おばさん、あの…』

『ジェジュンくん、…どうして止めてくれなかったの?どうして?どうして?どうしてなのよ!!』ガッチリとジェジュンは腕を掴まれる。

『もしも、あなたが本当にユノのことを好きなら止めたはずよ。』

『心臓移植させたはずよ!!』

『ジェジュンくん、お願い。私にユノを返して!!』

『私ね、ジェジュンくんのことが大っ嫌いなの!』

『…ジェジュンくんのせいで、ユノは12歳で家を出ていった…。ジェジュンくんを好きなせいで何度も何度も発作を起こした…。ジェジュンくんのせいであの子…』そして更に力強くジェジュンの手を掴む…。

『お願いです。お願いします。返して!子供の頃から入院がちで家にいられなかった。せめて一緒に暮らしたい。ユノにご飯を作ってやりたいのよ。』

『ユノを、ユノを返して下さい。返してくれたら私…』

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『それで、母さんは本当に嬉しいの?』
俺は、実はこの話を途中から聞いていた。でも、なにも言えなくて…
どうすることもできなくて…

『ユノ!!』
ジェジュンの驚く声が聞こえる。

『…うっ、嬉しいわ。…とっても、嬉しい。』

…ジェジュン、ごめん。

みんなの前で、キスする約束守れそうにない…。

『わかったよ、俺…家に帰る。それで、学校やめるよ。』

これが、俺にとってやってあげられる最初で最後の親孝行だから…。


Android携帯からの投稿
※画像お借りしました。
途中は、チョッパーでジェジュンを笑わそうとしたチャンミンの回想シーンくらいに思ってくださいwww
だって、この回に入れれそうな画像がなかったのでかわいいチャミをぶち込みました。
なんたって、私はチャミペンwww