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~建築のたびと日々のできごとを写真とともに綴ります~

正月の華やぎを表す“初釜”の主菓子

  懐石の料理が終わると、亭主から主菓子がすすめられます


表千家の定番は『常盤饅頭』

  黒漆塗の食籠で出され、黒文字(くろもじ)でつき挿し懐紙に取ります



建築のたびblog +.+mokonote+.+-初釜9

■主菓子

□菓銘:『常盤饅頭』

 ※白い薯蕷饅頭の中には、松の翠を表現したうぐいす色のこしあんがきっしり!

□ご製:御菓子所平安堂梅坪』さん


主菓子をいただいたところで《初座》が終わり、

  中立ち。。いったん茶室を退席します


喚鐘の音により“初釜”の最終章《後座》を迎えると、

  いよいよ亭主のお点前が始まります


中立ちの間に掃き改め清められた床には、

  結び柳と椿の花 椿



その凛とした姿と相まって、

  空気はピンッと張りつめます


そして、年に一度しか拝見できない先生のお点前!


■御濃茶

□茶銘:『千歳の昔(ちとせのむかし)

□お詰:『岸松園』さん


続いて、お薄は先輩社中のお点前



建築のたびblog +.+mokonote+.+-初釜10

■干菓子

□そぎ種煎餅:『非時香果(ときじくのかぐのこのみ)

 ※「時を選ばず香る果実」という意。。柚子あんをはさんだ爽やかな風味♪

□落雁:『巳』

 ※干支菓子

□ご製:御菓子処『多津瀬』さん


■御薄茶

□茶銘:『松声の白(しょうせいのしろ)

□お詰:『岸松園』さん


この御薄茶をもって“初釜”は終わります


はぁ~‥、

  毎度緊張しますが、至福の時を過ごしました


お茶の稽古にも精進します 抹茶和


+.+Fin+.+



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新年を寿ぐ茶事“初釜”



床の掛物や、

  釜や棚などの道具の取り合わせを拝見し、

   《初座》が始まります


床の掛物の書は、

 「松無古今色松に古今の色なし~


幾歳月を経ても、

  松は常に青々としていて変わることはなく、

    その緑こそ日本の誇りとする意


今年は、亭主である茶道教室の先生の還暦を祝うものとなり、

  いつにも増して御祝い度が高まるお茶事となりました



建築のたびblog +.+mokonote+.+-初釜1  建築のたびblog +.+mokonote+.+-初釜2

■折敷:飯、汁、向付

□汁 :手まり麩 // 汁の替え:結びかんぴょう

□向付:鮃の昆布締め ※防風、水前寺海苔、わさび添え



建築のたびblog +.+mokonote+.+-初釜3

■煮物椀:海老真蒸 ※帯人参、春菊、鶴大根、松葉ゆず、舞茸添え



建築のたびblog +.+mokonote+.+-初釜4  建築のたびblog +.+mokonote+.+-初釜5
■焼き物:鯛の塩焼

■預け鉢:鴨ミンチボール、赤目芋、春菊



建築のたびblog +.+mokonote+.+-初釜6

■強肴(しいざかな):蓮根、こんにゃく、防風軸のタラコ和え



建築のたびblog +.+mokonote+.+-初釜7  建築のたびblog +.+mokonote+.+-初釜8
■箸洗(はしあらい):のし梅、梅の花びら ※写真なし

■八寸(はっすん) ※箸洗いの蓋が八寸の取り皿になります

□海のもの//からすみ

□山のもの//蕪の酢のもの

■湯桶と香の物:広島菜、奈良漬、大根

        ※湯桶:おこげを湯で戻したものを残りの飯にかけていただくのですが、

              これには、「椀を掃除して返す」気持ちが込められています


+.+つづく+.+



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ある“イラストレーションコンテスト”に応募します!


コンテストのテーマに抱いた、

  自分の考えとイメージと‥、プラス“ひらめき”を信じ、

    妄想を含め、日々構想すること1.5カ月


今日、一気にドローイングにかかり、

  完成させました


画材は、キャンソンのミ・タント紙と、

  パステルと筆ペンを‥


建築のたびblog +.+mokonote+.+-pastel
 ※学生時代に愛用した“パステル”



ゼロの状態から、

  ひとつの作品を作る楽しさ。。


久しぶりに噛みしめています

2013年正月。。


くる年を写真とともに綴るmokonote/モコノート



建築のたびblog +.+mokonote+.+-巳
【巳】

“巳”という字は、

  「蛇が冬眠から覚め、地上にはい出す姿」と云われています



 私もいま一度。。

  “想い”を育てるっ!



 そんな気持ちで新年を迎えています 門松 日本国旗

2013年元旦。。

  あけましておめでとうございます @ mokonote/モコノート



建築のたびblog +.+mokonote+.+-賽神社


~ 地区の小さな神社「賽神社(さいのかみしゃ)」より ~

   清んだ青空と蕪懸魚(かぶらけぎょ)を見上げる