マクドナルドCEO 原田さんの講演を聞きに行きました。
以前からテレビ・本ではその経営手腕・哲学を知る機会がありましたが、生の原田さんを見られるとあって、ドキドキしながら参加しました。

いろいろありましたが、いつもと順番を変えてお話しなさったというその冒頭の部分をご紹介。

社員への常に送っているメッセージ

1、リサーチデータで戦略を立てるな。
リサーチデータはツール。経過・効果測定では使うが、一番大事なのは現場で感じる商売の匂い。

2、基本に立ち返る。
スポーツや楽器と同じ。

3、らしさ(強み)の追究。
ブランドイメージの確立。

4、職位(階級・階層)ではなくて職種。
社長は職種に過ぎない。

5、売った数字なのか、売れた数字なのか。
努力・工夫して売ったものが筋力となり、成長につながる。

6、後継者育成はマネジメントの使命である。
日本の会社に足りないところ。

7、世界のルールで戦う。
グローバルで勝負するのに必須。

8、日本の文化を知り、世界の文化を知る。
英語のスキルそれ自体はツールに過ぎない。

9、知識と経験が想像力と改革力の障害になりえる。
知らないからこそ改革が出来る。

10、マネジメントはサイエンスとサイコロジー。
データと気持ち。消費者はデータで動かない。

11、マーケティングはベストインナーセールスマンであるべき。
社内で「売れそう」と思われることが先決。

12、KPIは目的ではない。
個別のKPIの数値で細分化するな。

13、ビジネスは常に矛盾するものを追究。
そのバランスを取るのがプロフェッショナル。

14、女性の進出を図る。
労働人口の半分は女性だ。

15、ひらめきとおもいつきは違う。
ずーっと考え続けてふと浮かぶアイディアがひらめき。

御年63歳にして、7歳の男の子の父親。まだまだ現役です!
とにかくカッコいいです!