闘病記~ホジキンリンパ腫に右往左往する男

闘病記~ホジキンリンパ腫に右往左往する男

「悪性リンパ腫?ホジキン…??何だそれ!?」
突然始まった闘病生活。日々の出来事、感じたことを可能な限り書き連ねてみます。

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平成27年5月11日


悪性リンパ腫であるとの診断を受け、O医師の紹介により悪性リンパ腫の専門医であるT医師の診察を受けるために大学病院へ。


大学病院へ行く前にH病院へ行き、これまでの検査にかかった費用の支払と紹介状や検査データ一式を受けとる。


高額療養費制度の限度額適用認定証の申請手続きが間に合っていなかったことから、自己負担分全額をいったん窓口に支払う。

その請求金額合計7万円強!!…。

高額療養費制度により幾分キャッシュバックされるとはいえ、PET-CT等他にかかった費用を合わせると、これまで合計12万円強支払っています。


この先いくら金が飛んでいくんだよ~(泣)


紹介状と検査データ一式として受け取った角型2号封筒は、封がされていたため中身は確認できませんでしたが、おそらくCDケースであろう物体が3.4枚程度?入っておりゴツゴツ状態。

検査結果など様々な情報が入っているんでしょうね。


この日は、母親・従姉のほか、彼女が時間の都合が取れたため同行。

彼女は看護師なのでなんとも心強い。


さすが大学病院というべきか、人の込み具合が半端ではない。

健康が取り柄と思っていた自分が、まさか大学病院へ行くことになるとは…。




T医師のいる腫瘍内科へ。


T医師は多忙な様子で、予定されていた時間に診察することができないとのことだったので、診察前に採血・心電図・CT検査を事前に行う事に。


その間、同行者3人は時間を持て余すので早々と昼食へ。

何やら病院内の食堂はウマイと評判だったので、キャッキャしながら昼食へ向かう3人…(笑)


採血・心電図・CT検査を終え3人と再び合流。


3人に昼食について聞くと、何やらここぞとばかりに大食い(ex:日替わり定食+カツ丼等)してきたらしく、食べ過ぎて眠いやらなんやら…。

病院でよくそんな食うわ(笑)


コックリコックリ長椅子で待ち、遂にT医師とご対面することに。

自分が一番知りたいのはホジキン・非ホジキンどっちなのか…。


T医師

「始めまして腫瘍内科のTです」

「O先生から頂いた情報をもとに改めて説明いたしますね」


ここでT医師が一般社団法人グループ・ネクサス・ジャパンが発行している「リンパ腫と言われたら」という冊子に基づいて説明をしてくださる。


「Sさんの悪性リンパ腫の型は、結節性硬化型古典的ホジキンリンパ腫です」


私の心の中

「…!!よくわからないけどやっぱりホジキンらしいな!」


T医師

「Sさんは縦隔に腫瘍があるんですが、肺に浸潤が見られるので病期は進行期であるⅣ期となります」

「もっともホジキンリンパ腫は非ホジキンリンパ腫と比較すると治療の効果が良好な傾向があります」

「ホジキンリンパ腫の国際予後スコア(IPS)に照らすと…」


※該当項目が多いほど予後が悪い傾向がある。

①年齢45歳以上…非該当

②男性…該当

③アルブミンの値が4.0g/dL未満…該当

④ヘモグロビンの値が10.5g/dL未満…非該当

⑤病期がⅣ期…該当

⑥白血球の数が15,000/μL以上…非該当

⑦リンパ球の数が600/μL未満または白血球分画の8%未満…非該当


「3つの項目が該当しています」


私の心の中

「うわ…なんというか…良いわけではないな…」


T医師

「あと、PET-CTの検査画像を見てほしいんですが、脊髄にほんのりと集積が見受けられます」
「これらを調べるために後日、骨髄穿刺(マルク)というのを行います」


私の心の中

「骨髄穿刺…なんとも物騒な名前だわ」


T医師

「ホジキンリンパ腫には標準療法があるんですが、SさんはABVD療法6~8コース実施する予定です」
「1コースで2回治療を行います。要するに2週に1回のペースで治療を行います」

治療は通院で行います


私の心の中

「通院でいいの!?…一気に気が楽になったわ!!」


「がんの化学療法は精子が駄目になるって聞いたんですが、やっぱり冷凍保存とかしたほういいんでしょうか?」


T医師

「治療中は確かに影響が出ますけど、通常は治療が終了したら徐々に回復していきます」
「Sさん、結婚も子供もまだとのことなので念のために精子を冷凍保存したほうがいいかもしれませんね。私のほうから産婦人科の先生に紹介状を出して予約を取っておきますね」


ここで今後のスケジュールが以下のとおり決定


翌日12日…同病院産婦人科にて精子保存

   13日…骨髄穿刺

   15日…ABVD療法開始(1コース1回目)



てっきり入院で治療するものだと思っていたので、「不幸中の幸い」ということで皆の雰囲気が多少楽観的になりました。


さてさて、明日は結婚すらしていないのに精子保存…。



治療の日々編へつづく




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