葉の形が「蛙の手」に似ていることから
楓(かえで)と呼ばれるようになったとか。

ほんのりグラデーションのかかった
山梨県の猿橋周辺の紅葉がとってもきれいでした!


 

山梨県大月市にある「猿橋」は
日本三奇橋のひとつで、国の名勝にも指定されています。

この橋、江戸時代から甲州街道の交通の要衝だったそう。

今では、橋の向かいにある猿橋中学校の通学路としても活躍しているとか^^

 

 

 

 



橋脚をもたない刎橋(はねばし)という構造がユニークですよね。

この橋は、両岸の岩盤に穴をあけて刎ね木を斜めに差し込み、
四層重ねた上に橋桁を敷く、という江戸時代からの形式だそう。

橋脚をなくすことで、大雨による増水や急流にもじっと耐えてきたわけですね。

刎ね木を腐食から守るために、ちいさな屋根がたくさんついているのもかわいい^^



 

橋の上からは、紅葉がギリギリ見事でした!
もうちょっと早い時期だと、もっと色鮮やかなのでしょう。

水面からの高さは31mもあるので、足元がソワソワします^^;



 

橋のすぐ脇で、無料の紙芝居をしていましたよ♪

どこか素朴な懐かしさ、おだやかな情緒がふわふわ漂っていました。
うっとり郷愁に浸っていたら、おばちゃんの紙芝居の内容を聞き逃しました。笑



  
いのちを絞り出すように染まる楓は

  
一葉一葉、ちがう表情をしていて



秋色に染まる星みたいにキラキラ 
風が吹くと小さな手を振るみたいにゆらゆら

どんな気持ちでその木を、その枝を、旅立つのでしょう…

  
 

 

 

 

 

 

 

銀杏の葉はすっかり散っていました。

シャカシャカと落ち葉を踏みしめる音が
あぁ、もう初冬の音だなぁ…と、しみじみ。

でも、頭上からひらりひらりと落ちてくる葉は
黄色い蝶が舞っているみたいで、
あ、これから春になるんだっけ、と妙な錯覚をしてしまったり。



 
 
二十四節気では、いまは「小雪(しょうせつ)」の候。

さらに、季節を72等分した暦の七十二候では、
朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)」という候ですね。

冷たい北風(木枯らし)が葉を吹き払い、木々が冬支度を始める頃、という意味。


風にゆだねて葉を失った木はちょっと淋しそうだけど、
木が葉を落とすのは、余分な消耗を抑えて冬を越すための準備をしているんですよね。

代わりに冬芽を用意して、じっと春の訪れを待つ…

そんな、ひたすら歯をくいしばる時期があるから、素敵な風景が見られるんですね。



 

山茶花もたくさん咲いていましたよ。

こんな寒い時期を選んで、和ませてくれてありがとう^^




この冬はどんな色が、どんな香りが、どんな音がするのでしょう…



今日もご覧いただき、ありがとうございます!