最近とっても話題になりましたね。

 

世界最高齢80歳でエベレスト登頂を遂げた

プロスキーヤーで登山家の三浦雄一郎さん。

 

私は帰国後に知って、ものすごくワクワクしました。

 

三浦さんのイキイキした表情から、ふと浮かんだのは

サミュエル・ウルマンの『青春』という名詩。



ライターくみの放浪月記
 

↑藁半紙って懐かしくないですか?笑

 

これ、私が小学生のとき全校朝礼で配られたんです。

もう20年以上も前だから、この日焼けっぷり。

 

なんか江戸時代の古文書みたいですけど。。
 

 

 

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 『青春』   原作 サミュエル・ウルマン  翻訳 岡田義夫

 

 

青春とは人生の或る期間を言うのではなく、心の様相を言うのだ。

 

優れた創造力、逞しき意志、炎ゆる情熱、怯懦を却ける勇猛心、

安易を振り棄てる冒険心、こう言う様相を青春と言うのだ。

 

 

 

年を重ねただけで人は老いない。理想を失う時に初めて老いがくる。

 

歳月は皮膚のしわを増すが、情熱を失う時に精神はしぼむ。

 

苦悶や、狐疑や、不安、恐怖、失望、こう言うものこそ恰も

長年月の如く人を老いさせ、生気ある魂をも芥に帰せしめてしまう。

 

 

年は七十であろうと十六であろうと、その胸中に抱き得るものは何か。

 

 

 

曰く 驚異への愛慕心、空にきらめく星辰、その輝きにも似たる

事物や思想に対する欽仰、事に處する剛毅な挑戦、

小児の如く求めて止まぬ探究心、人生への歓喜と興味。


 

人は信念と共に若く 疑惑と共に老ゆる。

人は自信と共に若く 恐怖と共に老ゆる。

希望ある限り若く 失望と共に老い朽ちる。


 

大地より、神より、人より、美と喜悦、勇気と壮大、そして

偉力の霊感を受ける限り、人の若さは失われない。

 

これらの霊感が絶え、白雪が人の心の奥までも蔽いつくし、

皮肉の厚氷がこれを固くとざすに至れば、この時にこそ

人は全くに老いて、神の憐みを乞うる他はなくなる。


 

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小学生だった当時の私には全く理解できませんでしたが、

これがわかる大人になりたいなーという直観的な憧れがあって

上京するときもなぜか、この1枚だけは連れてきてました。

 

ドイツ出身でアメリカの実業家でもあるサミュエル・ウルマンは、

 

78歳のときにこの詩を書いたそうです。

 

あのマッカーサー元帥もこの詩を好んで引用していたことから

戦後、日本の経済界へと広まったんだとか。

 

ちなみに、松下幸之助さんも座右の銘にされていたそうですよ。

 

 

 

70歳になっても90歳になっても、

 

 

夢や理想を失わずに心の若さをキープできたらステキですね。