アルミニウムは、体内にある水のコロイドを破壊してしまうそうです。
アルミは、サラサラの粉薬を作るために添加されていたり、食材にも使われていることがあります。
また、アルミの缶は、ほとんどのビールや飲料に使われています。
調理器具にもアルミが使われているので、アルミが直接食材に触れるような調理器具は避けたほうがいいでしょう。
ここでしばらく、実生活にあるさまざまな物のうち、人間にとって「悪い」ものについて考えてみたい。
「悪いもの」とは、とりもなおさず、ゼータ電位を低下させ、デリケートな活きた体内水の構造を破壊しがちなもののことである。
アルミニウムアルミニウムは生活の場の至るところにある。
建築材としては大いに有効であっても、これが人体に取り込まれると致命的である。
FDAではアルミを無害だとみなしているが、ゼータ電位の研究で、無害どころではないことが示されている。
急速に殺すのではなく、徐々に破壊するからである。
コロイド系の中では、100万分の4程度のアルミニウム・イオンがコロイドの安定性を完全に破壊してしまう。
アルミはベーキング・パウダー、酸化防止剤、脱臭剤、あるいはソフト・ドリンクの缶などに用いられている。
アルミ製の調理器具・コーヒーポットで作られた料理を食べ、コーヒーを飲んでいる人が何百万といる。
キャンプでは、アルミの水筒に入った水を飲むことも多い。
最適の健康を目指すための第一歩は、食源からすべてのアルミニウムを排除することである。
巨大な売上高のソフト・ドリンクとビール業界が使っているアルミ缶が、飲料の中にアルミニウム・イオンをしみ出させているかも知れない。アルミ缶は、内部にコート処理が施されていて、しみ出しは起こらないとされているが、封缶工程でのコートの破損は避けられず、これが浸出を起こさせる。
無害なアルミニウムは、ただ一つベントナイトなどの粘土に含まれているコロイド状の珪酸アルミだけである。
この種の粘土はマイナスのゼータ電位をもっている。
しかし、時には問題も生じることがある。
粘土を採取する際に、加工業者がゼータ電位を高め、分散をよくするために、まずピロ燐酸ナトリウムといったアニオン電解質を粘土に添加する場合である。
これは粘土の取り扱いをより容易にするための処置である。
次に粘土をパイプライン経由で処理プラントへ送り、ここでアルミのカチオン(陽イオン)を添加して凝固させる。その後、洗浄・乾燥を経て、梱包される。
ここでアルミのカチオンの残渣が粘土に取り残されてしまうのである。
この粘土の一部は、ベントナイト製剤の腸管クレンザー(吸着剤)を製造する健康産業界に販売されている。
天然の状態にある未処理の粘土は、強力な腸管清浄剤である。
腸壁から毒素を吸着し、さらには腸管を通過する際に血流から毒素を引き出すからである。
純粋な粘土なら、蒸留水の導電率(電気伝導度)にほとんど影響を与えることはない。
しかし、処理工程で電解質が添加されていると、粘土が加えられた蒸留水の導電率に対してこの電解質が影響を与える。
残留電解質を調べるには、一定量の粘土を蒸留水に入れ、導電率計で導電率の増加を調べるのも一法である。実験室で調べた結果では、健康食品店で販売されている粘土には、カチオン電解質で処理されたものがある。
ベントナイトなどの粘土を服用してデトックスをするという健康法がありますが、粘土にアルミが添加されていないものを選ぶ必要があるようです。
これは、調べるのが難しいのではないかと思いますが、信頼できる原料からできた製品を選ぶことが必要かもしれません。
(出典:「解き明かされた『不老の水』」パトリック・フラナガン、ドリーム書房編著 ドリーム書房刊)