3か月近くたちますが,やまねこマラソンがどんな感じだったか,をお伝えしようと思います。

というのも,私も事前に調べたのですが,情報が少なく当日びっくり,ということが多かったので。

それもまあ,醍醐味なのですが,本当に楽しかったので,ぜひ一緒に走りませんか?も込めて☆


やまねこマラソンは,西表島で毎年2月に行われます。

私は都外のレースは初!

せっかくだからちゃんとした記録が残る(ICチップで記録がとられるの!)レースに出たくて,でも近場はつまらないし,ということで,このレースをチョイスしました。

申し込みは12月半ば締切でした。


コースは10キロと23キロの2コース。

私はもちろん10キロからデビューでしたが,同じ10キロには80代の高齢な方も!本当にすばらしいことです。

出場者はほとんどが沖縄県(石垣の人が多かったみたいです)で,たまに私みたいな旅人がいます。



みずたまもよう
(やまねこマラソンHPより)

コースはマングローブの干潟を通る,南国らしいルート。

途中,10キロはアップダウンが2か所ありました。(たしか)前にせまってくる上り坂を見ると,とたんに足が重くなるんですよね・・・。


途中は地元の方がたくさん,おじいおばあや子どもたちが一緒になって沿道で応援してくれるから,つらいけど笑顔になっちゃいます。

エイドステーションも何箇所か(公式のところと,自主的にやってくれるところも)あって,さすが南国,黒糖は大変嬉しかったです。何箇所かでもらっちゃいました。

さすがに那覇マラソンみたいに食事的なものはなかったと思います。


八重山日報の方がたくさん撮影していて,カメラがこっちを向くと少し緊張しました。

仮装している人も数人いて,かなり目立ってました。

というか同行した友人がまさに仮装をしてまして・・・ハズカシカッタ。

一緒に話していると顔をみているから気にならないけど,遠くから見るとかなり目立ってましたね。

「仮装が目玉」とどこかのHPに書いてあったけど,実際はそんなにいなかったんじゃないかなぁ。

走り終わった後,友人はTVカメラに取材されてました(笑)


このレースで感じたのは,とにかく島の人のあたたかさ。

スタッフもそうですが,たくさんのボランティアの力を感じました。

特に子どもたちとお母さん。レース会場につくと,荷物預かり所やゼッケンと完走賞のパウチなど,みんなで声をかけてやってくれます。本当に素直でかわいい子どもたちばかりでした。



みずたまもよう-やまねこ
スタート地点。



みずたまもよう-やまねこ
出場者はまず体育館で参加登録をします。

ゼッケンのほかに,オリジナルTシャツ(やまねこの絵がしぶい!でも可愛くてすぐに着ました),カロリーメイト2本分,虎屋の羊羹「おもかげ」(石垣の黒糖を使用しているらしいです),500円分の食券など,意外とおまけが多くて嬉しかった(^o^)



みずたまもよう-やまねこ
表彰台には,やまねこが並んで待っていました。

ちなみに表彰は年代ごとにやっていて,メダルはなんと,琉球ガラスでできていました!すてきー!ほしい!


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さてさて,レースは小雨が降り続きましたが寒くもなく暑くもなく。

昨年は暑くて途中熱中症の人がでたとか。今年は完走率が90%を超えたということで,いいレースになったようです。

これまで5キロは出たことがありましたが,初の10キロ。感想としては,意外とあっという間で,しぬほどつらかった,ということもなく,予想外にも若干余裕感が残った感じです。

記録はちょうど1時間くらいでした。

翌日の八重山日報に全員の記録と名前が載っていたのには驚いた!

ちなみにこの新聞,翌日島内の島でみんな買っていて,私は購入できず。石垣島に戻ってタクシーに乗ったら運転手のオジサンが八重山日報と八重山毎日?の2紙ともくれました^^ラッキー☆


出場者には,江戸屋猫八さんがいて,猫つながり?なんでしょうね。

あ,それならと思い浮かべる猫ひろしさんはいませんでした。


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レースの後は,「ふれあいパーティー」。


名前からして,内容が想像できない,婚活パーティー的な,抽象的なイメージでした。

ところが!本当に最高の「ふれあい」パーティーだったのです。


入口では,レース中から準備されていたことでしょう,たくさんの屋台があり,ソーキそば,イノシシの汁物,泡盛など,とにかくおなかいっぱいになるほどのお食事が販売されていて,最初に貰った食券も大活躍です。

これも地元のお母さん,子どもたち,若人のみなさんが大活躍。楽しくおしゃべりもさせてもらいました。

泡盛がお安くて,大変嬉しかった!たくさん飲んじゃいました。



みずたまもよう-やまねこ

司会は竹富町議会の方。トークが絶妙で,上手でした。

手作り感のある垂れ幕。いまどき手書きは見かけませんね。あったかい。



島の若人が伝統舞踊「とりかじ」を見せてくれました。踊っている女の子がかわいかったー。
みずたまもよう-やまねこ


途中,石垣市長,竹富町長,与那国町長さんが出てきました。

お三方はレースも出られていたそうで。

石垣市長,若いんですけど,なかなかのイケメンでびっくり!!

しかもタクシーのおじちゃんいわく,若いのになかなかしっかりしてる,ということでした。

(後ほど盛り上がった時に,乗りでハイッタッチさせていただきました(笑))

みずたまもよう-やまねこ
(一番左が石垣市長☆)



いくつか出し物がでます。

その中でも大盛り上がりだったのは,「きいあら商店」というファミリーバンド。

地元民はそれだけで大受けでしたが,私たちは??

なんと,「きいやま商店」という石垣出身の3人組のグループがいるらしいのです。

そのパクリを家族でやっているのですが,子どもたちがもう可愛くて。

たぶん下の子は3歳くらいじゃないのかな。


みずたまもよう-やまねこ
知っている人は服装を見ただけでわかりますか?

「ゆーしったい」という曲が一番大盛り上がりで,私もこれを機に「きいやま商店」に興味を持ちました。

子どもたちは一生懸命歌って踊って,パパも子どもを気遣いながらの素晴らしいステージでした。


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さあさあ,一番の目玉はなんといっても「サバニ」です。

サバニというのは,島でいう漁船。


前泊の宿のお姉さんから,なにも準備していないならとりあえずとビニール袋を渡されました。

なんのこと?と思ったら,会場で納得。


サバニはこんなことになっていました!


みずたまもよう-やまねこ
5m以上もある大きな船が2双,それぞれにお刺身がてんこ盛り。

与那国町からの差し入れ,何百キロかのカジキマグロだそうです。



みずたまもよう-やまねこ

GOサインが出ると,一気にお刺身めがけて手を伸ばします。

悠長にお箸とトレーでなんて,とってられません。

みんな手にはスーパーの袋や大きなタッパーを持ち,がさっとつかみどりです。

なるほど,ここでビニール袋が役立つのね。私もしっかりとゲットしてきました。



みずたまもよう-やまねこ
お二人でそんなに食べるんですか・・・?



みずたまもよう-やまねこ
会場はしばし,刺身タイムに入ります。



みずたまもよう-やまねこ
30分もたたないうちに,こんなです。

ちなみに我々は,お刺身はそこそこに,添えてあるタンカン(ミカンみたいなの)を食べ続けていました。

島の特産みたいで,とってもおいしい!東京ではなかなか見かけません。


食べつつも,出し物は続きます。

上の写真,遠く舞台上に見える(笑)のは,池田卓さんという,島出身のミュージシャン。

とってもいい歌声でした。



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最後はみんなでカチャーシーです!


みずたまもよう-やまねこ

完走後の気持ちよさに,食・酒,島の人たちのあたたかさ,すべてが合わさって,そりゃー踊りたくなりますとも!


沖縄初の私も,気がつけば立ちあがって一緒になって踊ってしまったのでした。


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こんな感じのやまねこマラソンでした。

レースよりも,パーティーが最高だということがおわかりいただけたでしょうか?


私は来年も出場することを決めています!(次は23キロかな)

ぜひ一緒に走りませんか?!