みやぎ土壌調査プロジェクト

みやぎ土壌調査プロジェクト

ひとりでも多くの子どもの健康と それをとりまく環境を守るために。

わたしたちは大切な人を守る権利があります。

民間人の 民間人による 民間人のための 自衛調査。

 知りたい人に勇気をください。

現実に立ち向かう勇気を わけてください。

「土壌調査プロジェクト」について


「生」そのもの、又は生活再建に追われ、”情報難民”となっている沿岸部の地域。
県南から県北まで広範囲に渡り、今なお都市機能と日常を取り戻すことで精一杯です。

しかし放射能の流れと被害状況に向き合う日は必ずやってきてしまう。

ひとつのコミュニティの許容量を超え、思考停止してしまうほどの未曾有の状況にたち向かうには。

私たち比較的被害の少なかった者が、「伝えられなかった」では済まされない。

ここは私たちができる「一手」を差し伸べ、できるだけ早く事実を確認し、自衛するにはどうしたらよいか、共に考えたいと考えます。


【目次】

土壌調査プロジェクトの趣旨

土壌調査の活動について

募金活動

募金金額

募金してくださった方のお名前

【ご意見・ご感想】miyagidojyouproject@yahoo.co.jpまで

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新年を迎えました。

それぞれの新年、それぞれの思い、それぞれの希望。


新たな風流を受け、どうつむいでいけるか。

どうつむいでいきたいか。


そんな中、このような相談を受けます。

「家族に、この"みやぎ土壌調査プロジェクト"の話を出しても、どうにも正式な検査結果として認識してもらえない」


確かにそうでしょう、有志で民間でやっているのです。

土の採取の仕方、検査機関の機械、そして、このみやぎ土壌調査プロジェクトそのものの存在が何ぞやなどと言われたら、どこから説明していいかもわからず、検査結果の説明までなかなか手が回りません。


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せっかくこの話になりましたので、今までなかなか明記する機会のなかった土壌採取の説明を簡単に記しておきます。


<土壌採取方法>

庭や自宅敷地・農地などの土壌の、表面から深さ5cmを採取。合計5~600g。これが1検体。

注)・採取した土から草木、根などの植物、小石などは、なるべく取り除く。(文部科学省調査基準による。)

  ・土が濡れている状態を避け、晴れた日などになるべく乾いた状態で採取する。

・生活場所の測定であるため、庭の隅と中央など、条件の異なる場所で採取したものを混ぜ合わせる。生活でよく通る場所、歩く場所、遊ぶ場所。

  ・同条件での比較をするために、すでに表層と混ぜているところは避け、深さ5cmを厳守。

・雨どいの下や汚泥など、普段近寄らず明らかに吹き溜まりと思われる場所を意図的に採取するのは避ける。

これを袋に入れ、検査機関へ送る。


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さて宮城県内の土壌調査は、国も行っています。

文科省では、昨年8月に100km圏内メッシュ調査を行いました。

福島第一原発から半径100km以内のセシウム沈着量を、丁寧に調べています。


→ マップ はこちら 文部科学省による放射線量等分布マップ(放射性セシウムの土壌濃度マップ)の作成について

  (このマップだけをみますと、点と色が先行してどこが何だかよく分からなかったのですが、その資料となった次のpdfファイルには、数字が示され、わかりやすい表になっています。)

pdfファイル(表)はこちら 土壌の核種分析結果(セシウム134、137)について (28ページ以降が宮城県に関するページ。北は、泉区や東松島市まで地点がある。)

※ちなみに、このpdfファイルは、文科省HP内に公開されています。

放射線量等分布マップの作成等に係る検討会(第7回) 議事要旨 の中の「資料第7-1号」にあたるものです。


もしこちらを見ていただいて、これで大切なご家族とのお話がスムーズになり、距離感を縮められるのであれば、公開されている資料ですので、使わない手はないと思います。



私たちは未曾有の状況の真っ只中。

やってきた風に乗るべきか、自分らしく道を選ぶときなのか。

常に選択肢がやってきます。

今がある「ありがたさ」の向こうに、大切なものをしっかり見つめながら、自分色で毎日をつむいでいきたいものだと思います。