みやーんの独り言

みやーんの独り言

しがない料理人の独り言

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さあ!!最終回の始まりです。二転三転する物語に酔いしれてください。








ヤスオは手強かった。さすがにボスなだけはあった。


チョップはゲームという概念を忘れかけていた。


限界だった。




「うぅ…意識が…遠…く…」


意識が遠くなるその時。チョップの目がぼやける中、ヤスオと壮絶な死闘を繰り返している一人の男が見えた。


アフロの男、みやーんだった。


「なぜだ!?なぜ俺の変わりに戦っているんだ…ぐふっ…」


するとさっき郵便の時とは違う声でチョップに叫んだ。


《立つんだチョップよ!そして叫べ!お前は超ミニミニ戦士コロボックルだぞ!!さぁ叫ぶんだ



そう、アフロの男はあのエコーの、いやコロボックル大王であった。


「エコーのおっさんがアフロの男、みやーん!!」


その時、携帯が光を放ち始めた。すると、チョップの体から力が湧いてくる。


《今じゃ!叫ぶんだっ!!》

「坊主が屏風に上手な絵を書いと!? うわぁ最後間違えた」


言葉と共に、歴代コロボックル戦士(2人)があらわれチョップ語りかける。


2人は影で正体が見えない。



「て言うか、間違えたのに出てきたよ!しかも2人かよ…歴史浅いな~…」


《予想はしていたずら!!チョップよ!お前に最強のアイテムを託すずら!受け取るがいいだっちゅーの》

「ギャグが古い…」


天空から、ゆっくりと何かが落ちてくる。怪しいふろしきに入っていた。


中を見てみると、真っ白な長欄にボンタン、エナメルの靴、長ロングリーゼントのカツラが入っていた。


《さあ!それを着てみろ!!さすれば、更なる力身につけちゃうずらで…》


言葉を残し去っていった。


「取りあえず着てみよう」


チョップがアイテムを着た時、全てを悟ったかのように語りかける。


「ヤスオ、てめえは俺には勝てねえよ…」


冷めた口調で問いかける。


《けっ!十年早え~んだよ!!》


ヤスオは、超必殺技(男の生き様)を仕掛けてきた。


《もらった~!!!!!!》


チョップはまともに食らったが傷ひとつつかない。


《なに!?俺の超必殺技が効かないなんて!?》


チョップは呟く。


「行くぜ…」


ヤスオ直撃。いとも簡単に倒してしまう。


《や…やるな…チョップ…もう解ってるよな…真の闇の大…王の…正…体…ぐぅは…》


息絶えそうなヤスオを、踏み潰す…男………。


{け~っけっけ!!我こそは真の闇の大王みやーんである!!この時を待っていたぞ!さぁかかってこい!虫螻よ!}


「アイテムを装備した時、全て解ったぜ…みやーん。いや本当の名は…ボビー。歴代コロボックル戦士の思いが、この長ロングリーゼントに全て託されている…」


《ほざけ!虫螻よ!ワシは闘いたいのじゃ!ワシの体に傷をつけてみろ!歴代コロボックル戦士はワシが恐ろしくて、配下になっていったのだ!それも解っているよな!チョップよ!!ひゃ~ひゃひゃ》



「んっ!まさか!?ヤスオにお婆ちゃん!?  うぉぉぉ!!!!お前だけは、許さんぞ!!いくぞ、ボビー!」


壮絶な死闘が始まる…





数年後…。


「いや~いい天気だなぁ!今日は沢山お客さん来ると良いなぁ」


{チョップ先生~!!良いキャベツがあったんで沢山買ってきましたよ!!}

「ボビー!遅えんだよ!しかも、虫食ってんじゃねーか…ったく使えねーなぁ…」



こうして、チョップはボビーを子分にしてお好み焼き屋を営んでいましたとさ……。

完……。




では、また会える日を…ぐぅはぁ!だっ誰だキサマ……。つづくのか…!?
何度も言いますが勢いだけでかいた作品でございます。






「ラ…ラ…ライディーンやっぱりパクリだ」


※知らない方ごめんなさいm(_ _)m


すると全身タイツが赤く染まり、超ミニミニ戦士 コロボックルレッドに変身した。


身長1メートル体重20キロ、額にはプラスチックで出来ているのバッチ、眼にはグラサン、そして下唇はたれている。

※コロボックルと言う意味をご存じでしょうか。フキの下に住む人と言う意味です。外来語でアイヌ語です。


そして、腰にはフラフープ、足元は下駄を着けていた。


「うわぁ~だせ~今時居ねーよ、こんなヒーロー」


チョップは決意した。


「仕方ないお婆ちゃん倒すか行くぞ」


お婆ちゃんは足がすくんで動けない。


《ひぃ~助けて》


「お婆ちゃんごめんよコロボックル~チョ~ップ!うわっまた勝手に言葉がぁ」


しかし攻撃はあたらなかった。


すくんで動けなかったお婆ちゃんは、突然ぴーんと直立し高い木の上に飛び移った。


《ひゃっひゃっひゃ、姿で惑わされんかったなそうでなくちゃつまらんからのお今度はこっちの攻撃だぞ》


お婆ちゃんは叫びながらチョップに襲いかかる。


《ヨガフレイム》


「蹴りなのに何でヨガフレイムだよしかもまたパクリかよ」

※知らない方ごめんなさい。




驚いた事に、足の裏には唇がありその口が開き火の玉がチョップに襲いかかる。


「何やべっあたっちまう」


モロに喰らってしまった。


だが、全くチョップには効かなかった。


「すげえ何ともないふっふふ~ん」


チョップはスキップをしているが、スキップになっていない。どこかぎこちない感じだ。



「今度はこっちの番だ上白糖~ボムうゎ又叫んじまった」


すると、ただ上白糖を丸めて投げただけの玉だがおばあちゃんはもろに食らう。


《ひぇ~》


おばあちゃんは上白糖を浴びた瞬間どんどん小さくなっていき、光り始めた。


《ぐぅはぁうぉぉ》


光が収まり、チョップは目を開けたとき見知らぬ男が立っている。


「誰だ名を名乗れ」

《よくも俺のおばあちゃんを痛めつけてくれたな!!ぶっ殺すぞコラ》


チョップは、直感した。そう、まさにその男とは闇の大王 ヤスオであることに…。


「早っ!!もうボスのお出ましかよしかし、超リーゼントに長欄、さらにトランクスにチャイニーズシューズあり得ない格好だぜ」


《ブツブツ言ってねーでかかってこんかいワレ》


こうして、突然現れた闇の大王ヤスオ。チョップは果たして勝てるのだろうか。



                        つづく…
※次回予告!!
衝撃の最終回!!
果たして、ヤスオを倒すことができるのだろうか!?

チョップは腹が立って仕方がなかった。

もう何時間も森を歩いてるのに一向に森を抜けられない。


「敵も出てこねーし、腹は減るし、木の実も生えてねーじゃねーか、オリジン弁当でも作っとけよ」

チョップがぶつぶつ言いながら歩いていると、何か建物らしき物が見えてくる。


「おっ!何かあるぞ」
少し近づく…


「あっ!ほっかほか弁当だ!っていうかさっきオリジン弁当って言ったよな?!さては反抗してんな」


店に取りあえず入ってみた。

レジには、さっき郵便を持ってきたパンダがたっている。


《いらっさいませでごわす。なににしますでござーますか》


「ごわす!?ざーます!?」


やはり今回も…


《うるせーんだよ。頼むのか、頼まねーのか、どっちだコラ》


今度ばかりは、チョップもビビらず向かっていった。


「あ~。誰に向かって言ってんだぁ!コラ!くぉろすぞぅぉくら」


チョップが啖呵を切るとパンダの体がぶるぶる震えだした。


「あ゛ぁあ゛ぁ~はぁ」


なんと、パンダの体が光、皮が剥げた。
中からは、ヨボヨボのお婆ちゃんがあらわれる。

《年寄りを虐めると大変な事になるぞぉ~》


「くっ!おばぁちゃんに手を出すわけにはいかない。どうすればいいんだぁ」


お婆ちゃんは持っていたステッキでチョップを叩いてきた。


《ほれっ、ほれ》


全く痛くない。


「おばあちゃん敵だって分かるんだけど、全く効かな…。ぐぅはぁ」

チョップの体から血が吹き出した。

おばあちゃんの攻撃が効いていたのだ。


全身タイツが赤く染まっていく。その時である。

【チョップよ!今じゃ!喉まで出掛かっている言葉を言うんじゃ】

まさにあの時の声である。

「確かに出掛かっている言葉がある。わかるぞ!でも言って良いのか!?くそっ、駄目だ言ってしまう



果たして、チョップはどんな事を言うのか!?

                        つづく…