刑事事件への弁護士の関わり方について

弁護士の三輪です。

先日，民事事件と刑事事件の違いなどなどについて

書かせていただきました。

さて，今日は刑事事件への弁護士の関わり方について，

少し書かせていただこうと思います。

刑事事件，と聞いた場合，

「弁護士さんって被告人の弁護をするんでしょ？」と

思われるでしょう。

もちろん，刑事弁護，すなわち被告人の弁護活動は，

弁護士の仕事のひとつです。

しかしながら，

刑事訴訟法の改正や犯罪被害者等保護法の改正などもあり，

被害者参加制度という手続の創設により，

被害者が刑事手続に参加できるようになりました。

そして，この被害者参加人には，弁護士が代理人として

就任することができます。

また，資力要件をみたせば，国選被害者参加弁護士の利用も可能です。

つまり，被害者の方は，国の費用によって，

弁護士を代理人としてつけたうえで刑事事件に参加することができるのです。

弁護士もいろんな立場で，活動していることの１つのあらわれだと思います。

被害者参加制度については，もしかすると

ご存知ない方もいらっしゃるのかもしれません。

このように，

刑事事件についての弁護士の関わり方も

ひとつではないのです。

色んな関わり方があるのです。



キャスト （ABC朝日放送毎週月曜日から金曜日１６：５８～）

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