10年後の私へ~子宮けい癌Ⅱb期と宣告

10年後の私へ~子宮けい癌Ⅱb期と宣告

子宮けいガンのⅡb期、腺ガンと診断されました。治療も難しいよう。まだ診断を受けたばかりで、どうしていいか…。でも、家族の為にも頑張らないと。10年後の私がこのブログを見ている事を信じて。日々の不安や悩みを書きながら、自分を励まして力にしていきたい。

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ドクターが僕にこういった。

「子宮や卵巣、病巣になる箇所は切除したが、お腹の中全体にがん細胞が広がっている。できる限りのことはしたが、他の臓器からの再発は免れないであろう。後は腫瘍内科と相談してほしい。」

絶句してしまった。
妻はお腹に時限爆弾を抱えた状態になってしまった。
言い換えれば「奥様の癌は直りませんよ。死んじゃいますよ」と言われているのと同じだ。

妻に何と説明しようか考えたが、結局は今の状況を柔らかく説明した。妻は「ふーん…」と答えよくわかっていないようだった。

後から調べたところ、現在の状況は「腹膜播腫」と言うらしく、いわゆる末期の状態であることがわかった。

その後、腫瘍内科のドクターと今後の治療について話し合ったが、ドクターは前向きな姿勢では無かったことに、妻と僕と非常に腹立たしかったことを覚えている。

ドクターは全国にいるので、きっとどこかに自分たちの希望を叶えてくれるドクターいるはず。
懸命にWEBで探したところ、大阪にあった。

真っ暗闇にかすかな光が差した気がした。
妻にその事を話し、すぐに電話するように伝えた。
翌日妻は病院に連絡し、ドクターと直接話したところ「大丈夫、大丈夫。そのような患者さんたくさん来てるから。かなりよくなった人も多いよ。とにかく一回おいで」ということを言われたらしく、妻の顔に笑顔が戻った。

二人で抱き合い「治療頑張ろうね!」と誓いあった。

妻の大阪での治療が始まった。