くすりやのブログ
医食同源 花粉症篇 2013.8
20年ほど前、私の花粉症は。目玉は取り出して水洗いしたい、鼻にはコルク栓でも詰めてしまいたい、耳は左右に紐を通しキュッキュとこすりたい。という状態でした。
そのころ夫が「糖尿病です」と診断され、家族中で食事指導を受けました。「一定カロリー、薄味、油使用量一日大サジ一杯」しっかり守った食生活で夫婦ともども体重も落ち、夫の血糖値も正常になりました。それとともに私の花粉症、治ってしまったのです。春に鼻水ズーズーと辛そうにしている人を見るとちょっと嬉しい気分。
それから20年、食事制限も次第に緩み、天ぷらもすき焼きもイタメシも食べるようになって 私の花粉症も次第に復活しています。
私の花粉症対策 2013.9
私の復活しつつある花粉症。私は「タウロミン」を飲んで対処しています。ものぐさ酒井は定期的に薬を飲むのが苦手。クシャミ、鼻水が出てからあわてます。幸い、抗ヒスタミン剤で眠気が出ないたちなので クシャミが出たり目がかゆくなったら 多めに飲んでしまいます。そうすると7~10時間くらい救われます。半年くらい飲み続けると花粉症体質が治ると言われますが、症状がない時にはなかなか飲み続けられませんね。
同病異治 2013.10
先日、ご夫妻でお一人は八味地黄丸、お一人は猪苓湯が処方されていました。「同じ症状で医者にかかったのになぜ違う薬なの?」と質問を受けました。漢方は症状を治すのではなく、原因になっている体の不調を整えます。不足を補い、過剰を排泄し、バランスを整えます。
このご夫妻、お一人は「腎虚」から尿の不具合が生じ、お一人は尿路の炎症などから症状が出ているのでしょう。
同病異治、異病同治、漢方ではしばしばあることです。
漢方体験:個人的な体験ですが 2013.10
この春、寝ても寝てもまだ寝たい。朝から夕方まで眠り、夜も眠れる。どこが痛い、熱があるわけでもなく・・・。起きられない。動けない。どうしよう。漢方の先生にお聞きしました。「但、寝ねんと欲す」は小陰病です。傷寒論の小陰病篇に真武湯これを主ると書かれています。真武湯で旬日に及ぶ「但、寝ねんと欲す」から回復した酒井です。
漢方体験:個人的な体験ですが 2013.11
十年ほど前から静脈瘤で右足がだるくなりやすく ずっと弾性ストッキングをはいています。長年の疲れか、年齢の所為か、この春、右脚がひどく浮腫むようになりました。マッサージをし、足を高くして眠っても治らない。朝になっても左右の足の太さが明らかに違う。未熟者の酒井は〈水代謝を良くする〉防已黄耆湯を飲み始めました。効果は出ません。一年前に網膜剥離の手術をした眼が歪んで見えるので受診すると「網膜に浮腫があります」。脚だけじゃない、体中浮腫んでいるのだわ。漢方の先生に相談すると「それは腎虚からきている。八味地黄丸です」八味地黄丸を飲み始めて2週間、足のむくみは治りませんが、疲労感、倦怠感は大幅に減りました。そして8月「キラリス」という細胞内のミトコンドリアの働きを助けると言う5-アミノレブリン酸を併用して飲み始めました。これはなかなかのもの。意欲、笑顔、やる気、などに有意の効果が見られます。
かくして四カ月、11月に入り朝の時点では左右の足はほぼ同じ太さです。
全く同じ太さになるまで もうしばらく八味地黄丸、キラリスを続けます。
漢方学習:しています。練習台募集しています 2013.10
漢方講座に通い始めて数カ月。帰途ご近所の知り合いが杖をついて歩いていらっしゃる。どうなさったの。坐骨神経痛のようなの、眠れないほど痛い日もあって、整形外科や整体に通っているけれど、良くならなくて・・・。友人が漢方が良いと言うのよ。早速私の練習台になっていただきました。習いたての問診票。便通、お小水、食欲、一日の暮らし方、などなど。私が未熟ながら考えた処方、先生にお聞きしたご意見、決め手は「この方の坐骨神経痛は冷えからきている」と言う捉え方。ここに処方選択、決定の基本があります。
冷えを解消する漢方はいくつもありますが このたびは「リョウキョウジュッカン湯」を選びました。お話の中でこの方にもキラリスをご紹介し、飲んでいただいています。
新店舗 「賃貸マンション」
新店舗ビルの上は16戸ほど、賃貸ワンルームマンションになっている。
三井不動産リースに一括借り上げにしていただいた。
三井不動産リースは 賃貸物件の広告を出したいけれど
工事現場を囲う壁には商業広告を出してはいけない規則があるということで
困っている(?)らしい。
そうこうするうち、現場を覆っていた幕が外れ、ビルが姿を現すと
「上はマンションのように見えるけれど、どのようになっているの」と
お客様から直接のご質問。
駅に近いし、坂道を上り下りする体力もなくなってきたか
ら・・・・というその方。
上を見上げてこれはマンション仕様とご判断されて
お尋ねになる積極性、問題解決行動力が素晴らしい。
新店舗準備 「明治40年創業」
新店舗準備 「明治40年創業」
新店舗のコンセプトを考えるにあたり、紫山堂の特徴をとらえる作業があります。
明治40年創業と言うのは私が姑から
「明治40年、市電高等師範前に開局したのよ」
と聞いた記憶だけで証拠物件は戦災などを経て何も残っていないのです。
このたび「紫山堂の歴史と伝統を打ち出そう」ということで資料を探していました。
紫山堂は戦災に会い、何も残っていないのですが
平成9年に奇得な方が「60年前のお宅の包装紙です」
とわざわざご持参下さったものがありました。
その方が大塚にすんでいらっしゃった時期、書かれている住所表記
「東京市小石川區大塚町 文理科大學前」から
昭和4年から18年の間、その方のおっしゃる60年前、
昭和12年前後とまさに一致する 大切な資料です。
(参考)
1878年(明治11年)に小石川區小石川大塚町の表記。
1911年(明治44年)に小日向台町と小日向水道町を除き、
小日向、小石川の冠称を廃止。
1943年(昭和18年)東京市、東京府を廃止して東京都となる
1929年(昭和4年) 文理科大学設立 1962年(昭和37年)文理科大学廃止