今日は減容化施設の白紙撤回を求め、都路の8名で市長に会いに市役所まで行ってきました。
新聞では市は建設について住民の意見をしっかり聞いて判断すると言っており、別の取材の記事で、帰還住民が「楽しめる」復興支援をすると言っていたので期待していました。
そして話し合いになり、まずはこちらの意見を聞いてもらいました。
焼却された煙の出る所につけるバグフィルターは放射性物質を完全に除去できないものだ。
新たな放射性物質を飛散させ風評被害も招く可能性のある物は作らないで欲しい。
奇跡的に線量が低く、その上、除染した所に作るのはどうか。
学校も再開し子供達も沢山戻ってきたので、環境を悪化させる物は作らないで欲しい。
今いる住民も帰還を考えている住民も不安になる様な物は作らないで欲しい。
燃やすときに水を汲み上げるが、量が多いので近隣住民の井戸水が枯れてしまう。
など、市長に都路の住民が不安で悩んでいる事を各々、伝えました。
それに対し市長は、「三春で燃やしてもらっているし、常葉にも処分場があるから都路にも作りたい」との事・・・
要するに、作りたいという事らしいです。
がっかりな返答に失望しました。
普通のゴミと8000ベクレル以上の放射線物質を燃やす危険度の違いが分からないのでしょうか。
市は環境省と地元住民の意見を聞く中立の立場かと信じていました。
福島復興のため、都路を犠牲にする考えの様です。犠牲・痛み分けというのも「絆」というのでしょうか・・・
環境省と田村市が相手で圧倒的に不利ですが、出来るだけ頑張ろうと思います。
合併しなければこんな事にはならなかったかもしれません。
合併して減容化施設から離れている都路以外の人達はほぼ賛成するでしょうから、合併の弊害といっても過言ではありません。
自分も仕事があり、反対運動などしないで復興に向かって頑張って行きたいのに・・・
でもここで諦めたらずっと後悔するでしょう。
原発を建ててしまった様に、同じ事を自分の世代では繰り返したくありません。
都路で暮らす人のため、都路に来てくれた妻のため、この土地に生まれてきた子供のため、そして自分のために頑張って行きます。






