精神科医のひとり言(こころの扉)-TS3O0006.jpg

新年の時間をどうお過ごしですか。

新年早々私は仕事です。
昨年ほどの過密日直当直ではありませんが。

福が来ますように。
来たれ福。

ふくろうさんは少しねんね。
高山の版画家さんのものです。

日本が大好きな
日本の伝統を大事に伝え来る
日本の布や織物そして和紙等
技法製法を残したし。
三宅一生。

ギャルソンの川久保さんとともに大好きなクリエーターさんです。

三宅一生と紙衣。
東大寺のお水取りの僧衣。
強く暖かし白石和紙。
毎年納める白石蔵王の和紙職人遠藤さん。

朝のひとこま清々しい日本を見ました。

一生懸命な人がいる。
頑張る方がいる。
その姿に活力をもらう。
自然のエネルギーをその人を通してもらう。

引きこもりさんはなかなか外に出ません。
自分の好きなネットワークの世界に住んでいるから。
連れ出すのは大変です。
頑張って連れだそうとすると
本人の中の感情知性本能が分裂しそうになる。
そんな彼らも本能は誰かのために何かをやりたい。
自分の存在理由を確かめたい。
自分の行いで誰かが喜んでくれることで。

些細なことでもしてくれることがあったら笑顔でありがとうを返す。
挨拶を毎日毎日笑顔でする。
反応のない彼らにいつか変化が訪れる。
その反応で彼らの体調が心の変化がわかるようになる。
今まで昼に起きていた人が朝起きるようになる。
すごい。えらい。ありがとう。うれしいな。

馬鹿にされたように聞こえる言葉も
その実聞くと嬉しいもの。
ささやかなる変化への賞賛。

他からみれば当然のこと
と思うかも知れないけれど
彼らにとっては進歩。

ふっとそんなことを考えた一生さんと白石 和紙遠藤さんのお話でした。


追記。
パソコンの新しいのをやっと開きました。
忙しくてなかなか開けずにいた12月の毎日。
しかしブログへのメッセージをみられない。
パスワードはあっていると思いつつ開かない。
御免御免ごめんなさい。