とらんぬのブログ

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肉を食え!!たまにエモ!人生はロックと快便!

基本的に歪んで毒々しい内容多いっす!!!!!

日本ロック界のカリスマミュージシャン、スーパーボーカリスト、男子の憧れるギタリスト、

あらゆる賛辞で彩られるスーパースターに試される日が来るなんて思ってもみなかった・・・

そして試される方向性が狂ってた・・・

 

北海道、試される大地・・・

ユニコーンのライブは首都圏京阪神より地方のが圧倒的に楽しいが

飛行機乗ってグルメや雪でひたすら遊んで変なテンションを続けているせいだろうけど

北海道は特に楽しいので、ツアー日程にあればできる限り行くようにしている。

 

今回ここまでに行っているのが、三郷・前橋・水戸・秋田・名古屋2daysで、ここから1か月空く。

(*チケット代だけでなく旅費とか交通費とかこの時点まででも考えたくないw)

なお名古屋2日目が4列目下手と超神席で、あべのソログッズのどんちゃんTシャツが

おそらく目に入ったのか、あべが目を見て軽く会釈してくれ、年甲斐もなくトゥンク・・・となったw

毎回阿部に対しては精神の深淵な部分での称賛ばかりしているが、

明らかに自分の方に何らかの圧倒的に好意を含む善なる瞳を向けられると

ひゃーーー!!!ってなって、表面の本能の部分が動きまくるね・・・

かんたんなもんだぜにんげんなんてw

 

で、一か月空いて北の大地にやってきた。

札幌公演は3階席で、なんか規制があったのか全員着席でヌーン・・という感じだったが、

旭川は一番下手端の席だがなんと6列目とかなり前方なので

もしかするとまたキャー――――!!という感じになるかも、という淡い期待持つも、

そもそも一番端なので音は微妙だろうなあ、とちょっと残念に思いつつ、

それでもたまに花道に来てくれるかも!との期待をしたが、それを上回るどころか、

最後に意味不明なカオスで既に数日経った今も混乱している・・・

 

とりあえずは旭川公演の面白い場面を箇条書きしていく前に、札幌公演の意味不明な話を。

あべが交差点で拾ったのはカニの被り物。(*まずこの時点で意味わからんw)

それを被ったあべをみて、普通の人は面白いとかかわいいとかの感想のはずだが、
奥田さんが言い放った「凛々しさは損なわれていない」という感想・・・

え、どう見ても凛々しくねえよwwwwwww
奥田さんには何が見えていたのか・・・?視力大丈夫か・・・?
そしてかにを被っていない普段のあべは『凛々しい』という最上級の形容表現するほどか・・・?
大丈夫か奥田さんwwwwwwwwwww
あまりにも面白かったので残しておく。

あと、アンコール1曲目で松山千春の物まねで♪はて~し~ない~♪と歌った後

「あ、違う」と言って一瞬でその意図を理解した阿部が鍵盤を爪弾くところ、まじで感動した・・・


さて旭川。

そしてこれまで参戦した他の地域よりも圧倒的に地元の人率が高い。手拍子や反応でよくわかる。

31年ぶりの公演だということで、首都圏ではあらゆる有名人のライブは日常だが

地域の第一都市ではない地方にやや知名度のあるアーティストが来ることが

本当に大きな出来事だというのを、それこそ数年前の釧路や小樽でも感じたし、

自分の当たり前は別の地域ではそれこそ奇跡に等しいのだ。

だから遠征できた自分はあくまでもお客様なので音の微妙な端でも十分満足すぎる・・・

と思ってたら近いちかいちかい!!!!!!!

何回見てもいきなりあのアイドル的な登場は度肝抜かれる!!!!

しかも端の花道に結構みんな来てくれてえぐいくらい近い近い近い特等席やん!!!!

つか、近さは置いといて、危惧していたスピーカーど真ん前故の音のバランスの悪さも

そこまで問題なかったのでめちゃくちゃ安心した。

 

あのかわいらしいおもちゃ箱な音楽劇から幕を開くと、宇宙の光に突入し、

いつもまにか夕焼けの物語がやってきて、目まぐるしさが快楽になってくる。

●イ●ー●●ン●のあべピアノが少し変わったのか、

席の角度のおかげで気付けたのかわからないが、こんなに品がある鍵盤を、

強いギターやドラムの音と音のはざまを縫うよいに入れ込んでたのか、と驚いた。

あべの●●W!で1番と2番のサビで少しドラム変えているところがめちゃくちゃ好きなのよなあ。

会場は他の地域に比べてかなり古い。あべたみがカッサカサwとか言ってたがw

奥田さん「俺たちはこういう古い会館のが好きよ。」という通り、味のある会館でした。

個人的にはトイレの和式率が高いのがちょっと残念w

そういえば阿部が「トイレも貸切っている!」というのを毎回言うが、

毎回聞いているくせにしっかり驚く奥田さんはファンの鏡w

あと安全地帯に対抗して湿地帯というバンド名にしようとしたら

「シケってる」ということで改名したらしいよw

そして奥田さんの物まね相変わらずうめえなw歯をくっつけたままやるといいのねw

 

でアメリカからやってきた健人、意味の分からないクイズを毎回やってくれるが、

「旭川で最も多い苗字は?」と、もしかしてひねってるクイズか?と思ったら

普通に「佐藤」だったw(割合は高いらしいが)

なお旭川は最大の米の産地ということだが、金カムはまった時に北海道開拓使を読んで、

旭川に軍の拠点が置かれたことで耐寒できる米へと品種改良が進んだことで

今回健人も「旭川は北海道最大の米の産地!」と高らかに叫んでおったのじゃ・・・

 

かにさんの話では札幌~旭川の移動でホワイトアウトに直面したとのことで、

自分は2日の夕方に見本林を歩いたんだが、その帰り道になかなかえぐい吹雪があって

よく北海道で家から数百メートルの場所で亡くなる人がいたりしたけど

3月のこんな時期にもこれほど強いのか、と結構びっくりした。

ところでかわにしさん、あべといちゃつき過ぎではないか・・・w

奥田さん苦笑してたぞw

 

で、毎回メンバーはかなりの頻度で花道に来てくれるんだけど、

えびちゃんがヘルメットかぶってこちらにやってきたとき、ばっちり目が合ってしまう・・・

よく数10m離れてるのに「目があった!」と言ってる人もいたりするのはあたおかだろうが、

さすがにこの2m未満の距離だと、明らかにその人は自分を見た、というのがわかる・・・

イケメン過ぎて一瞬で腰抜けて座っちゃったよ・・・

 

今回個人的に一番うれしかった復活曲●ER●ではかにさんが来てくれて、

かにさんは一人ひとりというより広範囲の全員を一気に見る感じで、

これは多くの人間が川西の女になって帰るやつだわあ、と思いながら、

上手花道にいるえびちゃんとコミュニケーションとり一気に去って行った。罪な男ぉ。

曲が始まると奥田さんがすげえ阿部に絡んでて吉川さんのまねしたりしてたw

なんとかあべの気を引こうとして遊んでてクソワロタwそういう曲じゃねえw

本当にこの曲の照明さんの楽曲理解が素晴らしくて、

それこそ音が微妙であったり、もっと言えば全く聞こえなくても世界観を完全に表現してて

スタッフもユニコーンの世界観を理解しているからこの素晴らしい仕事ができてるんだろうなあ・・・

 

そのまま旗を振る曲になだれ込む。毎回あべが何かを拾うシリーズになってきたが、

旭川ではペンギンのでけえ置物がJUNDOGを持っているもので、

「名前はぺんぺんだ。彼は段ボールの中で泣いていた・・・」と話しながら

ずっとなでなでしていたのがすごく良かったw

なおJUNDOGがエビフライを包んだ米とのことで激しく反応していた健人がとてもよかったw

でもう一個の袋にはうさみみ入ってて、まさか還暦寸前男子がうさみみ付けてる姿に

歓声を上げる日が来るなんて思ってもみなかったわよ・・・

なおあべがそのうさみみを自分から奥田さんに着けてあげてたwww

 

あと、奥田さんハンドマイク曲で奥田さんの手を触ってたバカは二度とライブ来るな・・・

お前の不用意なおさわりで奥田さんの手に傷でもできたらどうするねん・・・

 

つか旭川、アンコールの時が一番すごかったけど、奥田さんがずっとご機嫌すぎてw

●●ーリ●●で不思議な踊りをめっちゃサービスしてくれるし、

あの感動の第一期の名曲●●●●い日●であべを見ながら尻を振るの意味わからんかったw

なお演奏は勿論真面目で美しかったから余計にわからんw楽しいw

やはり名古屋もだけど、中盤戦あたりから演奏がぐっと引き締まっていくよね。

 

で、本編最後に、ユニコーン史上最高の音楽・・・

この曲のこと書いてたら仕事に支障が出るので止めるけど、本当に生で聞くこの曲の威力よ・・・

あまりにも美しく澄み渡ったこの音の世界を眺めていると、

老いて萎んだ自分の心の奥底にもまだ美しさを感じる心が残っているし、

光り輝く何かもしっかりあるのだ、ということを教えてくれる、すごく大切な曲になった・・・

この曲の奥田さんボーカルを聴くためにあべは辛いツアーを頑張れる、と言っていたが

勿論ほかのあべ曲でも奥田さんは素晴らしいボーカルワークをするが、

日本最高のボーカリストの一人である奥田さんの更に輝かせるあべの音楽について

口には出さずともその感動を感謝を最高の形で表現することで返すという、

音楽家としての最高の絆で結ばれた二人の生み出した音の宝石なのだなあ、と・・・

 

で、アンコールの登場シーン、奥田さんが一人ひとり登場することを提案し、

みんなスタスタキビキビ登場する中、派手な動きをした阿部に対し

「トシちゃんだ!トシちゃんだ!」と大騒ぎし始まるwやべえふぁんが舞台上にいるw

めちゃくちゃ感動しアンコールもしっとりとして今日もいい日だなあ、と思っていたんだよ。

でアンコール2曲目が聞こえてきて、最強の多幸感を感じながらも終わってしまうんだなあ、と

わくわくとしんみりが交じり合う中で楽しんでいたんだけど、

ここから起こったことは今もよくわかんねえのだ・・・

 

アンコール2曲目の主役ともいえるどんちゃん、僕も小樽で初登場した時から大好きで

自分ちにも1匹飼ってる(名前はおたるちゃん)し、

それこそ上記にあるとおり、あべソログッズでのどんちゃんTシャツも持っている。

ファンがやってOKな自己表現の一つがアーティストのTシャツ着ることだと思うが、

あべとどんちゃんファンであるのをこのTシャツを着るとあべに伝わったのがわかり、

縁起の良いTシャツということで今回も着て、自分は特に阿部ファンです!を表現していたが、

そうだ、忘れてた、おれよりあべファンの人、舞台上にいたわ・・・

 

アンコール2曲目は各自が好きなようにあちこち歩き回ってる曲だが、

奥田さんが下手側にすっごい笑顔でやってきて、勿論きゃーーー!!!となるが、

いきなり俺の前に奥田さん、あの日本のロック界のスーパーヒーロー奥田民生が、

びっくりするくらいの笑顔を俺に向けてきた・・・

第三パラダイスで奇跡の最前のときに観察されるように見られたことがあったが、

あれとは全く別の、敵意など一切ない、むしろ楽しさやら喜びやら全部詰め込んだ、

たとえるなら5歳児がカブトムシ見つけて祖父母に見せびらかしきたときのキラキラ笑顔、

もしくはその5歳児の無邪気な様子を見つめる穏やかな祖父母のニコニコ笑顔、

その二つの笑顔のハイブリッドというか、とにかくなんというか、

圧倒的な好意と喜びしかない笑顔の奥田民生が、

ピンポイントで俺のど真ん前にどんちゃんを置いた。

俺の目の前に置いてどんちゃんを指したり動きのまねしたりマイクあてたり、

ひたすら俺の前でずっとニラニラした笑顔で遊んでいた・・・

 

え?????????????何が起こってるの????????

俺、どんな反応すればいいの??????????????

奥田さんのどんちゃん偏愛はあらゆるインタビューで読んでいるからわかっていたが、

このかわいさを皆に知ってほしいし分かち合いたい、ということなのか、

間違いなくどんちゃんファンと分かる人間である自分を見つけ、

「お前わかるだろ!どんちゃんかわいいだろ!見てくれこの犬!かわいい動き!な!」

ということだったんだろうけど・・・

え、あなたカリスマロックスターですよ・・・?まじで目の前にずっとおる・・・

CD800枚買ったくらいの長時間ファンサみたいな現象にびっくりしてどうすべきかわからず、

ただただ目をかっぴらいてどんちゃんと奥田さん交互に見ながら

「ワァ・・・ワァ・・・!!」とちいかわみたいな声出すことしかできなかったわよ・・・

あまりにも屈託のない笑顔にびっくりしてライブの思い出が一気に吹っ飛びそうになったわよ・・・

未だにあの奥田さんに対して正解の反応がわからないのだが、

とりあえず奥田さんが本気で楽しそうなので良かったす・・・www

ていうか奥田さんが去った後舞台見たら阿部とかにさんが向かい合っていちゃいちゃしてたり

阿部が反り返るポーズ、多分トシちゃんとかのポーズやろうけど

俺的には佐藤太郎の焼き肉ポーズ(*仮面ライダー好きしかわからんやろw)したり

いったい俺の見てないこの数分の間に真ん中のステージで何があったのよwww

誰か教えてくれwwwwwwwwwwww

 

であまりにも楽しさの後遺症がひどいので東京公演追加しましたwwww

 

このSNS全盛時代、ネタバレを避けるべくどのバンドも初日のチケット獲得は困難を極めるが、

ユニコーンの場合ももちろんそうで、自分もひたすら全部敗戦し、諦めて群馬を買ったのだが、

コロナ禍前であるとツアー2本目のチケットがまだ残っているというのも本当に珍しく、

世の中が、人々の心が、人生の重要度が大きく変えられてしまったんだろうなあ、

この数年の自粛や他社に感染させたくないという気遣いでライブに行くのを躊躇する人が増えたんだなあと。

それこそユニコーンの場合はツアーを複数回行く割合が結構高いのもあり、

一人がツアーに行く習慣をなくす、というのはすなわち5人くらいの減少を意味したりする。

社会人にとっては「あ、今日暇。チケットある!」というのは本当にありがたいとはいえ、

たくさんの人が見るべき素晴らしいバンドのチケットがさくっと買えるのが寂しい、というのもある・・・

 

それは置いといて三郷のチケットだが、これもSNS全盛時代らしく、情報をいただいて

運良く当日引換券をゲットできたのである。本当にありがとうごじます。

群馬を買っていたのでもうあきらめて12/2-3で旅行でも行こうかな、と計画し始めていた時であった。

ちょっとタイミングがずれていたら・・・と思うと、人生全体において明らかに運は悪いんだが

こういう時に謎の強運発動するわしはある意味すごい。

なおこの後自分の謎の強運を更に実感するんだが・・・

 

既に複数回ライブを行くし、ランダム何かわからんしゆっくり行くかなあ、と銀座でお買いものしてたら

アクスタがある、という怪情報がTLで回ってきて、あわてて三郷に向かう。

しかし乗換多いわ三郷・・・

で会場到着し、間違いなく必要であろうペンライトと旗、そしてランダムを大人買い・・・

結果、缶バッチは数個、えびちゃん、奥田さん、テッシーのアクスタは揃った。

・・・おい、俺の推しのあべと幸一さんが全然ないやんけ!!!!!!!!!!!!

わーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!

ランダムのばかあああああああああああああああああああああああああああああ

と叫んでいると、あべと幸一さんのアクスタを持ってらっしゃる方が。

超遠方から一生懸命来られて奥田さんのファンの方なのに一つも奥田さんアクスタがない、という・・・

あ、ぼく奥田さんのアクスタある・・・でもこれお渡しするとまたランダム地獄・・・

買い続ければ2人もいつか出るだろうけど、それ以上に、自分の行動指針として

「こんな時あべならどうする?」という思考になる。

あべの利他的行動には結構影響されてて自分のどこかにもあるようで、

目の前にいる方が困っているなら自分の奥田さんをあげよう、と考え交換&買取成立。

わーんあべと幸一さんのアクスタかわいいよおおおおおおおおおおお!!!!!!!!

やはり利他でなく利己かもしれないwwwwwwwwwwww利己やなwwwwwwww

つか多分これ遊ぶ用、飾る用、予備用で3セットは欲しい・・・

ソニーのばかああああああああああああああああああああああああああああ

今後の遠征先でランダム地獄突入決定しましたwwwwwwwwwwww

 

ということで15時半にもなったしチケット引き換えしに行くか、と当日引き換え交換窓口へ。

1枚のチケットなのにやたらと手間取ってて軽くイライラしたが大人なので無表情で待つ。

チケット受け取りスマホに挟み入場列に行くとさっきまで一緒にいたXのお知り合いの皆様。

どんな席だった?と聞かれて、そういえばどうせ2階後方かPA席周辺だろうし、と

番号見てなかったなあ、とその時初めてチケットを見る・・・

 

1階1列●番

 

は?

 

見直す。

 

1階1列●番

 

は?????????????????????

 

ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

え待って待って意味わかんない!!!!!!!!!!!!!!

 

予想外すぎて腰が抜け道に座り込む・・・

後から聞いたらどうやら1列目は何らかの理由で全部空けていて

(*おそらく初日なので三浦さんの写真撮影のスペース確保?)

でも突然数日前に1列目も解放に変更し当日引換券になったらしいんだが、

いやそれあかんて・・・

第三パラダイスの時に1列ドセンターの時があったんだけど、あのときも1列と書いてなくて

席に着いて最前と分かった瞬間びっくりして泣いてしまったんだが、

こんなんまさか初日で、最後の最後のチャンスで出てくる席がそうとは思わんやん!!!!

多分これ1階ってあるけど、会場によっては0階とかグラウンド階みたいなのがあって

1階=最前とはちゃうやろ、もしくは今いるここは―1階とかで上ちゃうかな、と思って、

会場は行ったときスタッフの人に「すいません、ここ何階ですか?」と聞いてもーたwwww

「1階ですが・・・」と回答くださった会場スタッフさん、奇声あげてすんませんwwwww

 

席に到着。やばいやばいやばいやばい・・・

いやこれ、上手側で良かったよ、下手側、あべ側やったらあべのオーラで絶対死んでるて・・・

(*なおこの後ふつうにオープニングから無事死にますwwwwwww

 そして幸一さんの全方位に向けた笑顔が間違いなく自分へのものだったので死にますwww)

あまりにも挙動不審&席がほんまにここかを確認することを繰り返して完全に不審者wwww

そんなこと言ってる間にあべたみのドリンクがセットされて・・・ああ始まる・・・!!!!

 

まだツアー始まったばかりなのでできるだけネタバレ少な目に記録を羅列するが

自分が未来読み返してある程度わかる必要もあるので、

もしツアー未経験で間違ってこれ見始めた人はすぐ消してください!

セトリがやばいので!!!!!!!!!!!!!

なおセトリがちょっと曖昧になっているので書いてある時事象は正しいセトリ順ではないです。

 

=============ネタバレあり================

 

・向こうの世界からのカウントダウンが終わりメンバーが登場・・・

いつもとは違う登場方法があまりにかっこよくてしびれて

「あれ?ユニコーンのライブだっけ?あれ?SixTONESのライブかな?」と動揺してしまう。

(*毎回イケメンのライブのたとえにSixTONES使ってるけど勿論行ったことないw)

そのまま全員目の前にわちゃわちゃ来てぎうぎうな状態で目の前で●●●●ー●の演奏が始まり

もうこの時点でぼく死にました。はい、致死量のユニコーンをこの時点で浴びました。

これはかわいいこれはかわいい・・・

できる限り声を出さないのが現在大事なのに声出ちゃった・・・

 

・コロナ禍ではできなかった(*勿論今も避けた方がいいけど)

1本のマイクで歌うえびちゃんとあべでかわいすぎて優勝。

このオープニングの並び考えた人にノーベル賞あげたい。

 

・つかあべまた髪の毛の色変わってる!

 

・わちゃわちゃしながら演奏を切り替えまた切り替え・・・

本演奏に戻った時のあの迫力よ・・・久々にそう、これですよ・・・

あべソロやリングサイドも、マカえんとの共演も勿論楽しんだけど

ユニコーンを冠したツアーでの彼らがこの圧倒的な迫力の生き物だったことを思い出した・・・

 

・1曲目で見事に無事死んで次に久々のあの曲におお!と思いながら次のあのキラキラした曲で

ペンラ!ペンラ!うわあ、きれい・・・!曲の世界である宇宙に飛ばされたような・・・!

 

・「●●W!」の生演奏めっちゃええよかっこええよ・・・!

最初のシャープなベースと重戦車ドラムに時々カウベルがくっそかっこええええええ!!!!!

それから突然繰り出される阿部の振り付けめっちゃやばいから注意して危険危険!!!!!!!

銀のナイキ探そうかな・・・

 

・ああああああああああああの俺が守る曲ううううううううううううううう!!!!!!!!!!!

俺を守る曲うううううううううううううううううううううううう!!!!!!!!!!!!!!!

後でXの皆さんと話したが、今回のコンセプト、未来に向かい進むことを歌ったあの曲。

久々にああ、この精神を貫いてくる強さを持ったこの曲を拳を握り浴びるこの数分最高ね・・・

 

・テッシーのスカアレンジ曲、これあべたみが遊びたかっただけやろwwww

金管楽器吹いてる2人が始まる前に合わせてる姿とかから既にめっちゃかわいい・・・!

 

・えびちゃんが演奏に徹してる時とにかくベーシストの理想的なクールさで美しいんだけど

自分の曲になるとなんだこれはwwwwwwwwIQ2wwwwwwwwwwwwwww

言ってることがほとんどわかんねえwwwwwwww

これはもう現場で体感してくださいwwwwww9割意味不明だからwwwwwwwwwwww

♪ググるの手の動きが「Z」のときのM-on番組の「調べたよ~!」やんwwwwwwwww

 

・川西さんコーナー、音程がおかしいwwwwwwwww何一つあってないwwwwwww

あべたみが「AIは(川西さんの)真髄をわかっちゃいない。まだまだです。」と言ってたが、

正しい位置に物事を配置しきれいに整えることではAIは人間にとって代わるレベルにあるけど、

ユニコーンの魅力である、あべの言う『いびつさ』、楽しいカオスというか、

混乱、乱雑、散らかりっぱなし、だけどそれは本当にぐちゃぐちゃなのではなく、

見えないが確実な軸の存在するおもちゃ箱の世界観を作ることはまだ人間のものだなあ、と

あべの試み「ええ愛のメモリ」との比較によってしっかり示されていたけど、

幸一さんのあれこそめちゃくちゃわかりやすいよねwwwwwwwwwwww

 

・ところで1曲目でもちょこっとやったけど、川西さんのあの楽器の演奏最高ねwwwww

 

・幸一さん、どんちゃんをかわいがるがそれ以上にあべをかわいがるwwwwww

映倫に引っかかるぞwwwwwwwwwwwwwwww

 

・川西さんのもう一曲でとある演出があって、最前列のお客さんと目線がほぼ同じになるが、

間違いなくそこにいた人、他の人推しかもしれんけど川西の女になったやろうな・・・

あちら側でなくて良かったと思いつつ、普通にドラム叩いてる時に見つめてしまってたら

間違いなくこっち見てくれてにこっとしてくれたりスティックで指してくれて

ぼくは一瞬で抜け殻になりましたよwwwwwwww

 

・「●と●●!」と珍しく曲名を言って始めたんやけどやめて心臓に悪い!!!

めっちゃ好きな曲でもうなかなか聞けないと思ってたからマジビビった!!!

永遠に続いていく幸せな日々を歌ったウェディングソングだと思ってる曲なんです・・・

 

・またえびちゃんがIQ2になるコーナー来たんだけど、なんすかwwwwwwwwwww

全員あるものを身に着けるんやけど、いや顔見えないwwwwwwww

 

・それを身に着けたままキラキラソングが始まるっぽいんだが、この楽器、この並び・・・

あああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!

「●●R●」だああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!

もうめちゃくちゃ好きで好きで好きで!!!!!!!!!!!!!!!

あべボーカル曲だけども民生さんのハモリも本当に素晴らしくて、

この曲の中にある宇宙感、未来感、

新しい世界はこの二人のボーカルワークでなければ創り出せないものだよなあ、と

毎回思ってたけど、ほんま久々にこの曲聴けるとオープニングでわかったとき8m飛んだ・・・

 

・「大●●」で奥田さんめちゃ目の前でシャウトしまくってくれるんやけど、奥田さんが動くと

川西さんとあべが見やすくて、ごめん、めっちゃ幸一さんとあべ見まくってしまったwww

 

・明らかに5人の空気が引き締まり、会場にもそれが伝わった瞬間、

「●●カ●」が静かに幕を開けた。

おそらく映画のエンドロールと同様特別な演出はなく、ただ静かにそこに流れるが、

その曲の中に込められた深い思いが引き締まった演奏に丁寧に込められ、前へと進んでいく。

少しずつ楽器が増えて重厚となっていき、音楽物語のタペストリーが織りあがっていく。

サビの凄味、これはこの曲のもとになった曲と比べるのもおかしいが、

それは彼らの生きてきた、動いてきた年月が積み重なったことで

更に強い世界が生み出されている。

この曲はユニコーンの最高傑作だと絶対に世界の皆に言える。

 

奥田さんの、特に最近の歌詞には明確な対象がいる。

今回はつるべさんを思い浮かべ、と言っていたものの、

これは阿部に向けてであろうかと思っている。

前回も書いたが、自分の人生の分岐点として(*性転換と言ってたがw)自分を歩かせ、

そして自分を縛り付ける枷でもある阿部に贈った歌詞なのでは、と。

生でこれが演奏されたら自分どういう反応になるかと思ってたら、やはり胸がいっぱいになって、

当日ちょっと月~金の仕事の疲れが残ってたんだけど、脳の全然知らない部分が動き出して

見たことのないけども懐かしいような新しいような物語が広がっていった。

ユニコーンが解散してしばらくたった後に見た夢で、多分解散後、中学生の時に見た夢かな、

オレンジ色の世界を笑顔で走り抜ける(それは東南アジアっぽかったが)あべたみを見たことがあって、

その夢で見た世界をこの曲で思い出して、夢であるけど現実のようだし、

そしてそれは現実以上となっているのが信じられないのである。

これ書き始めたら止まらんしヤヴァイ人になるからちょっと停止。

静かで壮大なピアノによるエンディング、5分とは一瞬で、そして永遠であると証明された。

宇宙の、未来の、真理の真髄のほんの一部に触れることができて、泣いた。

 

・今回のセトリがヤヴァイ理由、「クロスロード」収録曲以外の旧曲の大半が

第2期以降のあべたみメイン曲ofメイン曲だらけだからなんだと思う。

それこそ自分が小2にの時にユニコーンというものに心を奪われそのまま16年悲しみ、

それから14年夢中になり、つまり30年以上も飲み込まれた原因の、特に第2期の

一番根幹となる曲が詰め込まれたセトリ、言ってしまえばアホの作ったセトリwだったが

アンコールもそれが続くもんでカロリー消費量がすごいわよ・・・

 

・アンコール2、やはりユニコーンは最高のエモバンドでありながらアイドルですよ・・・

どんちゃんがちょこちょこやってきて川西さんと奥田さんが大喜びでかわいがるwwwwwww

でね、最初に「あべ側だったらオーラで死んでた」と言ったけども、このラスト曲で

俺の目の前にてあべと民生さんが二人でこっちに歩いてきて

突然向かい合ってハモった瞬間があったんだけど、びっくりしすぎて

まじで膝ガクッとなったわよwwwwwwwwうわーーーーーーーーーーーーーーwwwwww

見たかったけど見ちゃいけないもの見たwwwwwwwwwwwwwwww

これはなんですか?公式すか?俺の脳内の二次創作っすか?wwwwwwwwww

あべの胸についてたボディカメラ、僕もつけたい!!!!!今の光景収めたい!!!!!

 

・もうとにかくね、宇宙の摂理とか神のサイコロとか運命の車輪とかいろいろあるけど

あべと民生さんを出会わせてくれた大いなる存在まじでありがとうございます・・・

彼らがユニコーンに入って数々の美しい曲を生み出したことによって自分の生に光が灯ったから

二人の運命がここに辿り着けた要因となったあらゆるものに感謝したい・・・

 

とりあえずユニコーンにちょっと興味のある人、まだチケット今回は全然あるから、

すぐぴあとかeプラスにいってチケット取れ!!!!!!!!!!!!!

数年前、カラヴァッジョ展で見た美術展紹介映像。

失われた「法悦のマグダラのマリア」が見つかり、持ち込まれたその絵のマグダラのマリアを見た学芸員が言った。「彼女よ。」
自分には美術を解する能力はないが、その学芸員の気持ちが、心の底から理解できた。

久々に脳内が占領されてしまい仕事をしながらもずっとそのことばかり考えるようになり
これはどこかに吐き出さねばいかんとPCに向かう。
家のキーボードで100文字以上打ち込むことなど既に失われてしまった過去の風習だというのに。

ユニコーンの新譜「クロスロード」について。
これに先立って発売された「ええ愛のメモリ」で、正直に言うと期待値がかなり落ちていた。
確かに色々凝っているんだけど、何か求めている音ではない。勿論ボーカルがAIのせいもあるが、曲の力が何か薄い。
後からあべが明かしたが、実際のボーカルの魅力をを超えないよう調整した、ということで、
上記の感覚は正常だったわけだが、そんなこと10月の時点で知らない上、
新譜の作詞作曲構成の6割近くが電大チームになっており、これはおそらくボーカルもそういうことだろう、と。
自分のこれまでのユニコーン歴から、どうしても反応するのはあべ曲や奥田さん曲で、もっと言えばあべ曲奥田さん歌で、
本当に申し訳ないのだけど、半数以上が電大作構成では楽曲全体のの威力はやはり何段か落ちるわけで、なんとなく損した気分になっていた。
ただそこで、自分の中にある最後までしつこく残る人間の本能が新譜の可能性をあきらめてはいなかった。

とにかく各種ラジオで突然流れる新曲をすべてミュートしながらなんとか発売日を迎える。
あの曲についてはすでにSNS上では名曲確定の言葉がひたすら書き込まれ、誘惑がひたすら続いたが耐え続けた。
できる限り早くセブン受け取りでゲットするために当日は在宅とする。
(*本当はワンオクマイファス東京ドームライブに行くため在宅にしていたがチケット当たらなかった・・・)
朝一に店舗到着確認しパジャマのままセブンに取りに行き、朝の準備を整えまだ8時。
仕事を始めるまでに十分に聞く時間があったので再生を押した。

夢であふれたおもちゃ箱からかわいい鼓笛隊やお人形が飛び出してきたかのような表題曲「クロスロード」、
奥田さんの、計算高くて器用でずるいようで、でもそれ以上に本人のチャーミングな魅力にあふれた舞台の幕が上がる。
この曲のおかげで下がっていた期待値が一気に戻り、いつも通りのユニコーンを聞くときのわくわくが蘇ってくる。
そしてAIボーカルで何となくピンとこなかった「OAW!」が、同じ曲と思えない生命力を持っていた。
なんてエネルギーにまみれた楽しい曲なんだ!音楽が跳ね回っているじゃないか!
そうか、あべはAIを提示することで、AIの更なる可能性や恐怖のことのことより、
人間にはまだできることがある、という人間の力の可能性を見せたかったんだ!ということを理解する。
そうしてご機嫌になっていた時にそれがきた。

アルカセ。

最初のピアノの爪弾きだけで理解した。「これだ。」
聴いた瞬間一気に心拍数が上がり、呼吸は荒くなり、目が熱く潤み、自分は明らかに聴覚だけの存在となった。
自分はこの音を待っていたのだ。阿部義晴という人間そのものが細部にわたるまでしみ込んだ、煌めく光の溢れる世界。
「HELLOのような壮大な曲を、とオーダーされたが、HELLOは本当に大切な曲で、そう簡単に書けないけど頑張った。」と言っていたその曲だ。
そして奥田さんの声がその静かなはじまりに合流し、これまで聞いたことのない高音を奏でる。
14年前、HELLOをCDで初めて聞いた時の衝撃を完全に上回った。
奥田民生の声の美しさを宇宙一理解する阿部が丁寧に積み上げ配置した音、それに完璧に合致する答えとしての奥田さんの声。

この上に降り注ぐ奥田さんの、巧妙に隠されていながらも世界すべてに向けて叫ばれる誰かへの愛の告白と断言できる詞の世界。
家族愛映画のテーマソングということでもあるけど、これまでにはないほど明確な愛の世界の歌詞。
レコーディング風景を見ると、あべのデモテープの言葉をうまく流用した言葉のようだが、
(*そこでめちゃくちゃふざけてて単なるばかっぷるになってたがw)
自分を「歩かせ」る誰か、という意味と、自分をつなぐ「或る枷」でもある誰かの意味もあるんだろうか。

大きく鳴り響くドラムの全力と正確に重なるベースが地上を作り出し、音楽なのに映像が浮かんでくる。
ライラックブルーの近未来の優しい光のタイムマシンから出ると、現在の世界に広がる、オレンジとブルーのマジックアワーの海。
音だけなのに映像が一気に脳内を走っていくし、楽曲の主人公のことなど何も知らないのにあらゆる情報が注ぎ込まれる。


ABEDON奥田民生という、ほんの一瞬のズレがあれば出会わなかった天才同士が出会い、
別れ(*実際には解散後も全然別れてないが)、そして再び出会った奇跡を享受できる喜び。
ああ、今彼らの作る音楽を全身全霊で信じている。本能が喜んでいるこの感覚。
これは法悦ということなのだろう。
この絶望的に美しい音楽。これ以上美しいものに出会えないという絶望が待っているとわかっているけども、
それでもこの美しさゆえに絶望を受け入れる。
エモだ。
今どきの子たちが「エモい」で使う方のものでなく、本来使われる方のエモだ。
圧倒的な感情に打ちのめされ立ち上がれなくなる。恍惚のさらに向こう側にあるようなその感覚。
私はユニコーンは間違いなくエモバンドである、とずっと言っているけど、この感覚だ。これをずっと待っていたんだ。

自分が求めている音楽を驚異的な高さと深さで上回ったアルカセの5分で、「これは一度止めねば」とCDを止めた。
スマートウォッチを見るととんでもない脈拍になっており、そこで初めて呼吸を整えねば、と気付いた。

完全に脳内は乱れていたので、むしろ身体に何も起きない方が不自然なのだ。

5分間、この神秘の存在を前に、ありえないけども、もし身体が爆発しても自分は驚かなかったであろう。

 

あべの音楽が作る世界は薬でもあり毒でもあることは前々からわかっているけども、久々に実感した。
ここに奥田さんの詩の世界が一緒に入ってくるんだからあまりに素晴らしすぎて本当に体に悪い。
音楽の深さに加えて歌詞のことも考えてばかりで一瞬で今週が終わってしまった。
火曜のフラゲ以降、興奮で金曜までまともに眠れなかった。
使用法を間違えると自分の普段の生活が根本から壊れてしまう。
それこそリングサイドのあの多幸感は演者の方も中毒になっているわけで・・・

これだけとりあえず何が言いたいって、

この美しい世界の中毒症状を一気に治すEBIちゃんは偉大!!!!!!!!

 

とりあえず他の曲ももちろん素晴らしかったけど、発散のために文章書いてたらちょっと明日の仕事に響くので終了。

三郷のチケット欲しかったけど敗北したので群馬から頑張ってライブ三昧するぞ!

山形があまりにも凄すぎて気づいたら札幌も行ってしまったわけですが、

それはまた重要な言葉があるからまとめるとして一旦置いといて、やはり残さねばならない武道館記録。

ひたすらだらだらと記録。多分別の会場の記憶も交じってるけどやった曲とか残しとくため単純に記録。

 

誰かが罹患すれば一発アウトというコロナの影におびえ制限まみれの中、

ついに最終目的地へたどり着いただけでも胸いっぱい・・・!

広島アンテナショップでお好み焼きキメてからグッズを受け取りスイーツ食ってまた武道館へ。

久々に来たけども2階席ながら意外と近い。山形3階や札幌3階よりめちゃくちゃ近い。

暗転すると場内はリングライトの光の森、光の海、光の宇宙・・・きれいだなあ・・・

登場の姿を少しでも早く見たくてずっと下手を見ていたのに一向に登場する気配がない・・・

と思ったら中央の看板がゆっくりと上に動き始め、強烈な光な這い出てきて、

そこに見えたのは5つのシルエット・・・え?なにこれ????かっこよすぎる・・・・!!!!!!!!!

コロナの影響で声出し禁止やったから抑え込んで変なうめき声が出まくったわwwwwww

はっきり言うと再始動一発目の幕落ち登場の感激より変な声出たわwwwwww

アイドルじゃん!!!!!!!!!!!ジャニーズやん!!!!!!!!!!

私きんぷりかすとーんずのコンサートに来たんやっけ??????????

かっこいいかっこいいかっこいい!!!!!!!!!

衣装はエビちゃんセレクトのイエローグリーンかわいい!!!!!

スカジャンかっこいいかっこいい!!!!!!!!!

8万なので買わなかったけどあまりのかっこよさにうっかり買いそうになった!!!!!!!

2階正面やったから丸ごとかっこよさが伝わってきて、ときめきで語彙力消滅!!!!!!!

昨日あべの放送であの登場がちょっと恥ずかしかったらしいが、いや今後もお願いします!!!!!

 

で幸一さんからスタートするんやけど、安定の不安定な音程でアイドル!!!!(褒めてる・・・?)

ギター以上にキーボードの存在が疾走感を表現しててかっこいいのよね。

そして奥田さんのシャープなドラムも素敵。

最近のツアーって奥田さん曲が1曲目のこと少ないし、そもそもセトリの奥田さんの割合も減ってて、

ユニコーン=奥田さんと思い込んでる人には「????」かもしれないが、

奥田さんの目指すバンド像はそもそも共産主義であり、着実に理想をつくりあげているんよなあ、と。

で切れ目なくWAO!奥田さんから川西さんへドラムをバトンタッチするのがかっこよいんですよ・・・

もうすでに記憶が色々なところとまじっているんですが、毎回これもちょっとずつアレンジ違ってたり、

阿部がカウベル持ってたり奥田さんの位置にいたりで何か仕込んで小さなサプライズもあったり、

何回ライブに行っても飽きさせないようにしてくれてる、というか彼ら自身が楽しんでいる。

つかMCの内容とか「明日のwowow放送の練習です」みたいなのしか覚えてなくてほぼぶっ飛んでる・・・

脳の衰え・・・その場で書かなきゃだめね・・・

愉快なのに重めなテイストのスペースカーボーイが演奏される。

奥田さんのセリフの部分がたまに雑になるの面白いw

阿部が前に出てきて奥田さんと見事な掛け合いが聴きどころの紅CARもこれで聞き納めかあ・・・

きっとこれはバンド少年がコピーしたらとても楽しいと思うけど、ユニコーン曲全般に言えるけど、

この二人の声の調和あってこそ成り立つ曲だから、演奏のコピーだけではうまくいかない曲だわ・・・

神は信じてはいないけど、本当によくぞ出会ってくれたわあべたみ・・・

テシュー曲前に阿部民がずっとわちゃわちゃしつつ何かコソコソ話してて、かわいかったなあ・・・

奥田さんの直の後ろにあべが立ってて、距離感意味不明なのがかわいくて、アクスタにしてほしい・・・

この曲自体は個人的にはあまりなんだが、ツアー途中から加わった川西さんの一句が毎回素敵で

「紅葉萌ゆ 紅纏う 武道館 江戸の火消も (最後聞き取れず)」と、

季節と場所と特別な一日すべて詠み込んでて、これは川西の女がまたたくさん増えるわよ・・・

えびちゃんコーナーの前にオチも方向性も何にもないMCがあって毎回最高なんだけど、

「みんなドライブ楽しんでる?!」

(観客声出せないし反応をどうすればいいか悩んで沈黙)

「そうでもないかあ!あっはっは!」

という暴力的なMCが繰り出されてwww

会場の大小にかかわらず通常運転で最高よえびちゃんwwwwwwwwww

計算なのか計算外なのかよくわからないけど、天然のイケメンってすごいね・・・

ユニコーンの誰かに生まれ変わるなら絶対えびちゃんがいいなあ・・・wwwww

えびちゃんの曲、キーボードがものすごく陽気なえびちゃんを表現してて良いのよね・・・

えびちゃんは今回たくさん曲が浮かんでいっぱい書いてきた、とのことだけど、

曲の意図を理解して音のデコレーションで天真爛漫感マシマシになってて良いよねえ・・・

でまたまたかにさん登場。

しかし盛岡だけだったねあの謎の虚無僧の扮装wwwwまた見たかった・・・w

あべとの触れ合いコーナーがどんどんコント状態になって進化してったね・・・

孫と祖父が昼下がりに遊んでいるかのように微笑ましい・・・

今回はかわいいツイスト繰り広げた後で一緒に手を広げてサークル作ってたっけ。

これは武道館最終日の終了後の練り歩き時にやって、えびちゃんイルカが潜り抜けてたねw

 

いったんお休みでMCだけど、阿部があめちゃんを呑み込んだのってこのタイミングだっけ?

奥田さんが「あめをなめるなよ~ホタテをなめるなよ~」と歌ったりしてた。

あとすごく印象的だったのが、暗闇に光るライトを見て阿部が「きれいだなあ」とつぶやいたこと。

美しいものに対して素直に美しい、と表すのが最初あまりにも俺たちの思い描く阿部的で、

自分の妄想による聞き間違いかと思ったんだけど本当に言ってて、

ああ、あべはあべだわ・・・我々が思い描く以上にあべだわ・・・と。

ロックンローラーのバラード、キーボードが広い空間に響いて、それでいて美しい・・・

この曲はギターソロがないしそもそもギター自体控えめな代わりにキーボードが丁寧で繊細で強くて、

キーボードでキラキラと光を反射する波の色、寄せては返す波のはじける音を表現していると思う。

奥田さんの音の足し算引き算のバランス感覚のすごさに唸るぜ滾るぜ・・・

この音の風景を誰か大切な人とずっと静かに眺めていたいんだろうなあ・・・

と思い描いてからはじまるのが夢 Me Tenderなわけで、

これは前作の4EAEへの返歌でありながらも、前の曲とのつながり意識してこの位置だったのかもなあ。

本当に悲しいし、見事すぎる曲順よね・・・

永遠にそばにいることを静かに願った曲の後、その人との別れを演奏するわけで、

阿部の絶望的に美しいエモ曲でさっきの自分の曲にはなかった奥田さんの渾身のギターソロよ・・・

ただただ幸せな時には静かにあった感情がコントロールができぬほど炸裂するんよ・・・

この2曲はどちらの順番でやっても成り立つやろうけど、つないだその手を離さねばならないという、

幸福から悲劇のドラマの連続性を思った曲順なのかもしれないなあ・・・

いつもはこういうエモ曲は川西さんドラムを見てしまうんやけど、奥田さんの感情に釘付けでしたよ・・・

声にならぬ大きな声を上げながら演奏する奥田さんはwowow武道館2日目で

映像でしっかり残っているのでまた後で見よう・・・

あと地味にえびちゃんベースが冷静な中で激しくていいよね。つか今回に限らず、

えびちゃんの存在感を誇示しないけども絶対必要な基礎を作っているベースはもっと評価されていい!

で我々が叫べない代わり?に「ABEDON-------!!!!!!」と言いまくる奥田さんの合図から

ミレー=いちゃつくコーナーwで、今回はピアノにピタッと座って渋谷のカップルみたいになってたが、

むしろ椅子取りゲームで好きな子と同じ席に座ってギュウギュウと押し出そうといぢわるしつつ

身を無理やり寄せて喜んでる小5男子にしか思えないぞ奥田さんwwwwwwww

つか終了後、上から下手見えたんだけど、フラフラの阿部をスタッフ三人がかりでケアする光景・・・

毎回ユニコーンのライブに来ると、彼らの命の輝きを頂戴しているんやなあ、と思っていたけども

本当にあちこちを消耗しながらギリギリのっ状態でやってるんやね・・・

阿部自身にもだけど、ケアしてくれるスタッフにも大感謝だわ・・・

彼らスタッフも含めてユニコーンのメンバーですよ・・・

(*疲労の原因が楽器で息を吸ったり吐いたりするのが多かったため、なのやから、

紅CARは絶対に削れない故、テッシーの2曲のどちらか削るべきやったんとちゃうかなあ・・・)

 

でマタギのかずしコーナー、会場の大小にかかわらず通常運転で狂ってるかずしwwwww

明日は変なこというなよwと釘を刺されて「前フリ?w」とかいうwwwwww

奥田さんが「このコーナーも明日で終わりかあ・・・」とツアーロス始まってて悲しそうに言う奥田さんwww

(*zeppツアーあるから終わりじゃなかったやんwwww良かったね奥田さんwwww)

SAMURAIのセリフ部分がどんどん変になって、

「俺は100円を落としたんだ!」「落とした100円がさびたんだ!」「100円はさびないぞ!」

とかもうめちゃくちゃwwwwww

チラーでライトが最大限キラキラになって会場が突然80年代のダンスフロアになってアゲアゲ。

奥田さんは秘密兵器で空気を出してあべに吹きかける楽しいコーナーも終わりだなあ…

この後にオレンジがきて、これがセトリに入ったのは火の特効をやりたいJメンリクエストとのことだが、

やはり大きい会場での特効が似合うバンドですよユニコーン・・・

ホールツアーは距離が近い可能性が高いから嬉しいとはいえ、

やはりアリーナが似合うバンドだからもっとユニコーンは人気出てほしいお・・・

この激しさとエロティシズムの手触りを感じられる曲をやるバンドはなかなかないわよ・・・

そして唯一旧時代の曲で大迷惑。奥田さんがめちゃくちゃ踊っててわろたw

で本編最後に表題曲で大団円。つかテッシーこのオープニングはミスったらあかんて・・・

毎回夢Meでミスってるのもちょっとあれやと思ってたけど、一応リードギターやからさ・・・

もうちょいがんばれ、というか、うーん、そこでミスするんはほんまあかんて・・・

そういうモヤモヤもあったゆえアンコールでかずしが

「テッシー、ギューンて言わなくなったね!」と無邪気にディスってたのにクソワロてしまったwwww

でRRQ、後方からシャンパン片手に静かに阿部登場。

この人の一挙一動、変に破廉恥な動きいれても何故か非常にエレガントなのよなあ・・・

武道館から出て左に曲がってうんぬん~高速に乗って回って~結局武道館やんけwww

結局看板の色で「ピンク!」と叫んでいるんだけど、なぜかこれが破廉恥な言葉にに聞こえたww

 

で今回のツアーにおけるアンコールラストはキーポンだったのですが、

これはすっちゃかめっちゃかなアルバム「イーガジャケジョロ」に収録されたことにより

なんというかなかなか陽の目を見なかった不遇の名曲なのですが、

彼らが何があろうとももユニコーンというバンドを続けていくのだ、という人生最大の決意と

続けていくために何をすべきか、という新たなる思考を全身に纏わせた、

歴史に残る教皇の宣言よりももっと重く深い意義を世界に向けて宣言する曲で、

今回のアルバムに入っていてもおかしくないテーマ性を持っていて、松戸から泣いてしまったのよね・・・

特に奥田さんの揺るぎなき決意が「♪欲しいものはここにある」と文字通り舞台を指し示す姿に

絶対ユニコーンについて行こう!と、ファンとして嬉しいだけでなく誇らしい気持ちにさえなった。

そしてこの武道館で更に泣きそうになったシーンがあって、体力が完全に消耗された阿部は

本来は音源ではユニゾンも入れているがライブではユニゾン部分を歌わないことも多く、

武道館でもそうしておく予定であったようだが、突然奥田さんがなぜかマイクから離れて

ボーカルがなくなったとき、阿部が光速のリカバリーで主旋律を久々に歌ったのですよ・・・!!!!

あべ・・・!!!!!!やはりあんたは最高の嫁だよ・・・!!!!!!!!と涙出たのよ・・・

なんだろう、いつもWAO!とかで奥田さんがマイクに戻ってこない阿部のリカバリーをしているけど

この阿部がリカバリーする光景が「♪愛されたら愛を返す」そのものと感じて涙が出たのかもしれぬ・・・

最後に三浦さんのカメラに向かって2年前と同じ画角で写真を撮って終了・・・

いやあ、ほんまに最高のライブやったわ・・・

何でユニコーンがそんなに人気ないのかがよくわからない・・・!!!!!!

全国民、ユニコーン見に行こうよ!!!!心が清らかになるよ!!!!!!!

 

*ライブレポではなく自分の脳内に渦巻いた思い・妄想をひたすら書いています。

なお重大なネタバレありますので武道館が初ライブの人はご注意ください。

 

天皇が人間宣言をしたとき、人々は心に長年築いてきた絶対的な価値をどのように作り変え、

新しい価値を、そしてそれはやはり圧倒的に尊いものとして認識していったのか。

今回のツアー途中そんなを考えていた。

 

ユニコーンをユニコーンたらしめる決定的な要素、

例えば全員が作詞作曲し全員歌う、というのがしばしば語られる要素だが、

あえて行わないとき以外すべて生演奏・生歌唱をするというのも大きい要素である。

それができない時にはたとえそのツアーを司る中心曲であっても曲を外す、という選択をしてきた。

が、今回このユニコーンにとって重要な要素が途中で消えた。

自分の見た9月公演の「ミレー」では生歌唱であったが、10月公演からはジャニーズの伝統方式、

つまり口パクが採用されていた。

 

阿部が自身のyoutubeで目に見えるほどの体調不良と喉のダメージをさらりと語っており、

セトリやライブの感想をググった時にそのようなことをやったというレポが何個かあって、

それは見間違いか思い込みではないのか?と最初は考えていた。

『百が如く』ツアーの沖縄で、阿部の体調不良で「ZERO」を外したりしてたので、

「ミレー」もそれがベストな状態で披露できないのであればセトリから外すのでは、と。

実際自分が初めて口パク方式で見たのは姫路で、目に見える演出のようにやっていたが、

セトリからの曲除外ではなくこの方式を選択したのが予想外であった。

ユニコーンのライブで生音では再現できない音はカラオケ音源であることは時々あるが、

たとえ音程をどれほど外そうとボーカルは基本的に生である中、

「ミレー」がセトリに残り口パク演出となったのは、それでも残す意義があると判断し、

口パクをしてもユニコーンにとって絶対的な価値を棄損しない、と確信したからだ。

このような選択の最終判断は奥田さんがするはずだが、

彼らがそれを選択するまでにどういった葛藤があったのか、

どんな話し合いがなされたのか、どういった啓示があったのか、それらは全く分からないが、

生演奏を貫くことよりもユニコーン自身をたらしめる重要な何かがあるからこの選択に至ったはずで、

ではいったいそれは何だろうか、と思いを巡らせていた。

 

その答えはちゃんとライブで語られていたことに、山形で気付いた。

新館イベントが流れ続け中止となって一年半、ついにたどり着いた。

聖地・山形。

 

ユニコーンは広島のバンドとしてしばしば紹介される中、山形の重要性は年々増していき、

いつのまにやらスタッフ間でもファンにとっても山形は完全に聖地となりチケット最激戦地となった。

コロナ禍がなければ瞬殺であろう山形で当日券が存在するという状況で、

この1年半で人々がいかに思想や行動を変容させたのか、させざるを得なくなっているのかがわかる。

あちこち飛び回る自分ですら、今回は明らかに抑え目、9月は松戸、名古屋1,2日、盛岡、

10月に至っては姫路と立川1日目のみになってしまっているのだから・・・

(*それでももちろん他の人より多い方だと思います。)

ただたどり着いたからには山形を満喫しながらユニコーンファンが山形を訪問することで山形が潤う、

と思ってもらえて少しでも歓迎される存在になっていけるよう、外食、お土産でたくさんお金を遣いまくる。

 

で、足がパンパンになりながら会場へ。

一日目は3階席前方で、武道館の2階より更に遠い距離感だと思う。

二日目は1階後方で、こちらもまあまあ遠い。席の広さに余裕があるので足は大変楽。

舞台もこれまでの狭さとは違いかなり余裕がある作りかと思われる。

で一番重要な音だが、今回各会場、なぜかPAさんの方向性でボリューム調整が大きめなのか、

新しい会場が多いのでそれ特有の反響音のせいなのか、多くの会場で耳が疲れてしまって

イヤープラグ装着で参加してたんだが、山形はそれが不要だった。

3階の時は下側で音が渦巻いているような聞こえ方で、それは聞こえにくいとかでなく、

地上で神々の世界が渦巻いているような感覚になる不思議な感じであり、

1階では素直な、ナチュラルな音がちょうどいい具合の響きで痛くない。

優しくてまろやかな音、というべきか。

間違いなくこれまで参戦してきた会場の中で一番良い音だった。

 

山形という特殊な空間にいるせいか、我々だけでなくメンバーやスタッフも浮き足立っている中、

会場全体の期待に応えて派手な動きをする阿部だが、最も冷静であったのも阿部であった。

自分が会場で何を求められているのか、もっと言えばユニコーンで何を求められているのか、と

常に考え続けてかつては壊れてしまったほどまっすぐに生きる人間である。

この山形公演でも期待に応えて縦横無尽に動き回り光を放っていた。

この人のまっすぐに貫かれた精神というのは言語化できない魅力、いや魔力があって、

それに何らかの影響を受けた故、奥田さんがユニコーン解散後も

期間限定的な形のバンドは行うも「ロックンロールバンドは一人の人生で一つだけ」と語り続け、

今もその形を貫いている結果がある気はしている。

 

今回のツアーの核となる曲はMVも作った「ミレー」や「ツイス島&シャウ島」と考えていたが、

実際は最後に追加された「夢 Me Tender」も非常に強いのではないか、とも思っている。

その理由として「ミレー」にも最後の曲にもアンコールの曲にもつながるんだけども、

山形2日目の演奏中、別の世界から声を上げている奥田さんを見てしまったのだ。

この曲はあの名曲「4EAE」への返歌、常にそばにいて、終焉の後もそばに在ると信じていようとも、

もはや触れることもできぬ完全な分断という残酷な真実にふと気付いたときの、

主人公に一気に押し寄せてくる果てなき悲しみ、永遠の不在を表現したものだ。

奥田さんはコーラスをしていないときに、まるで声を出しているかのように歌っている。

しかしその声はもちろん出ていない。しかし叫んでいる。

崩れていく砂の像に慟哭する主人公を前に、自身の存在を伝えたくとも伝わらぬ絶対的な隔絶を

声なき叫びで歌い、人間の言葉ではないギターソロで自分の悲しみを表して曲に深みを与え、

終わりなき悲しみをより強くし、引き離された運命が現実にあるよう感じさせる。

その存在がそこにあれば他には何もいらないはずのその存在がない世界。

 

ユニコーンがユニコーン自身をたらしめる最重要な何かについて思いを巡らせたとき、

「夢 Me Tender」の阿部の心の底から湧き上がる言葉と、奥田さんの声にできぬ叫びが浮かんだ。

奥田さんが何を思いながら他の曲にもないほど声にならぬ大声でこれを歌っているのか、と考えていた。

抑えきれぬ衝動か、永遠の愛か、生きる意味か、つまりはロックンロールバンドを続けることだろうか。

かつて失ってしまったロックンロールバンド・ユニコーンが奇跡の復活を果たしもう12年。

これはもう二度と失わせたりする気もないだろうし、いかに続けていくことか、そんな形を取るべきか、と

世界中の長く続くバンドやグループを見ながら思いめぐらせていると思う。

ロックンロールは単に歌や演奏でなく、自身の姿かたちや立ち振る舞いであったり、

最終的には生き方や精神、存在そのもので表現されるものである。

ただ音楽を奏でていれば続くものではなく、核となる強い何かがあってこそ続けられるものだ。

「夢 Me Tender」における、その人がこの世にいなくともそこにいる、と確信していようとも、

そこにその存在が今ここになければ、そこにいない悲しみというものはふとした時に襲い掛かり、

悲しみの底に沈むゆえ、代替不可能なその存在は、やはりそこにいてくれなければならない。

最後の曲の「欲しいものはここにある」と対をなす、欲しいものがここにもうない、という、

それを失うことはすべてを失うことには等しい、という歌を、声も出さず大声で歌っているとき、

奥田さんの心の中に思い浮かぶその存在というのはロックンロールであり、

ユニコーンそのものであり、あべの存在であり、それを失うことを演奏中に本気で想像しているがゆえ、

奥田さんの真に迫る声なき声が生まれて我々の心を貫いていくのではなかろうか。

 

「ミレー」はあべがピアノをかき鳴らす姿を思い浮かべて奥田さんが書いた曲だ。

あべが存在そのものを讃えた曲と言ってもいい。

本来は9月のライブのように歌いまくってくれることが最高だろうが、

それを継続したことで阿部を想像以上に衰弱させてしまった。

これまでならこの曲を切る選択をしただろうが、たとえあべの声がそこになくとも、

阿部の横でトランペットを吹き鳴らせば、十分にこの曲の意義=阿部の存在の祝福は成立し、

ロックンロールができる、と判断しセトリに残したのではなかろうか。

かなり前に嵐のライブを見に行ったんだが、自分はジャニーズについては特に興味がないものの、

ライブを見て彼らの表現や存在に感動し、明らかに口パクと分かっているけどそんなことはどうでもいい、

彼らの存在だけでこの世が驚くほど輝いた。

嵐ファンではない自分がそこまで感じたのであるから、ファンの高揚感はこの比ではないだろう。

今回のこの方式について嵐を比較として出すのが正しいかどうかよくわからないが、

十分に訓練され磨き抜かれたエンターテインメントにとって、

一つの要素の欠落を補うに余りある技や表現や思いがあれば、前へ進むことこそが正解なのだ。

奥田さん、そして皆の目的、目標というべきか、

それはユニコーンというバンドによりロックンロールを続けることであり、

それは歌い演奏することだけを意味しているのではなく、生きているその姿を見せることでもある、と。

たとえ阿部が生で歌わなくとも彼がそこに存在することで、

「ミレー」で表現したかったロックンロールの世界観を損なうことはない、と奥田さんは判断したのだと。

(*もしかすると単に自分阿部に歌ってほしくて作った曲が阿部の喉を痛めてしまったのが辛い、

という単純な理由なのかもしれないのだが。)

 

で山形感動しすぎて&武道館最終日が仕事で無理なのが辛くて札幌を追加してしまったわけだが、

とにもかくにも、コロナの影響で普段とは違う状況でのツアーも武道館までこぎつけた。

なんとかあと2回を無事に乗り越えてくれることを祈るばかりである。