ブログのパスワードを忘れていていたのですが、昔書いてたこのブログにやっと入ることができました。

なんだか一部記事がなくなっているような気もするのですが。

 

よく拙い詩ばかり書いていたな。

本の感想も怖くて読み直せない。

また少し書ける日がきたら書いていこう!

久しぶりにきてみたら、まだ存在してました。
そして不思議なことにアクセスしてくださる人が毎日決まって何十人かいるってこと。
どこから来てくれるんでしょうね?
いつも同じ方なのかな。
あと私女性なんですけどね^^;

最近文章書いたりするのから、離れてました。
また詩でも書いてみようかなあ。

渇いた心を


埋めるすべを


見つけられたらいいのに



何もない砂漠の大地に


咲く小さな草花のように


わずかな水分を命にかえて


太陽に向かう生命力



さまざまに


乱雑に交差する


都会の砂漠の中に


人は何を見て、何を得るのだろう



あふれかえる


人と物の中で


真実はどれほどあるのだろう



砂漠の花のように


乱立する摩天楼の間から


手を伸ばす



太陽と青空に向かって



久しぶりに記事をアップしてみました。


それでたまたま訪問者数を開けてみたところ、いつも3人ほど見ていただいてる方がいるみたいで、

同じ方なのかな? もしそうだったらありがとうございます。


最近はちょっと余裕がなくて、全然アクセスもしてませんで…それでも1人でも訪問してくれてる人がいたなんて嬉しいです。


最初のころは、いろんな方に見ていただきたいとか、コメントもらいたいとか、同じ趣味系の人とお友達になりたいとか、

そんなことを思ってはじめたのですが、結構それが難しく…訪問者数の多いブログさんはほんと感服いたします!


いえ、最近は誰も読まないかなあと思いながら書いてたりする私です。自己満足の世界かな…

そういう1人遊びめいたものをブログにするのもどうか?って感じがするのですけれど。

でも、ノートとかに書くより、なんかオシャレ感があるんですよね~自分の本みたいで^


とりあえず、小説の方は自分でコツコツやる派に変わってしまいました。


結局、推敲、推敲となると、ブログにはなかなか載せられないものかも、と思えてきました。

まあ、人様に見せるほど自信もないし、あんまりヘタなもの載せてもねえって感じがしてます。


やっぱり創作って孤独な作業なのね。

練習のためにと、ミクシィでリレー小説に参加してみたものの、

他の人と一緒だとこれまた動きがとまって全然進まないって感じ…


なんでみんな途中でやめたり、書くのが止まったりしちゃうのかなあ。

忙しくてできないとか、途中で参加をやめたくなった人はちゃんと申告してほしいものです。





11月公開の東野圭吾原作の『手紙』です。


公式サイトはコチラ→http://www.tegami-movie.jp/



東野 圭吾
手紙

なんか、表紙がきれいじゃないですか? 結構色がいいですよね。

というのはどうでもいいですが、まあ表紙と違って中身はずーと曇り空というような感じでしょうか。


(映画について)

主人公の直貴は、山田孝之さんが演じるらしい。白夜行に続いての東野作品出演になるのでしょうか?

白夜行のドラマもみたんですが、どうも原作の印象が強かったせいか、あまりにも人間らしい主人公に違和感を

感じてしまったんだよな…ドラマの方が断然好きって人もいたみたいですが、どっちを先にみるかで随分印象が変わるらしい。


今回の直貴はどうでしょうか? お兄さん役の玉山鉄二さんは、私の中ではピタっとくる感じがします。

いえ、もちろんカッコイイ役も玉山さんはまると思いますが、なんかフィットしてしまいました。

最近、いろいろな役をこなされてる感があるので、ちょっと期待。

逆に山田さんというと、なんか暗い役が多いような?または相手役が病気だったりとか。

ちゅらさんの時は素朴な青年でしたけれど。あ、ウォーターボーイズとかも明るいかしら?


由美子役は沢尻エリカさんということですね。まあ、由美子は、関西弁でちょっとずうずうしい?って感じの女の子。

決して美人とかいうタイプでない、という設定だったかな? 沢尻さんは美しすぎるので、ちょっと違う気もするけれど、

まあ、いまノリにのってる女優さんなので、どういう感じなんでしょう? ちょっとみたくなってきましたね。


(原作について)

私の印象では、原作はラスト数ページのためにあるという気がしました。

とにかく、そこがぐいって引き込まれる設定です。とにかく、切ない…。

この小説には、エンターテイメント性はありません。


毎日新聞で連載されていたので、平易な文章で、難しい言葉や漢字もないです。だから子供でも読めそうなんですが、

内容的には大変社会的なテーマを扱っています。


もし、身内に犯罪者がいたらどうなのか? とても重いテーマです。

一見、自分には関係ない遠いテーマのような気もしますが、毎日様々な犯罪が報道される昨今、

たとえ、善良な人間でも、追い詰められたり、ふとしたことから道を踏み外すということもないとはいえません。


全然関係ないのですが、戦争中、飢えた時には、人間の肉も食べたというようなことがありますよね。

人間って極限状態では、普段思いもよらないことができてしまう生き物ではないでしょうか?


また一方で、犯罪者の家族が近くにいた場合、やはりあまり親しくしたくないと思ってしまうのも仕方ないと思えます。

どんなに綺麗ごといっても、やはりそこに偏見というか、そういう意識がめばえない人間なんて稀有ではないでしょうか?



まあ、ラストシーンに是非期待したい映画かな、と思います。思いっきり切なくして観客を泣かせてほしいものです。

ちなみに、うちの母は、あまりにむなしくてイヤだったとか。ラストは読んだかさえももう記憶にないほどだそうです。

映画タイトル


ただ、君を愛してる~生涯ただ一度のキス、ただ一度の恋~


公式サイトはこちら

http://www.aishiteru.jp/


キャスト

誠人 玉木宏

静流 宮崎あおい

みゆき 黒木メイサ

市川 拓司
恋愛写真―もうひ
とつの物語

なんだか文字ばけしてますが、

原作は市川拓司の恋愛寫眞



もうすぐ公開らしいので、この小説のレビューを。


最初にキャストを聞いたときに、え、マジで?って感じでしたが。

かなり小説のイメージと違ったもので。でも、俳優さんがやるんだから美男、美女になるのは当然なのか。


本のイメージではみゆきは誰からみても心惹かれる可愛くて性格のいい、女の子。

そして、主役の誠人と静流は、かなり地味で目立たない存在。


この小説はファンが多いらしく、意外と男性も好きな人がいるようです。

市川さんの作品の中でもこれが一番好きだという人が結構いるみたい。


同世代の人には特に感じ入る部分もあるのかな?

舞台は大学ですね。


内容は、市川さんの作品ぽく、純愛ものですが、後半ファンタジーな要素が加わってきます。

どんなファンタジーかは読んだり、観た人のお楽しみってことで。映画も同じファンタジーが起こるよね???


ストーリー

コンプレックスを抱えて、何かと地味で積極的になれない誠人は、大学に入学し、憧れのみゆきのいるグループと親しくなる。

また、偶然出会った、個性的な静流とも、男女の枠を超えて、不思議と安堵感のある、交流を育んでいく。

カメラが趣味の誠人から、写真を教えてもらう静流。やがて、誠人、静流、みゆきの関係にも変化が訪れ……


てこんな感じかな?


私はというと、最後の方は確かに少し泣きそうになったかもしれない。(ちょっと読んだのが前なのでうろ覚えですが)

ただ、この作品を読んだ時点で、市川さんの本を既に何冊か読んでいたので、

なんというか、作風が全部似ているせいか、それほど心に残らなかったかも?


あとですね、いまいちはまれないのは、やっぱり主役の誠人かな?


主人公というのは、みんなが憧れるような素敵な人かもしくは身の回りにもいそうなタイプか、となるのでしょうが、

誠人は、コンプレックスを抱えた青年でかなり地味でマイナーな感じ。

それはいいのだけれど、すごく愛されるとしたら、何かキラキラした魅力がもうちょっと欲しかったかなあ。


趣味の写真というのはあるかもしれないし、一緒にいて落ち着く存在というのもあるかもしれない。

それでも、何かもっとすうっと心に響く魅力みたいな欠片が私の場合は見出せなかった。


そういった性格描写よりも、恋する切ない気持ちみたいな方にスポットが当たっているのかも。

ただ、静流やみゆきはそれぞれ、キラキラしてるものを持っている女性だと思えるんですね。

だから、どうしても主役がぼけてしまって。


たぶん、主役の雰囲気も初恋のような全体のピュアなイメージも

他の作品と類似しているせいで少し慣れてしまったせいもあるかもしれません。


これを最初に読んだらもっとイメージが違ったのかも?


ただ、映画のキャストはイメージじゃないと思いながら、公式サイトをみたところ、なかなか宮崎あおいちゃんの静流はかわいらしく、魅力的になっていそうだし、玉木さんもナイーブなんだけど、結構ハンサムな誠人でイメージ大アップかも?




小説の投稿サイトというのをちょっとのぞいてみました。


サイトによってずいぶん雰囲気が違いますね。


それにしても人に批評してもらえるというのは結構ありがたいことだと思います。


私はあまり長いものはどうもパソコンで読む気になれないんですが、

それを読んでもらえたとしたらそれだけでも嬉しいですよね。


ネットだと、見ず知らずの人間だし、厳しいこといっても顔がみえないわけですから、多少書きやすいのかもしれません。


どうも批判するような言い方というのは、面と向かうといいにくいし、また言ったとしても、人によってはすごく気分を害してしまう人もいるので、難しいものです。でも、厳しい意見のほうが本当は推敲の段階で生かせるので非常にありがたいと思います。


自分で考えて書くと、思い込みが強いために、不自然な部分など、なかなか見えにくいものですよね。


作品を読んでくれる人がいるのはいいですね。私は身の回りには誰もいないし、何かこういうものを利用して練習していくのも

いいのかなとも思いました。結構、読み手もツワモノという感じなので、勇気要りますが。


でも、人の批評を読むだけでも結構勉強になりますね。





藍色の空に咲く


光の饗宴



夏を彩る


色の妙



弧を描いて


地上へと降り注ぐ


光の軌跡



花火師たちの想いが


絵となって


ひとびとの心の中に


華を残す



この夏の美しい思い出として



もうすぐ公開の映画かな?


『夜のピクニック』恩田陸


恩田 陸
夜のピクニック

2005年の本屋大賞第一位の作品で話題になりました。


映画は、甲田貴子に多部未華子、西脇融に石田卓也。


結構分厚い本ですが、内容はというと、たった二日間のお話。

夜を徹して、80キロ歩き続けるという、歩行祭。

高校最後の歩行祭の出来事を綴ったお話、だから夜のピクニック? ピクニックという感じでもないけれど…


実際にこの行事を行っている高校があるそうです。いや、自分の高校時代にはマラソン大会だけでよかった。

いや、マラソン大会がなくなるならこっちでもいいかな? 実際あったとしたら、すごく憂鬱な行事だったに違いないと思う。

睡眠もそこそこ、足が痛くなってもなんでも歩き続けるというわけで……登場人物と一緒にその疲労感も味わえます!


ただ、これを読むとちょっとそんな過酷な行事が羨ましくなったりする。

いや、読んでるだけで、一緒に歩いてるような気もしてくる。


内容はというと、貴子の謎を通して描かれます。彼女はこの高校最後の歩行祭である賭けをします。

それは同級生の西脇融に関すること。貴子と融の関係とは何か?彼女はその賭けで何を得ていくのか?

またアメリカへ行ってしまった親友の謎も途中で絡んできます。


同級生たちがたくさん出てきますが、結構みんな優秀で、性格もいいんですよね。

そこが出来すぎているといえば、そうなんですが。

こんな友達が学生時代にいたら素敵だろうな、と思わせてくれる作品です。


映画はどうなのか分かりませんが、読後は、清々しい気持ちになれるんじゃないかな?





薄い薄い水色に


白い月が浮かんでる



弧を描いた細い三日月が


西方の


太陽を追いかけて


暖色のヴェールをまとった空へと


背をちょっと傾ける



風にのって


淡い雲たちが


空をかすめる



蝉の声響き渡るなか


秋の虫の音が重なりつつ


季節の移り変わりを


想う



2006年


夏の終わりに