たくさんのご来場誠にありがとうございました。
桑野晃輔くん。
中村龍介くん。
秋谷屋敷で過ごした日々は有意義で、何か得体の知れない、されど心地よい空気をもたらしてくれました。
芝居は観客が入って初めて完成する。
今回感じた空気感は、まるで会場全体が大きなうねりとなり、それが総て秋谷屋敷に集約し静かに収まっているような。凝縮された濃密な空気を吸うことが出来ました。
そのような舞台に立てたことを幸せに感じます。
今回意識していたのは『境界』。
人と妖
母と女
愛と恋
夢と現
生と無
そして読み師と菖蒲。
それらの狭間に存在し、留まることなく漂い続ける。
その上でなんとも心地よい空間でした。
そして初めての経験、マルチキャスティング。
毎日その空気の動かし方が違うと言うのですから、それはそれは難しく面白く。
【明】
桑野晃輔くん。
総て受け止めてあげたいと。
包み込んであげたいと。
【悪左衛門】
中村龍介くん。
同志としてそこに在り。
【妖】
ほうっておけず。
自由に遊ばせ。
【小次郎法師】
斉藤洋介さん。松田洋治さん。
全幅の信頼を寄せて。
【奏で師】
橋本啓一さん。
その音色に総てを委ね、生きました。
日毎変わる音色に乗せる手鞠歌は菖蒲の想いを引き出して下さり、毎日が新鮮で素晴らしい時間を過ごすことが出来ました。
そして…
【具現師】
彼ら無くして極上文學は語れない。
読み師の言葉を大切にして下さり、最大限のパフォーマンスを魅せてくれた。一人一人が信頼に足るお人柄で、彼らを信じて読む事が出来ました。
長くなりましたが、最後までお付き合いありがとうございます。
とにかく極上の時間だった‼︎