2016年も残り僅か。
特に12月は師走というだけあって、本当にあっという間でした。
今年は、個人的には喜怒哀楽の激しい一年でなんだか疲れる年でした(^_^;)
ですが、先日私が高校生の頃から師事している牧阿佐美先生がお忙しい中、私の為にお話しする時間を作って下さり、気持ちを前向きに持ち直すことができました。
先生は、私が何も言わなくても、時々心の中まで見通されているかのような言葉を掛けられ驚いてしまいます。
それだけ「見える」方なので、先生の前では一切の“誤魔化し”がききません。
先生のレッスンを初めて受けたのは高校1年生でAMスチューデンツのオーディションに合格した時でしたが、最初はその張りつめた空気と緊張感、他のレッスンとは桁違いの集中力を必要とされるスピードのクラスに毎回胃が縮むような思いがしていました。
実際、オーディションに合格しても入って半年も経たずに辞めてしまう人も少なくなく、私と一緒に入った同期も間もなく減ってしまいました。
先生の「視界」に入れてもらえるようになり、名前も憶えてもらえるようになると、厳しさの中でも少しずつ楽しさを感じられるようになりました。いつも、ニュートラルな視点で的確なアドバイスを下さる先生のレッスンはいつしか私の一番好きなクラスになっていました。
先生のレッスンを受けられるだけでも、とても恵まれている訳ですが、今年このタイミングで、気に掛けていただき色々お話する機会を得られたというのは本当に有難い時間でした。
バレエ界において、大変素晴らしいキャリアをお持ちの先生ですが、今も尚、様々な文化人の方々と交流し学び続ける姿勢には驚嘆せざるを得ません。
人として、芸術家として、これからどう日々を過ごし生きていくか、先生のお話には考えさせられることがたくさんありました。
ただ、その中でお話を聞いていて私は生き方は決して器用ではないけれど、今までやってきた事は間違っていなかったのだという確信も得ました。これからも不器用なりに、まっすぐに自分に恥じない生き方を貫こうと思います。
今回はこの感謝の気持ちを忘れないよう、2017年への決意も込めてブログに記すことにしました。私もこれからも日々学び続け、広く見える“眼”を養い、一つの道を歩んでいきたいと思います。
長くなりましたが、読んで下さった皆さまありがとうございます。
感謝。
皆さま、良いお年をお迎えください
美由起