昨日23時 母が咽頭癌で 逝きました。
わたしと母は それほど仲良くはありませんが
最後 もう目も開けられない 意識もなく 呼吸もひきつけのような状態の母の手を握りながら
「ろくでもない人生だけど 生きてて良かったと思ってる。 産んでくれてありがとう」
とだけ 言えました。
父はもう28年前に 自分の意志で病院で首を吊り ずいぶん前に居なくなりましたが
未だに棺の中の父の顔色 肌の感触はハッキリ覚えています。
夕暮れの寂しい病室の窓から外を見ながら
母の肩に右手を当てて 左手で温度の下がった母の手を握りながら
話しかけたあの時間を 一生 忘れられないでしょう。