京都の養鶏会社で働く料理人 水野のブログ

京都の養鶏会社で働く料理人 水野のブログ

京都、亀岡に流れる七谷川のそばに、うちの養鶏場はあります。
元気に走り回っているその鶏は「七谷地鶏」
無薬の飼料で大切にのびのび育っています。
そんな、「七谷地鶏」をたくさんの方々にお届けするのが私のお仕事です。

Amebaでブログを始めよう!

「ななたに」がオープンして一か月がたちました。


慣れてきたような、

まだ、とまどっているような、

へんな感じです(笑)


それでも、

来ていただいてるお客さんには、

楽しんでいただきたく、

努力の日々です。


まだまだですが。。。。



最近、こんなメニューやってるんで

書いてみたいと思います。



ななたにのおすすめ!コース料理


・おつきだし

「鶏のコンソメジュレとじゃがいものクリーム」

じっくり煮込んだお出汁をきれいに澄ましました。

鶏のコラーゲンがたっぷり出て、ぷるんぷるんです。

ちょっと暑くなってきたので、さらっとはじめてもらいます。


・前菜盛り合わせ

「鶏のたたき風」       オリーブオイルで一気に焼きます。

                 フランス産ゲランドの塩と有機のオリーブオイルで。

「スモークチキンと

 新玉ねぎのキッシュ」   ベーコンのかわりにスモークチキンがええ感じ

「レバーペースト」      なんとなく作ってみた。なかなかうまい。

「砂ズリのコンフィ」     こりっとおいしい。

「野菜のマリネ」       最近はレンコンがお気に入り。


・サラダ

「8種類の野菜を食べるサラダ」

今日はレタス、サニーレタス、わさび菜、水菜、からし水菜、キクナ、ルッコラ、

ラディッシュ、にんじん、トマト、黄トマト、さつまいも。。。。8種類以上やん。。。


・主菜

「七谷地鶏のローストチキン」

「鶏のハンバーグ、柚子こしょうのクリームソース」

「鶏もも肉の皮ぱりぱり焼き」

「鶏ムネ肉のバターで焼き上げるカツレツ」


・温野菜

「鶏98%ソーセージと焼き野菜」   

地味に配合をかえながら試行錯誤してます。


・デザート

「七谷たまごのプリン」

火入れを注意すると、何とも美味しくなるね。



このゴールデンウイークが過ぎて、少し待つと

夏野菜が始まりだすでしょうから、

またいろいろ変えていきますね。


あと、

一品料理もじわじわ増やしてますし、

ランチも近々はじめます。


よろしくお願いします。




さぁ、明日はソーセージ仕込むか!


                

ひさしぶりにブログ書きます。
っていうか、やっと書けます。(汗)


「ななたに」ですが、
3月末に何となく営業が始まりました。

ほんとにたくさんの方々のおかげでオープンしました。
ありがとうございます。

「ななたに」ってお店は、
ウチの「七谷地鶏」を使って西洋料理の調理法で
鶏を味わっていただくお店なんですよ。

とくにおすすめは「ローストチキン」
丸のままオーブンでじっくり焼き上げます。


$京都の養鶏会社で働く料理人 水野のブログ


今日は、この「ローストチキン」の作り方についてお話しますね。

まず、用意しなきゃいけないのが「鶏」

京都市の北、亀岡に流れる七谷川の近くにある
ウチの養鶏場に「七谷地鶏」は走り回ってます。

120日たってうま味が増したこの鶏を
花園にある本店で処理します。

でもですね、
朝引きのウチの鶏は身が活ってます。
焼くと硬いんですよ。

ですから、2~3日熟成させます。

そのほうが、うま味もより増すんですよね!


これで、「鶏」の準備ができました。

さぁ、焼きますか!

と、言いたいとこですが、
必ず、焼く前日に塩をします。
塩は、出来ればミネラル分が多い塩。

こんだけ味付けしたいなぁと思ってる80%くらいを塩します。

一晩かけてじわっとしみ入り、
余分な水分が抜けます。

これで、きれいな焼き色がつきやすくなるんですよ。


その鶏をタコ糸で縛って整形し、
まずはフライパンでもも肉の面から焼き始めます。
右もも、左もも、順番に。

なんでかと、申しますと、
胸肉よりもも肉のほうが火が通りにくいんですよね。

だから、もも肉から。


しっかり色付けば、胸肉も少し焼いて
強火のオーブンに。

最近は250℃くらいかなぁ。
一気に焼きます。

時折オーブンから出して
底に溜ってる油をかけて、保湿します。
オーブンは乾きやすいんでね。

8割くらい火が通ればオーブンから出して温かい場所で保温します。

じんわり熱を加えるんです。

これで、準備ができました。

あとは注文を待ちます。


オーダーが入れば、
表面をもう一度焼いて、香ばしさを出し、
完成!

食べやすいように切り分けます。

胸肉はしっとりやわらかく、
もも肉はぷりっとするのが理想。

いつも、ぎりぎりのラインで加熱してます。
必要以上に加熱すると、おいしい肉汁が溢れ出ちゃうんですよ~。

包丁を入れた瞬間。
なにも出で来なければ
「よしっ!!」って。


といっても、
もっと研究してもっと美味しく焼きたいっすね。

よろしくお願いします。



「ななたに」オープンまで7日


昨日はおつきあいのある酒屋さんに連れられ
伏見の「北川本家」さんに行ってきました。
$京都の養鶏会社で働く料理人 水野のブログ

こちらで有名なお酒と言えば「富翁」

私が小さい頃、お店の看板に書いてあるのを見かけました。
なんにもわかっていない私は、「このお店、富翁っていうんや」
なんて勘違いしてたのを思い出します。


そんな歴史ある立派な酒蔵での見学。
わくわくしないわけがないでしょ!


昨日は、杜氏さんに案内していただき、
お話を伺いました。
$京都の養鶏会社で働く料理人 水野のブログ


とてもまじめそーな杜氏さんで、
丁寧に説明してくださいました。

私が大好きな試飲の時も、こちらの顔を伺いながら、
「感想を」って不安そうな表情で聞いてこられるんです。

あー、職人さんやなぁって感じましたね~。


「ななたに」でも、
お客さんに対して誠実にお料理できるよう、気を引き締めてがんばります!

あともう少し!