『ダダダ大丈夫なんかい~こんなん詞を歌って~』と何故かドギマギした今も忘れられない青春の1曲。



【ノヴェラ(Novela)】

関西出身の日本のプログレッシブ・ロックバンド。変拍子はあるが、ハードロックの要素が強い。

むさぐるしい長髪とジャラジャラ鋲、リストバンドをつけるものとされていたハードロック及びヘヴィメタ時代、華麗な服装と品のある(?)お化粧を世にだした元祖ヴィジュアル系。

コレでもかというくらいのハイトーン・ヴォーカル、タイプの違う2人のギタリスト、自由自在にリズムを操るベース&ドラムス、そして敏郎の懐の深いキーボード。劇を観ているような錯覚に陥る。






高校入学して間もない頃、ひょんなことからノヴェラのコピバンをすることになった。


ノヴェラ?


なにそれはてな5!


…試聴…


へぇ~プログレか~

ウォォォォォ恋の矢カッコいいキーボードぺこ

アクマアクマアクマアクマアクマ

僕の頭には悪魔が住んでる
生まれて一度も
こんなゆかいな奴は見たこともないさ
笑いとばして終わりにする

みんな気付かない 思いもよらない
ことばかりやろう
僕のほんの少し狂った頭で
歴史を止めることもできる

この小さなボタンを押してやれば
世界中は大騒ぎ
あちらこちらに飛びまわってながめよう
アハハーッ もう止まらない

みんな気付かない 思いもよらない
ことばかりやろう
僕のほんの少し狂った頭で
歴史を止めることもできる

この小さなボタンを押してやれば
世界中は大騒ぎ
あちらこちらに飛びまわってながめよう
アハハーッ もう止まらない


…ルナティック Lunatic…

アクマアクマアクマアクマアクマ



えっっっっっ焦なんだ?この歌詞。面白いポッ


弾くラブ



それまでもアチコチでバンドを掛け持ちをしていたが、愛や恋、喧嘩、挫折と希望…みたいな、なんとも私の触角がピクピクこない詞。

『キラキラきらみんなで一緒に頑張ろう!』『俺についてこーい!!いえ~いクラッカー』的な歌詞なんか聞くと、

『みんなも大切だけど、一人一人の底上げだろうむっ俺についてこーい!て、プップッ何様ぷっどれもコレも、青いんだよ~青いアクマ私に刺激をくれ~』と、お腹の減った野良猫状態。

野良猫自体青いのに、何を思ってイチイチ突っぱねてたんだか顔に縦線2
あれが青春なのねかお

一気に食事にありついた野良猫は、【ノヴェラ】の美しく怪しい世界にのめり込み、敏郎のキーボードをコピーしまくった。

素晴らしいと感じるものは、ひたすらコピーする。コピーして、しまくるうちにナニかがハジケる・・・その瞬間、自分の中で違うものが目覚める。自分を目覚めさせる為に・・・誰のためでもなく、自分の為に。

しかし、こうして文字にすると、なんともすざましい詞・・・やり場のない我欲を、胸に潜めながら平々凡々に生きるが、カリスマ(←死語だよ~笑)になりたいという欲望を美しい楽曲にするこのセンスは、中々お目にかからない。

古猫になった今も、野良猫時代の気持ちは忘れたくないクロネコちゃん

自分自身の底上げなのだ~ラブ




気の向くままに、音を紡ぐバラ